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兼務で見えた新しい世界 Cookpad Designer Interview #01 うぇい×にいづま

クックパッドのデザイナーってどんなことしてるの?どんな人がいるの?をインタビュー形式で紐解いていくシリーズ✨第1弾です。

まずは自己紹介から

うぇい:やさしい釣り事業部のデザイナーのうぇいです。UIデザインを中心に事業部のデザイン全般を担当しています。やさしい釣り事業部は2020年に子会社を吸収合併してできた事業部で、釣りをやさしくするためにいろんなことをやっているチームです。




にいづま:買物サービス開発部のデザイナーのにいづまです。クックパッドには2015年に入社し、子会社出向や育休なども経て、現在は買物サービス開発部でサービスデザイングループのグループリーダーをしながらデザイナーをしています。サービス開発以外には、クックパッドのデザイナーの魅力をお伝えすべく、今回のようなnoteを書いています!

さて、早速ですがうぇいさんがクックパッドに入社したのはいつですか?

うぇい:私のいた福岡の会社が2020年10月にクックパッドに吸収合併されたので、完全にクックパッドメンバーになったのは2年くらい前です。ただ、それ以前に子会社化したタイミングで当時の社長・現執行役員の渡部(カズワタベ)さんが「せっかくだからクックパッドのデザイナーと話をしなよ」と言ってクックパッドメンバーと接点を作ってくれました。そこで当時のデザイナー統括の方と話をして「デザイナーが集まって知見共有するデザイン会を毎週やってるし、今度デザイン合宿もあるから参加しなよ!」と誘ってくれたことをきっかけに他のデザイナーとの接点が出来ました。

にいづま:そうだったんですね。子会社の時と吸収合併後でなにか違いはありましたか?

うぇい:はい、違いますね。言葉を選ばずに言うと、本社にいる人たちの時間を奪いやすくなりました(笑)。以前から相談はしやすかったのですが、事業理解とかも含めて0から伝えなきゃいけないとなると、聞いてくれるお相手の時間も手間もかかるので遠慮していました。もっと継続的に相談できるといいけど、子会社ということを勝手に気にしていたこともあると思います。

それが完全に合体したあとは、色々な仕組みがあったおかげで、こちらからアクションを起こしやすく、相談も助けも求めやすくなりました。
デザイナーの師匠(師匠制度について)がついたり、定期的なデザイン会で自分が発信する場が得られたことは大きかったなと思います。クックパッド独自の情報共有システム“Groupad”もたくさん書いて、デザイナー以外のメンバーにもやさしい釣り事業部のことを知ってもらえる機会を増やせました。みんな気軽にリアクションをくれたり声をかけてくれるので、とても発信がしやすくて嬉しいです(笑)



領域の異なる2つの事業部で、兼務してみて気づいたこと・・・

にいづま:うぇいさんは「やさしい釣り事業部」のひとりデザイナーをしながら、今年からはクックパッドで買い物から料理までを楽にできるようなサービスをつくる「買物サービス開発部」でもデザイナーとして兼務をされています。この兼務は実はうぇいさんと私の雑談から生まれて、実現までは半月くらいのスピード感でスムーズに話が進んでいきましたよね。

兼務をはじめてから、レシピサービスを作っているデザイナーの共有会に参加して施策を具体的に知ったりとか、買い物機能をつくっていく中でサービスのことを理解するとか、そういう経験をしてなにか心境の変化はありますか?

うぇい:クックパッドとして、料理の作り手の人たちをすごく尊敬していて大事にしているというのは理解はしていたんですけど、現場レベルでも浸透してみんな同じ方向を向いているんだなという点ですごく感動したのを覚えています。
クックパッドのメインサービスに関わるデザイナーの横断共有会や、師匠との1on1でお話を聞いているときに感じましたね。もちろんそれはデザイナーだけではなく、メンバーみんながそう考えているということも、Groupadやいろんなミーティングを経て感じ取れました。楽しんでいるイメージが自然と湧いてくるとか、自分が楽しいと思えるものを自信を持って作っている感じもすごくいいなと思いましたし、端々からサービスへの熱を感じています。

にいづま:良いですね〜。具体的に「サービスへの熱」を感じたきっかけはありますか?

うぇい:例えば、クックパッドからみなさんに向けてレシピ提案するときには、みんなが持っているとは限らない「ブレンダー」や「オーブン」などの調理器具を使わなくてもできるレシピをメインにご紹介することで、なるべく誰でも作れる機会を提供するみたいな・・・コンテンツ制作ルールひとつとっても、ユーザー視点で考える優しさを感じました。

にいづま:私も、はじめてコンテンツ制作した時にいろいろなルールを教えてもらったのですが「自分の大好きなクックパッドというサービスは、こうやってたくさんの人達のやさしい気持ちで守られて成長していたんだ!」と感動しました。

ちょっと話が変わりますが、買物サービス開発での経験が、やさしい釣り事業部のほうに活かされている実感はありますか?

うぇい:はい。例えば、やったことに対してKPTを細かくやって次に活かしていきましょうねとか、あとはチーム全体がみんなオーナーシップを持って、ちゃんと言語化できるようになろう!など本当にたくさんあります。

リリース前チェックの方法とか、すぐに真似できるところはやさしい釣り事業部のほうに輸入してたりします。あとはユーザーインタビュー用のスクリプトもすごく参考になるし、定例会資料とかを読むとサービスが理解できて面白いので、それをシュッと情報が必要そうなチームメンバーに横流ししたりしてます(笑)

にいづま:社内での資料の横流し、いいですね(笑)クックパッドって基本的に全社員が資料にアクセスできるオープンな会社ですけど、そもそも全社向けに作っているわけではない資料などは表に出てきにくいので見つけたら気軽にシェア!は良さそうですね。

うぇい:めっちゃ好評です!あと他には、今回私が関わっている買い物体験のプロジェクトでは、まずはふわふわしたアイデアをいろいろ集めてユーザーインタビューや定量調査などをつかいながら、こちらのほうがよさそうだみたいな感じで仮説検証しながら決めていったのですが、これは初めての経験でした。

にいづま:プロジェクトのはじめは「これはあくまで仮説だから、いくらでも形が変わる可能性がある」と明言して始まりますよね。

うぇい:ですね。これは絶対に正しいとは言いきれないというのを各種仮説として持った上で、そこから検証を通してどんどんクリアになっていったり、この案はもう切り捨てたほうがいいねとかスピーディーに進むのがすごいです。そんな中でも数字に振り回されすぎず、感情的なところも大切にしていたりする過程に触れると、新しい発見もありサービスをつくっているという実感もすごく得られて、とても楽しいです。

にいづまさんは日頃体験して蓄積したものの中から、「これはどう?」とか、「今まではこんなことをやっていたよ!」みたいな、いろいろな材料を持ってきてテーブルに並べて、みんなで議論してやっていくみたいな。メンバーがそれぞれの経験だったり、職域をフルに活用してやっていく場も、チームでつくることのよさとか、自分が専門性を磨くよさが改めて実感できてよかったですし、そういう動き方ができるように真似ています!

にいづま:ちなみに、いまうぇいさんは買物サービス開発部が6割、やさしい釣り事業部が4割ぐらいで兼務デザイナーをしてもらっていますが、どんな感じですか?

うぇい:週単位で考えると、5日のうち3日は買い物で2日はやさしい釣りだと思うんですが、きっちり分けて働いているわけではなく、最初の方は結構ゆるくリソースを管理していました。この働き方ができたのも、事業部として仕組みを整備するにあたってデザイナーのリソースが少し宙に浮いたタイミングだったからこそ、実現出来た部分はあると思っています。感覚とノリでやっているので、あまり参考にできることは言えないかも・・・(笑)

5月に入って仕組みも整い、やさしい釣りの業務も増えてきた今は、事業部としてやるべきことを優先して予定に先入れしたりして時間を確保するようにはしています。・・・が、正直どっちもフルでやるとちょこちょこ追いつかなくなってきたタスクもあるので、踏ん張りどころかなとも思ってます。



(最近アップデートしたツリバカメラ。新機能「チェックイン」で、釣り場記録がカンタンにできるようになりました!)

成果を出すために動いてみたから見つけた、新しいデザイン

にいづま:うぇいさんは、新しい買い物体験を作っていく為のプロジェクトにデザイナーとしてアサインされ、今現在も引き続きユーザーインタビューなどをやっていますよね。そのプロジェクトの中で、実際の店舗にはあるが実はウェブサービスでは登場していないような概念をUIに落とし込む発明をして盛り上がったのが記憶に新しいです(笑)

うぇい:はい!兼務を開始した直後は、「私は一緒に流れに乗って、やってほしいと言われたことをやっているだけで貢献できていないのではないか」という不安もすごくあったんです。その中で、もっと自分の考え方とか動き方を変えないとダメだと思ってトライしたことが、想像以上にメンバーの反応が良くて正直びっくりしました。

にいづま:今まではやっていなかったけれどもトライしてみたことというのは、どんなことですか?

うぇい:今までは、新しい体験とか画面設計を考えるときに、Webサービスとかアプリとか、ネット上にあるものをいろいろ見がちだったんですけれど、ふと「そこから得られないということは、そこには何もないのでは?」と思ったんです。それで、買物サービスつくってるんだからスーパーを参考にすべきだと思って、業務の途中で離席して近くのスーパーを巡りました。色んなスーパーのいろいろなコーナーを回り、自分の行動を俯瞰しながら。「意外と自分は買い物のときにこういうところを見ているんだな」「今感情が揺れたな、なんでだろう」とか、いろいろな気付きをUIに落とし込んだんです。

にいづま:既存の体験を改めてトレースしてみて、自分が今何を見ているかとか、どういうふうに感じているかみたいなことを言語化していったら、すごく良いメタファーを見つけて、ネット上にはあまり見たことのないUIを発明した、という感じでしょうか。

うぇい:そうですね。意外と表現一つでいいのかもしれないと思って作ってみたら、それを見て部長がすごく目をキラキラさせていたので、「なるほど、これでよかったな」と思えました。

にいづま:わかる!自分がデザインしたものをプレゼンして、相手がハッ!(キラキラ)となるときがあるじゃないですか。あの瞬間、めっちゃ楽しくないですか?(笑)

うぇい:楽しいです。でもその経験が買物サービス開発部で初めてすぎて、夢か現実か、区別がつかなかったですね。プロジェクトに関わる中で部長から「ユーザーさんとのコミュニケーションの取り方は大事だし、大事にしていきたいですよね」という話をしてもらっていました。それもあって「いろいろな設計ができそう。もっとコミュニケーションよくできるかもしれない」と思って、あとからじわじわ効いてきましたね。とても楽しいです。

にいづま:私としても、うぇいさんのデザインの捉え方がアップデートされた印象を持ちました。数ヶ月間、もがいているのを見ていたので殻を破って出てきた感じがしてすごくうれしかったです。いまある体験からヒントを探してUIに落とし込むというのは、言葉ではよくいわれるようなことなんですけれども、想像とやってみるのでは全然違いますからね。

デザイナー同士のチャレンジで生まれる、相乗効果も!

うぇい:聞くの少し怖いんですが、にいづまさん目線で「兼務をするとこんな感じになるかな」とか、当初想定していたことや期待と現実のギャップはありましたか?

にいづま:ギャップはそんなにないんですけれど、あるとしたら、思っていたよりもコミットしてくれてありがたいなということですね。兼務の場合、時間配分とか、脳の切り替えとかが大変だと思うんです。私も一昨年まで兼務デザイナーやっていたからすごく実感しているんですが、6対4の割合といっても、あわせて10じゃなくて15くらい働いている感覚になるじゃないですか。すごく大変だろうなと思いつつ、投げ出さずにやってくれているし、ありがたいなと思っています。
あとは、デザイナーがもう一人いてくれるという安心感はすごくあります。お互いにレビューし合ったりとか、デザイナー同士で発散できるのがすごく楽しいんですよね。

うぇい:楽しいですね。私も普段は一人デザイナーだからわかります。

にいづま:話している中で生まれたアイデアとかもあるし、自分の仕事の進め方にもすごくいい影響がありますね。あと、うぇいさんは、言語化するのがめちゃくちゃうまいんですよ。私が3行くらいしかメモしていないミーティングで、うぇいさんは30行くらいきちんと整理して言語化している、みたいな。同じことを聞いたはずなのに、とても丁寧にわかりやすくまとまっていて、すごく勉強になっています。(あと日報がコラムみたいで面白い)

私は「ああ、OKです。わかりました!とりあえずやってみます。」(走りながら考える)みたいなタイプなんですよ。だから、個人的には2人はすごくバランスがいい気がしています。うぇいさんは、じっくり考えて自分で納得しないと動き出せないわけでもないし、全然理解できていないけど勢いで突っ走って事故るタイプでもなくて、その中間という印象でとても安心感があります。

うぇい:そう言っていただけてうれしいです。

にいづま:でも兼務でお願いしている以上、いつか戻っていってしまうんだろうなという寂しさを常に抱えながら、働いてます(笑)

そうはいっても、まだまだ今後の活躍も期待していますよ!最近はデザイン提案が一皮剥けた感があるのも、やり続けていって理解が深まっていくことで発想が広がるというか、1個上の目線での提案になることがあるんですよね。それを多分、実感しているんじゃないかな〜と思っています。

うぇい:めちゃくちゃ実感していますね。一歩ずつ、一歩ずつ階段を上っていって、景色がどんどん変わっていっている感じがします。

にいづま:いいですね。短期間でちゃんとそれが実感できるのはすごくいいことですし、私としても兼務でお借りしている以上、偉そうな言い方をすると、ちゃんと成長させないと、と思っていたんです。お借りしている以上、「うぇいさん、買物サービス開発部に行ってめっちゃ成長して帰ってきたね」って言われないとまずいと思っていたので。

うぇい:私としても、ちゃんと成果を出さねばと思ってました。学校みたいな感じで学ばせてもらって終わりになったら申し訳ないなと。

にいづま:それが一番、双方ガッカリですよね。

うぇい:そうですね。クックパッド内のほかのデザイナーが、兼務したいという話になっても、「あまりいい影響がなかったからなぁ」と後ろ向きになっちゃうかもしれないですし、いい事例としても残したいなというのがスタート時からありました。

にいづま:今のところは、めちゃくちゃいい事例として広まっています。

うぇい:ああ・・・よかったです・・・!

にいづま:デザイナー統括からも、「スキルアップのいい機会になっているね」といってもらえています。引き続きよろしくお願いします。

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