みなさんは5年後、10年後の姿を思い描くことができますか?
将来の目標をたてることや、人生における大きなイベントについて、漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、目標と立てることの重要性と、そのために今どう動けばいいのか、その一歩について考えていきます。
■キャリアプランを立てている人はどれくらい?
目の前の作業や日々の業務に忙殺される中で、漠然とした将来の夢や目標は後回しになりがちではないでしょうか。
人生において、こうありたいという理想がある場合、それに向けた計画を立てることが必要となります。そして、その計画に不可欠なものが仕事、つまりキャリアプランを立てるということです。
エン・ジャパン株式会社が運営する総合求人サイト「エン転職」上で、ユーザーを対象にした「キャリアプラン」についてのアンケート実施結果(「社会人4500人に聞いた「キャリアプラン」意識調査 2024年度版」によると、全体の約半数の人が「キャリアプランを立てている」と回答していたようです。
(引用元:社会人4500人に聞いた「キャリアプラン」意識調査ー『エン転職』ユーザーアンケートー)
キャリアプランを立てている理由については、「叶えたい目標・夢を実現するため」(45%)という回答が最も多く、高齢になるほど「高齢者になって仕事がなくなる不安があるため」(20代:16%、30代:21%、40代:36%)という回答が増えていく結果となっています。また、「今後のキャリアに関して不安はありますか?」という質問に対しては、85%の人が「ある」(とてもある:45%、ある:40%)と回答していました。
不安があるからこそ、キャリアプランを立てて着実にキャリアを積んでいきたいというのが、世論の声なのかもしれません。
■求められるエンジニアのスキル
ITエンジニアは他の職種と同様、もしくはそれ以上に技術力が求められる職種です。一括りにエンジニアと呼ばれていても、ITコンサルタントやデータベース、インフラ、フロントエンドなど、様々な種類の業務があり、そのどれもが高い技術力を必要としています。
けれども多種多様な業務がある故に、目標もなく目の前の仕事を続けていたらスキルが身につかず時間だけが過ぎていく……なんてことに陥ってしまう可能性があります。一般的に年齢が高くなるほどに単価は上がりますが、技術力が求められる仕事が増えていき、選べる仕事が少なくなる傾向があります。
また、世間で求められているIT・デジタル人材については、厚生労働省の調査報告書「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」(令和6年3月)によると、「プロジェクトマネージャおよびソフトウェア開発スペシャリストは、従業員規模や業種を問わず、人材不足が深刻な職種である」ようです。また、「業種別に見ると、情報通信業は非情報通信業に比べて人材不足の傾向が強く、特にその傾向は、プロジェクトマネージャやシステムアーキテクト、ソフトウェア開発スペシャリストにおいてより顕著である」とのことで、名前の挙がった職種のスキルは一朝一夕で手に入れられるものではないことが明白です。
(引用元:IT・デジタル企業において人材不足が深刻なIT・デジタル職種)
不足している人材は言い換えれば求められている人材です。エンジニアとして将来働き続けるためには、若手の内から求められる分野、なりたい分野のスペシャリストとしての技術を取り込んでいく必要があると言えます。
そのためには、やはりキャリアプランを立てることが大事だと言えるのではないでしょうか。
■エンジニアのキャリアプラン
キャリアプランを立てる際に重要となってくることは、その多くの技術の中から、将来なりたいポジションを決めることです。エンジニアのキャリアプランには、大きく分けて管理職と専門職の2つのポジションがあると考えられます。まずは自身がエンジニアとしてどのようなスキルを持っているか、何が得意か自己分析することで、向いている職種を見つけることが重要です。目標が決まったら、今後身につけなければならないスキルは何か、どんな課題があるかを洗い出してみましょう。現状を把握出来たら、将来どうありたいかを決める……つまり、ライフプランと照らし合わせてキャリアプランを立てる必要があります。何歳までにいくら稼ぎたいか、自身の単価がいくらであれば達成できるか、明確な目標を決めれば、今後習得しなければならないスキルが何かが見えてくるはずです。
★働き方の選択肢
とはいえ、多くの場合現場でスキルを磨くことは難しいのが現状です。希望があっても、実際に作業をしてみれば学びたいシステムや作業に割り当てられず、結局は自己学習のみで実績を積めないことも多々あります。すべての要望を叶えることは難しいことを前提としても、要望が全く通らない場合も珍しくありません。
shormaでは、働き方の選択肢を狭めることがないよう、可能な限り声を拾えるような職場を目指しております。資格取得の支援や自社目標を通したキャリアアップのサポートなど、会社として社員ひとりひとりの働き方やスキル向上に対する支援に取り組んでおります。
もし詳細が気になる方はshormaにお問い合わせ、ご相談してみてはいかがでしょうか。
<引用元URL>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000808.000000725.html
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001244078.pdf