ユーザビリティエンジニアリング(第2版) ―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―
Amazonで樽本徹也の{ProductTitle}。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KV84VXS
コネヒト開発部メンバーにテーマにそったオススメ本を紹介してもらう【コネヒト図書館】をスタートすることにしました!
4月は新入社員が入社してくる季節ということで、メンバーの新人時代に読んでよかったと思うオススメ本をアンケート。
サーバーサイド、アプリ開発、インフラ、フロントエンドとそれぞれのメンバーに1冊、理由とあわせて紹介してもらいました。
新卒ではサーバーサイドエンジニアとして入社したのですが、当時黎明期だったUXデザインにも片手間で取り組んでいました。その際によく参考にした書籍のひとつが「ユーザビリティエンジニアリング」です。Webサービス/アプリの開発に活用しやすい「仮説ペルソナ」や、ユーザーの調査に欠かせないインタビューの設計について言及されており、UXデザインの導入にもってこいな1冊だと思っています。
新卒入社後、はじめての仕事でAPIを作ることになった際に、先輩からオススメされた本です。Web APIについて体系的にまとまっていて、且つ読みやすかったです。おかげでエンドポイント設計に根拠を持って取り組むことができました。私はiOSアプリ開発をすることが多いですが、Web API側の設計に対する理解があることで、APIクライアントの開発や、サーバーサイドエンジニアとのコミュニケーションなど役立つ場面が多いです。ネイティブアプリエンジニアにとっても無駄にならない知識を得ることができると思います。
Kotlinを使ったことがあり、さらにKotlinでデータ構造やアルゴリズムを学びたい方向けにおすすめの本です。この本ではデータ操作やグラフ分析の問題を簡単かつ効率的に学ぶことができます。基本的なデータ構造である、Array list、Linked list、Ring buffer、Double stackなどを実装しながらそれぞれの構造を比較することで違いを理解できるようになります。その後、グラフやグラフアルゴリズムを使用していくつかの例題を解決することでグラフ分析を体系的に学習できます。
ウェブ系に転身してはじめの方に読んで大きな影響を受けた本です。ウェブを運用していくのに必要な考え方や知識が、具体例を随所に織り交ぜながら読みやすい形で書かれています。経験しないと中々わからない様々なケースに対応出来るノウハウが惜しみなく書かれているので、一通り読んでおくことでウェブサービスを提供する上で身につけるべき基礎や考え方を身につけることが出来ると思います。テーマが多岐に渡っており、読むたびにインサイトを得られるので私自身も今でもたまに読み返したりしています。
Web開発に携わってしばらくしてから出会った本です。当時なんとなくで使っていたWebを体系的に理解する上で非常に役立った本でした。Webエンジニアとして必ず使うWeb技術の基礎部分を十分理解しておくと、Webフレームワークやサーバーで何が起こっているのか分かり、開発や障害時にも役立ったと思います。2010年発売のため、例えばHTTP3など新しい技術の記述はないですが、Webの基礎的な概念や考え方は当時とほぼ変わっておらず、今も十分に有用な本だと思います。
新入社員の方やこれから新しい技術に領域を広げて挑戦をしようと思っている方の参考になれば幸いです。