前回は、成績表と録音データに向き合った、地味な日々の話を書きました。今回は、そこから生まれたCourseVALU初めての学生イベントの話です。
2023年10月の話です。
▶ 松本の記事:初めての学生イベント(富士通・ニトリ・DIC)
https://www.wantedly.com/companies/coursevalu/post_articles/1069554
成績表で、面接に挑む
イベントのテーマは「大学の成績表を活用した面接対策」でした。一緒に開催したのは、株式会社履修データセンターさんです。代表の辻太一朗さんは、大手企業が採用で大学の成績を見る仕組みを長年つくってこられた方で、松本が辻さんの著書に感銘を受けて連絡したことから、ご縁が生まれました。
当日は、富士通、ニトリ、DIC、リンクアンドモチベーションといった企業の人事トップの方々に来ていただきました。
人事部長に、成績表でアピールする
プログラムの中には、少し攻めた企画もありました。学生が自分の成績表をもとに、「自分の強みはここです」と人事部長に直接アピールしてみる。大学生の本分はやっぱり学ぶことだよね、という当たり前の話を、企業の人事のトップと学生が同じ場で交わす。いま振り返っても、ずいぶん大胆なことをしたなと思います。
30人が、集まらない
いちばん大変だったのは、学生を集めることでした。目標は30人。ところが、告知を出しただけでは思うように集まりません。そこで僕たちは、大学の前に立って、自分たちでビラを配りました。素通りされるのが当たり前の中で、一枚ずつ手渡していく。今振り返ると、地上戦で大変ですが、最も打率が高く効果的なやり方でなつかしき良き思い出です。この時から様々な集客方法やマーケティングの考え方が身についてきた実感があります。
当時のメンバー
イベントの最後に、初めて集合写真を撮りました。並んでみて驚いたのは、手伝ってくれた人の多さです。インターン生も含めて、こんなにたくさんの人が関わってくれていたんだ、と。その後、新卒で大企業に入った人もいれば、夢を追って別の道に進んだ人もいます。そして、2026年10月、元インターン生であり、松本・川原のゼミの後輩である吉村が再ジョインしてくれました。それぞれ違う場所にいますが、いまでも仲がいい、本当に素敵な創業メンバーでした。あのイベントは、株式会社CourseVALUとしての最初の記録になりました。
ビラ配りから、いまへ
規模で言えば、本当に小さなイベントでした。それでも、このとき来てくださった富士通さんとは、いまではPOP UP CAMPUSを中心に一緒に大きな取り組みをさせていただく関係になっています。
いまCourseVALUでは、企業と一緒に大学生向けのプログラムをつくり、毎回多くの学生に参加してもらえるようになりました。それでも集客の大変さは、あの日から変わっていません。だからこそ、一人の学生に届けるために何をするかを、いまも本気で考えています。
インターン生には、イベントの企画や集客、当日の運営まで、学生ならではの視点で関わってもらっています。次回は、少し苦い話を書きます。お金が尽きかけた時期を、僕は隣で見ていました。