みなさんこんにちは! VOLTMIND広報担当の吉村です。
株式会社VOLTMINDは、「最先端技術で、人生の体験価値を根底から向上させる。」をミッションに掲げ、AI駆動開発×大規模システム開発を得意とするAI駆動スタートアップの会社です。
自社でAIエージェントや新規事業のプロダクト開発も進めており、「AI成長エンジン」で未来を実装するAIカンパニーとして急成長をしています。
今後、上場を見据えて事業・組織を拡大していく中で、AI市場で戦っていきたい方、AIを武器にしていきたい方、AIで社会を変革したい方を募集しています。
今回は採用広報として、当社の監査役である大庭崇彦氏にインタビューしてまいりました。
大庭氏は、有限責任監査法人トーマツでIPOの最前線を経験後、2011年に現在東証グロース市場に上場しているブリッジコンサルティンググループ株式会社を創業し、IPOアドバイザリーを主導する立場から2021年に同社を事業承継するまでの10年間で約50社のIPO支援を手がけ、2024年だけでも3月、4月と2社を立て続けに社外役員として上場(グロース・スタンダード)に導いた実績を持つ、IPO支援のプロフェッショナルです。まさに"企業の成長とガバナンス"の両面を知り尽くした専門家です。
一般的に、スタートアップが監査役を迎えるのは「リードVCが株主として参画すると同時に調達額10億円を超えたあたり」だと言われています。しかし、VOLTMINDは創業わずか1年4ヶ月のタイミングで、大庭氏を監査役として迎え入れました。
なぜ、このタイミングでVOLTMINDだったのか。なぜ、現在はIPO支援の領域を4年前に一旦卒業し、現在は新たに上場会社の支援を主戦場としている大庭氏が再びIPOを目指しておりかつ創業まもない私たちの監査役を引き受けてくださったのか。IPO支援のプロが見た、VOLTMINDの「本物の強み」とは何なのか。
そんな疑問を、大庭氏と代表の北森に直接ぶつけてみました。
[こんな方におすすめです]
- スタートアップのガバナンス体制やIPOプロセスに興味がある方
- 成長企業の「目利き」の視点を知りたい経営者・起業家の方
- エンタープライズ営業やコンサルテーション営業に挑戦したい方
- 20代〜30代前半で、圧倒的な成長環境を求めている方
- 「野心」を持って、本気でキャリアを築きたい方
特に上記に当てはまる方はぜひ読み進めていただけますと幸いです!
それではよろしくお願いいたします。
【大庭崇彦氏 プロフィール】
有限責任監査法人トーマツで上場企業の監査や株式公開支援を経験後、ブリッジコンサルティンググループ株式会社を創業。代表取締役COOとして自社や数多くのIPOを実現させました。現在は、株式会社テトラワークスを創業し、新たなテーマである東証上場会社の時価総額向上を成果報酬型で支援することを生業とし事業を展開している。その他にも上場会社の社外役員を4社務めるなど多岐に渡りミッション・ドリブンによる活動を展開している。
スタートアップにおいては、とにかくリスクをとって事業を成長させること
──まず、大庭さんのご経歴と、IPOの現場で培われた経験から、企業を「攻め(成長)」と「整え(ガバナンス)」の両面から見てこられた専門家としてのスタンスについて教えていただけますか?
大庭氏:原則として、スタートアップ段階においてはとにかく高い事業成長率を求めることに集中すべきだと考えています。企業活動における守りの側面においてはは資金繰りがショートしないことだけに注意しながら、とにかくリスクを取ってプロダクトを磨くことが最優先だと思います。
そのためには意思決定のスピードはもちろんですが、とにかく執行のスピードをあげること、うまくいかなければ適切なタイミングで事業のピボッドと行う。いわゆるPDCAをスピード感をもって繰り返すことが大切だと感じています。監査役という立場は、一般的には企業の全体の中でストッパーだと思うのですが、極力ストッパーにならないということを意識しています。大事なのはスタートアップ企業及びその経営者に対する親心にも似た「寛容さ」だと考えています。
──色々な会社のIPO支援をしてこられた中で、成功するベンチャーと失敗するベンチャーの違いについては、どうお考えですか?
大庭氏:これまで約20年間の社会人人生で1,000社ほどIPOを目指す企業をかかわり方の濃淡はあれど関わらせて頂いて、その中から50社ほどの上場に立ち会ってきましたが、正直、この会社は間違いなく上場するだろうと思っていた会社が上場してないケースの方が多いというのが率直な感想です。
逆に、この会社は上場は難しいであろうと思っていた会社がスムーズに上場することも非常に多い。これだけの年数、社数に関わってきましたが成功の法則というものは、実はよく分からないんです。
北森:では、逆に途中で失速した会社の共通項はありますか?
大庭氏:1つは、創業者が当初掲げた理念やプロダクトにこだわりすぎている点ですね。これは一長一短ではありますが、昨今のめまぐるしく変化を求められる外部からの状況の変化に対応できないからであると考えています。
とはいえ、難しいものですね、経営トップが考え方を180度変えると社員からは「社長の考え方がぶれている、一貫性がない」と批判を受けます。でも、朝令暮改は経営トップには必須。自分の信念はもちろん大切ですが、会社を存続させて様々な利害関係者からの期待に応えなければならないのです。
私見になりますが順当に上場していった会社の多くが、創業当初に取り組んでいた事業とは異なる事業にピボッドし、新たな事業を成長させることで成長しています。
VOLTMINDも創業初期に一定の前提を置いてスタートした事業から徐々にピボッドしています。このように、柔軟に事業内容をアップデートしながら進められていくことは、事業の成功確率をあげるため、そして永続的に事業を成長させていくためには大切な観点だと思います。
事業ではなく「人」を見る ── 50社を支援して辿り着いた結論
──スタートアップ企業を評価する際の「目利き」について伺います。特に、経営チームのポテンシャルを、どのような観点で見極めていらっしゃるか、その判断のポイントをお教えください。
大庭氏:基本的に、私は関与する先の会社がどのような事業を展開しているか、IPOを達成できそうな事業であるか、こういったことはほとんど気にしていません。なぜならその会社が今その事業に取り組んでいても、会社がおかれたPhaseによっては2、3年後には全く別の事業を主戦場としている可能性があるためです。
私が大事にしているポイントは、経営陣の「人柄」です。この人は1度決めたことを「やり切る人物なのか」、というところだけですね。
どのような環境に身を置いても目の前の目標や目的をおいてそれぞ達成するために努力を惜しまない人物は、どのようなビジネスドメインでも必ず一定の結果を出せるのだと思います。人間の能力は大差ありませんし、学力の有無で事業の成否は決まりません。もちろん大事な要素の1つだとは思います。
でもそれだけで経営者が務まるわけではありません。一方で、一度始めてみた事業が仮に思うようにいかなかったとしても、諦めずに角度を変えてトライし続けてきちんと形にしていくこと。
このように粘り強く、泥臭く、周囲の助けを借りながら1歩ずつ前進していける人こそが、仮にIPOはならずともその会社のカルチャーを創り、価値観と存在意義を与え、その会社が成長するエンジンになっていくものです。それ故に「この事業は伸びるからこの会社を支援したい」という決め方は私は全くしません。
こうして支援や社外役員として関与させて頂く先を決めた先が何社も上場していきました。
基本的に私は、能力は凡人だと思いますが、単に運が良いのだと思います。
「2周目の経営者」という圧倒的なアドバンテージ
──また大庭様が特に評価されているのが、北森代表の「2社目」という経験だと伺いました。
大庭氏:彼は学生時代に一度起業して、ご縁がありその会社を大手企業に売却して、その後も新たなオーナー企業のグループ下で子会社の社長という新たな立場にチャレンジし様々な経験をされている。
私は彼の現在の年齢で人生一巡したとも言えるこの経験をもっているのは、彼にとっても会社にとっても非常にアドバンテージだと考えています。
他に私が現在又は過去関与してきた(している)会社をみていても、連続起業家における2社目の起業において企業はめまぐるしいスピードで成長している事例をよくみます。
右も左もわからない中で起業した最初の起業における反省が、2社目の経営(特に組織づくりの面)において多分に生きていることがその大きな要因の1つとして挙げられます。この点が当社の非常に大きな強みだと感じます。
7年越しの信頼関係 ──「元気な若手」から「本物の経営者」へ
──VOLTMIND(北森代表)との最初の出会いや、当時の第一印象について教えていただけますか?
大庭氏:最初の出会いは今から7年前です。知人の紹介で大阪で食事をご一緒させて頂いたのが最初の出会いです。私自身、学生時代は関西で過ごしましたので多少の土地勘や同じ関西とはいえ地域毎のカルチャーの違いなどを理解していました。
彼は学生起業家ということでしたので、私の中では関西エリアでかつ学生起業家がいるというイメージが全くなく、非常に驚いた点半分、もっと東京都内のような早い年代から起業に興味をもつ若者が関西に増えてほしいという期待も感じたことを今でも覚えています。そんな中で彼はとにかく「元気」で、最初に出会ったその食事会の後も深夜の1時ぐらいまで連れ回された記憶があります。(笑)
当時、彼は23〜24歳。関西の雄ともいえる関西学院大学出身じゃないですか。同大学出身の起業家って、私の知り合いの中ではオリックス株式会社を実質的に創業期からあれだけの企業に大きく成長させた宮内義彦氏くらいしか知らなくて、非常に強い記憶として残っていました。
北森:そうですね。有名なところで言うと、ライク株式会社の岡本さん、Klab株式会社の真田さん、株式会社ベクトルの西江さん、イー・ガーディアン株式会社の高谷さんとか、、業界の重鎮として活躍されている、経験豊かな大先輩が多いです。
大庭氏:なるほど、そんなにたくさん名起業家がいらっしゃったのですね!関東地域に在籍している大学生よりも年齢の近い先輩経営者の話を聞きづらい環境下ゆえに、学生起業のハードルは関東よりも高く、なかなか珍しいタイプだなと感じました。
出会った当時は、まだ1社目の会社の売却前だったので22歳ぐらいですね。やけに元気な若手起業家がいるなと感じました。それから、年に1度くらい食事をご一緒する関係でしたよね。
──その後、VOLTMINDを作られるタイミングで再び接点を持たれたと。
大庭氏:はい。VOLTMINDを創業する前後のタイミングで1度お会いし、その時、何人か私の仲の良い人物でVOLTMINDの事業上の連携余地のある人をお繋ぎしました。
北森:当時は色々とありがとうございました。ただ、その後の事業の展開が当初の想定とは違う形になってしまって。紹介していただいた方々とのプロジェクトは、そのサービスをそのまま伸ばすというよりも、途中でピボットする形になりました。
大庭氏:それで良いと思います。スタートアップとは、そういうものだと思います。起業時の最初の想定通りにいく方が珍しい、というか皆無だと思います。Try&Errorを繰り返して磨いていくことでサービスが磨かれてやがて市場のニーズにマッチしていくのだと思います。
なぜVOLTMINDだったのか ──「マーケットフィット型」という決定的な強み
──当時、類似のAIスタートアップも多数あったかと思います。その中で、あえてVOLTMINDへの関与を決断された「決め手」は何だったのでしょうか?
大庭氏:まず第1に北森さんへの信頼もありました。 7年間、年に1度お会いする中で、彼自身の内面の成長を毎回感じていて、特に彼の人柄や若くして様々な経験をされたその経験値などを知る中で、信頼できる人物だと感じました。私にとってはこのポイントがサポートさせて頂くかどうかの最も重要な基準です。
第2に、エンジニアリング(技術)一辺倒にならず、市場のニーズを的確に汲み取り、そこへ向けて製品プロダクトを調整しながらアプローチしていく「マーケットフィット型」の経営者だと感じたからです。
技術を全面に押し出す企業の場合、顧客や市場の変化についてどうしても鈍感になり、特に営業面に課題を抱えるスタートアップが多いと思います。売上高数億円から数十億円にステップアップするタイミングで重要なのは、とにかく営業面の強化です。その前提としてプロダクトを営業が売りやすいようにシフトしていく必要があります。
この課題について北森さんは機敏に捉えられるセンスがあり、能力が高い。この点が第2のポイントであると同時に当社の強みであると感じています。
昨今は技術力を全面に押し出して資金調達を推し進め、PMFできていないにもかかわらず調達時のValuationを大きくせざるを得ない状況に陥るスタートアップが増加傾向しています。もちろんディープテック系のスタートアップにおいては致し方ありませんが、それ以外のスタートアップにおいてもよくみられる現象です。
売上を稼ぐには最終的に営業が売りやすいプロダクトに合わせにいかなければならない、プロダクトは常にマーケットの変化に合わせて細かく調整していく必要があります。
この観点において、彼は嗅覚ともいえるスピードで変化を捉える能力が高い。結局、どんなプロダクトをメイン事業に据えても常に一定の「解」に辿り着き事業を一定以上に伸ばしていくイメージがありました。
大手企業の構造的な課題にアプローチできる ── VOLTMINDのAI駆動開発の可能性
──ここで、大庭氏は大企業が抱える構造的な問題について、具体的な事例を挙げて説明してくれた。
大庭氏:ここ数年はITコンサル全盛ともいうべき、これらITコンサルやSES企業が手がけるJTC企業向けの基幹システム刷新プロジェクトなどの更新時期が重なり、業績を大きく伸ばしていきました。これはAIの発展によって大きく変化していくと感じています。足元では少しずつその変化が現実的なものとなっています。
一方、この事象を外から捉えてみると働き方改革の影響が、コンサルティングファームやSES企業の業績を押し上げていると感じています。各企業、特に大手企業では正社員をハードワークさせることが難しくなっています。
当然、こういったシステム刷新プロジェクトは有期のプロジェクトであることから社員は兼務で対応せざるを得ない。このような臨時プロジェクトに平常時から余分に人を配置しておくことなどできないため、高い報酬を払って外部の傭兵(コンサルタント)に依頼をかけざるを得ないというのが実態です。
これは一見、合理的な判断でありつつも、外部のコンサルタント任せで構築したシステムの中身は社員の誰も理解していない、問題があった際のFAQすら外部に委託してしまう、こういった事象が大手企業で非常に多くみられます。次のシステム刷新は同じ業者に依頼しなければならず、保守料も嵩む。数億から数十億円の投資コストをかけたにも関わらず、日本の雇用関係法令の中では人を削減することは困難。
個別投資毎のROIを事後的に検証する慣行がない日本企業においては、単純にコスト増となり最終的にそのコストを負担するのはエンドの消費者、というのが現実です。
私は元々Deloitteやその後の起業において数多くの企業をみてきましたが、この点について非常に葛藤を抱えながら仕事をしてきました。この点について、VOLTMINDの提供するサービスや価値観が変えてくれることを願っています。
北森:おっしゃる通りです。当社のサービスの基幹としてAI駆動開発を武器にしていることから、プロジェクト期間や人月数が他社よりも圧倒的にコンパクトにできるため、結果的に3分の2のコストと2分の1の期間で基幹システムの支援を行っています。
大庭氏:私はこういった視点が非常に素晴らしいと思いますし、今後我々のようなコンサルティングに従事する人材の提供サービスもどんどん変化していくのだと思います。
従来のように人材を顧客企業へ張り付けて人工作業で報酬を請求するのではなく、効率化できる部分はAIを活用しコンサルタント1人あたりの生産性も向上させていくべきだと思います。
現在大企業が抱える非効率な意思決定構造と現場の実態を、AI駆動開発とコンサルティング営業の力で変革していく。それが、VOLTMINDの事業の意義だと感じています。
チームバランス ── 好奇心が同じ方向を向く共同創業者
──技術面以外で、北森代表をはじめとする「チーム」や「事業の将来性」については、どのように評価されましたか?
大庭氏:山本さん(共同創業者)とのお互いのバランスを見た時に、一見、考え方は対極的であるように見えながらも、共通している点があると感じています。好奇心があるところにとにかく突っ込んでいく突破力がある点は二人とも共通していると思います。
経営において共同創業の場合はとにかく意見がぶつかることが多いと感じます。でもそれは非常に良いことです。二人とも見ている方向は同じなので、きちんと意見を出し合ってチームバランスを大切に進んでいって頂きたいです。
北森:自分でも思います。2人とも興味のあるところに突っ込んでいきますけど、役割が違う。目的地は一緒だけど、役割が違うという感じですね。
大庭氏:当社はスタートアップなので、それでいいと思います。まだブレーキを踏んでいる場合じゃないですしね。伸びている会社は概ね、創業メンバーがそれぞれの役割を全うしています。
期待を超えた「キャッシュフロー経営」
──現在は監査役として関わられていますが、就任前の期待と、就任後内側から見た印象にギャップはありましたか?
大庭氏:まず非常に素晴らしい点は、事業のキャッシュフローが回っているというところです。北森さん自身がすごく意識しているんだと思います。
私は、シードファイナンスで調達した際、その後資金を大きく採用に投下して大きく赤字を掘っている状況だと推察したのですが、きちんとキャッシュフローも黒字で回っており堅実でしたね。
大型受託案件を取りながら、キャッシュフローの黒字を維持しながら、プロダクトを磨いていく。まさに当社のような事業体におけるスタートアップ企業の王道です。
通常は、とにかくスピード感を重視して調達した資金をプロダクト開発と採用に全振りすると思うのですが、彼は違う。そこがよくあるスタートアップとは違う点です。
北森:ありがとうございます。「調達したお金を突っ込んで、バーンレートNカ月だから、それまでにどうにかする」という考え方でとにかくスピード重視の姿勢を貫くスタートアップが多い中で、僕らは「市場のことをもっと知らないとできない。だったら市場調査しながら、そのままお金もいただこう」という考えで進めています。
大庭氏:なるほど。就任当初は調達ラウンドがどんどん回っていくイメージでいましたが、この点は、ポジティブでしたよ。
他社との「決定的な違い」── パーソナリティとスピード感
──多くのスタートアップをご支援されていますが、他社と比較した際のVOLTMINDの「決定的な違い」や「ユニークな強み」は何だと感じますか?
大庭氏:創業者のパーソナリティが魅力的です。
北森さんのキャラクターは圧倒的に周囲に愛され、支えられるタイプだと思います。山本さんも、過去の失敗事例から大変だった変遷などの経緯などいろいろ話してくれましたが、彼のキャラクターも非常に素敵です。特に年配の方々に可愛がられるタイプの二人だと思います。これは非常に大切な要素です。
組織のカルチャーや文化は、まだこれから醸成していく段階だと思いますが、何をやるにしても決断が早いので、とにかくたくさんのTry&Errorを繰り返してよいベンチャーになることが期待できると思います。
北森:スピードは落とさないようにしています。人が多くなると遅い人にスピードを合わせてしまうことがあると思いますが、僕らは経営陣の決断スピードにアジャストしてもらうスタンスでメンバーにも関わっています。
創業1年5ヶ月で監査役を置く「戦略的ガバナンス」
──VOLTMIND社は比較的早い段階から監査役を迎え入れていますが、一般的にはどのタイミングで監査役を置くのでしょうか?
大庭氏:監査役が入るのは、概ね、累計調達額で10億を超えてきた時からです。資金の出し手であるVCの投資方針で、監査役を入れなければいけないとVC側の投資先へのガバナンス規程で設けられていることが一般的です。
監査役を入れると、取締役会を設置しなければいけないので、スピード感が低下しコストがある程度かかってくるという点がデメリットでしょうか。一般的には、IPOを見据えてできる限り後ろにした方がいいという視点もあります。
反対に早期に監査役を置くことは、一定のガバナンスを効かせ、対外的な信頼性を担保するだけでなく、人的ネットワークや様々な会社をみてきた知見を持っている監査役が、そのネットワークを繋げることや知見をもって会社に様々な知見を提供することを目的にした場合に非常に有効です。
──早期に監査役を置いたことのメリットについて、北森代表はどう感じられていますか?
北森:大庭さんは普段から「守りは考えずにとにかく攻めろ」と言ってくださるのですが、「やはり資金繰りを中心とした常時守りの視点もいる」と勝手に心の安心材料として感じていて、安心して攻めの決断ができているので、急拡大を目指すスタートアップとして本当に良かったと感じています。
管理部としての知識も増えていっていますし、今後上場準備期間に入ったタイミングで起こる想定外のバタバタも多少軽減されると思います。健全な経営のアドバイスをいただけるというのは、今後の大きなアドバンテージになると思います。
大庭氏:私も数多くの会社と接点がありますので、今後も会社にプラスになるような方や企業をお繋ぎできればと思います。
時代の転換期 ── AI開発の課題とこれから
──AI開発について、現場ではどのような課題がありますか?
北森:AIを使った開発には、AIによる不具合を懸念して、結局従来の手法に戻した方がいいという議論もあります。AIでやらない方がいいんじゃないか、後からの修正に時間がかかるんじゃないかと。
でも僕らの方針としては、それは当たり前だと思っています。役員の山本がよく話すのですが、馬車から車に変わった時に、誰もが運転がうまくできないから馬車の方が早かった。でも、運転に慣れた瞬間にスピードが格段に上がる。今その転換期だからこそ、AIを使うことで遅くなっている事例もあるけど、AIを使うことで最終的には一番早くなるという考えなんです。
みんなが社会実装ではAIを使わず、従来の開発がまだいいよねという中で、今AIを使ってどう開発するかを真剣に考えるというのが、僕たちのやり方です。エンジニアさんたちにはきついところがあるかもしれません。
大庭氏:大きな技術革新があった時はどうしても導入コストが跳ね上がるものです。そのコストの大半は使う側の「マインド」の問題です。特に年齢を重ねてくるとこれまでの慣れ親しんだやり方を変えることは億劫になりがちですよね。でも一歩視点を変えると日本はこれから人口減少が進みます。働き手も揃わない中で、AIを活用した生産性の向上は急務です。この観点から当社がその推進を担う旗手となれると良いですね。
北森:そうなんですよ。常に最新のものを触っておかないと、いざという時の一手は打てないので。AIの研究に使う部分、AIを使って人が育つ部分に関しては、会社として出し惜しみなく予算を使うべきだなという方針でやっています。
最後に ── 求職者の皆様へ
──最後に、VOLTMIND社の将来の可能性に興味を持ち、採用候補者の皆様へ、応援のメッセージをお願いします。
大庭氏:20代、30代をどう生きるかというのは、人生におけるターニングポイントです。人はその置かれた環境によって大きく変化をするものです。この大切な時期にどの環境に身を置くかはすごく大事で、この日本社会の変革を牽引していく「AI」の全てが揃い、何事も人の2倍、3倍チャレンジできる環境があるVOLTMINDは、その期待に応えられると思います。
そして、 高市首相の言葉ではありませんが、とにかく働きたい人、野心のある人に来てもらいたいです。
決して様々な制度が整っているわけではなく、これから皆さんと一緒に作り上げていくPhaseだと思います。仕事の難易度は高くハードではありますが、そこで働く同世代の仲間とはかけがえのない経験が得られると思います。
そういう環境で自分を鍛え上げたい。量をこなせる体力をつけたい、強い精神力はないが人生一度必死に取り組みたい。めげずにやれる。そういう方に来てもらいたいですし、そういう方が圧倒的に成長できる環境がVOLTMINDにはあると思います。
北森:ありがとうございます。私たちは今、まさに日本のAI産業の基盤を作ろうとしています。VOLTMINDは、共に未来を創る仲間を募集しています。