こんにちは、自費研株式会社の採用担当です。
皆さんは自費診療に、どのようなイメージをお持ちでしょうか?美容医療や歯科治療を思い浮かべるかもしれません。一方で、自費診療という領域は十分に知られておらず、医療従事者にも正しく認識されていない部分があります。
患者さんの選択肢になるにも関わらず、情報が届いていない。
その状態に違和感を持ち、「このままではいけない」という思いから、この領域に向き合っています。
今回は、自社で事業現場を担う王さんに、自費診療という領域に取り組む理由や課題、そして仕事の面白さについてインタビューしました。
■今回インタビューした王さんの プロフィール
王 思佳(おう しか)
自費研株式会社 取締役/事業推進を担当
新卒で、飲食業界向けのBtoBプラットフォーム企業にて営業を経験。その後、広告業界でコンサル業務に従事し、複数業界のマーケティングや事業構造を学ぶ。新規事業推進に携わり、0→1および1→10のフェーズを経験。
現在は自費研株式会社にて、自費診療領域における事業推進を担っています。
「そもそも知られていない」ことが課題だった
― まず、自社が自費診療という領域に取り組む背景を教えてください。
王:本来であれば、医療に関する情報は広く共有されるべきものだと思っていますが、自費診療に関しては、まだそうなっていません。
こうした課題に向き合う中で、自費診療という領域に取り組んでいます。
― 王さん自身は、自費診療の領域に向き合う中で、どのあたりに課題や違和感がありますか?
王:情報がなさすぎて、選択肢として存在しないことです。
日本では保険診療が当たり前なので、自費診療の詳細はあまり知られていません。
実際に、医療従事者であっても知らない。もしくは、知っていても扱い方が分からないケースも多いです。
本来、保険診療と自費診療を選ぶのは患者さんなので、情報をしっかり届けて、選べる状態にする必要があります。
保険診療が主に治療を目的とした医療である一方で、自費診療は予防やQOL向上など、より幅広い価値を提供できる領域です。それなのに「自費診療」の選択肢がないことに違和感があります。
実は幅広い自費診療の世界
― 自費診療に美容や歯科のイメージを持つ方も多いと思うのですが、どのようなものがあるのか、改めて教えてください。
王:たとえば、皮膚科で扱う医療専売のコスメやサプリメントも自費診療です。一般のものよりも高濃度で、医師が判断して処方するものですね。
内科でも、体の機能を維持・改善するサプリメントなどは自費です。整形外科ではボトックスや再生医療がありますし、婦人科でも乳房再建が該当します。
ただし、日本は混合診療が禁止されているので、同じ施設で保険と自費を同時に扱うのが難しいという問題があります。そのため、実際の現場では運用を分けるなどの工夫が必要です。
本来あるはずの医療に、正面から向き合うために
― 自費診療の情報が十分に届いていない課題に対して、どのように向き合っているのでしょうか?
王:私たちは、医療従事者向けのプラットフォームをつくっています。単なる情報発信ではなく、メディア・イベント・マーケティング支援を組み合わせながら、医療機関の意思決定と行動を変えるための“接点設計”を行っています。
まずは医療従事者に正しい情報を届けることで、医療従事者から患者さんに情報が届く。
患者さんに情報が届くことで、自費診療の選択肢を増やせるという考えです。
医師が知らなければ、患者さんに「選択の機会」を提供できないので、まずはそこからだと考えています。
― 現在の事業フェーズについて教えてください。
王:これまで、美容医療を中心に事業を展開する中で、自費診療に関する情報の届け方は見えてきました。
今はそのやり方を、内科や皮膚科など、他の領域にも展開する段階です。課題もはっきりしていて、情報自体はある程度揃っています。ただし、それを整理して形にし、届けていく人が足りない状態です。
「食材はあるけれど、調理する人が不足している」状況ですね。
つまり、何を届けるべきかは見えているものの、それを“構造として機能させる段階”にまだ至っていない状態です。
正解がない領域で、価値をつくる面白さ
― この仕事の面白さはどのような点にありますか?
王:正解がない中で、自分の考えがそのまま価値になることです。自費診療の領域自体がまだ確立されていないため、考え続ける必要があります。その分、自分の判断や工夫がそのまま価値につながる可能性があります。
また、患者さん目線と事業目線の両方で考えられることや、現場で新しい発見があることも面白さの一つです。
― どのような方が自社の環境に合うと思いますか?
王:チャレンジ精神と柔軟性、あとは忍耐力がある方ですね。
正解がない中で試行錯誤する必要がありますし、医療機関との関係構築にも時間がかかります。すぐに結果が出る仕事ではないので、粘り強く取り組める人が向いていると思います。
未完成だからこそ、関わる余地がある
― 最後に、自社に興味を持っていただいた方へメッセージをお願いします。
王:会社としては成長フェーズで、まだ完成された事業ではありません。
情報自体は一定程度揃ってきているものの、それらはまだ構造として整理されきれておらず、領域も拡張している途中で、仕組みとしてもこれから作っていく段階にあります。
日々やるべきことも多く、正直に言うと忙しいですし、整っていない部分も多くあります。状況としてはカオスに近い部分もありますが、その中で優先順位をつけながら進めていく必要があります。
だからこそ今は、「どう作るか」から関われるフェーズです。
すでに整った環境で役割をこなすのではなく、自分の意思や考えをもとに試行錯誤しながら、事業そのものを形にしていくことが求められます。
その分、自分の判断や動きがそのまま事業に影響する実感も持てる環境です。
そういった環境に面白さを感じられる方にとっては、非常にやりがいのあるフェーズだと思います。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
自費診療という領域は、まだまだ情報が整理されておらず、課題も多い領域です。だからこそ、一緒につくっていく面白さがあります。そういった環境に面白さを感じられる方にとっては、非常にやりがいのあるフェーズだと思います。
一方で、整った環境や明確な正解を求める方にとっては、難しさを感じる場面もあるかもしれません。「難しそうだけど、やる価値がある」と感じていただけた方にとっては、きっと面白い環境です。
皆さまからのご応募をお待ちしています。お気軽にご連絡ください。