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ヘルスケアスタートアップ経験者が“次の挑戦”にMediiを選んだ理由

こんにちは、Medii 広報です。今回は、製薬マーケティング部の生田裕介さんにインタビューしました。ヘルスケアスタートアップでキャリアを積んできた生田さんが、なぜ「次の挑戦」としてMediiを選んだのか。これまでの経験を通じて感じたスタートアップの魅力や、事業成長の分岐点、Mediiに対する想いを詳しく聞いてみました。

※noteからの転載です(note

“わからない”からこそ挑んだ次のステージ

ー生田さんの経歴を教えてください。

大学院卒業後、人材開発や新規事業開発を手掛けるコンサルティング会社に入社し、製造業向けの新規事業開発支援に従事しました。その過程で「自分も事業を作りたい」という想いが強まり、スタートアップに対する関心が高まっていきました。その中で、リスクを取り不確実な環境でミッションに突き進む姿勢に感銘を受け、ヘルスケアスタートアップに転職。健康保険組合への営業を担当し、プレイヤーからリーダー、マネージャーへとキャリアアップしました。また、事業企画部も兼務し、パートナー企業とのアライアンスや新しい事業モデルの構築に取り組んできました。


ー同じヘルスケアスタートアップから、なぜ次のステージにMediiを選んだのですか?

もともと前職では、アーリーフェーズからIPOやM&Aまでのプロセスを経験したいと考えていたのですが、2024年12月に大手生命保険会社にグループインしました。

また、2023年に原因不明の体調不良となり、日常生活にも支障をきたすほどの症状に苦しみ、最終的に膠原病と診断されました。このことがきっかけで、早期診断や最適な治療の重要性を深く痛感しました。そんな折、Mediiと出会いました。代表の山田さんが膠原病内科の専門医だと知り、私自身も膠原病患者であることから、運命的なものを感じ、非常に興味を持ちました。

ー入社の決め手はなんだったのでしょう?

Mediiの事業の必要性は、私自身の経験からも強く実感していました。また、前職では社会課題である予防医療に取り組んでいましたが、市場規模の小ささから成長に限界を感じ、市場規模(TAM)の重要性を痛感しました。そのような経験から、製薬企業をクライアントとし、成長が期待される希少疾患市場を対象とするMediiの事業には、大きな魅力を感じています。

最終的に決断した理由は、正直に言うと、もっとハラハラドキドキする仕事をしたいと思ったからです。前職に残れば、ある意味安定したキャリアを築いていけたと思いますが、Mediiに行ったら、「もしかしたら自分が全然使い物にならないかもしれない」という不確実性があって、そのワクワク感が決定打でした。

Mediiでは資金調達をしている段階で、今後何が起こるか予測できない部分が多いです。また製薬ビジネスの経験もないですし、今後事業が拡大していく中で自分がどのように価値を発揮できるかという部分も未知数でしたが、その「不確実性」が逆に面白いと感じました。

企業の成長の分岐点は、変革し続ける文化

ー実際にMediiに入ってみてどんな印象でしたか?

まず驚いたのは、バリューを非常に重視していることですね。スタートアップはMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を大事にしている会社が多いとは思っていたのですが、Mediiでは深く浸透し、実際に日々の業務で皆が実践しています。例えば、バリューを発揮したメンバーの表彰が毎週あったり、会話の中でも頻繁に出てきたり。入社時にバリューについてのディスカッションの時間があったことは非常に驚きました。

入社して一番大きな気づきは、Mediiの「自己否定と改善」に対する強い意識です。特にCOOの筒井さんは、事業や組織を次のフェーズに上げるために、これまでのやり方に固執せず、どんどんアップデートしようとする意識が非常に高いです。新メンバーの意見も積極的に受け入れて、新たな手法を取り入れたり、新事業を立ち上げたりと、ビジネスモデルや組織を進化させ続けています。これが、売上数億からさらに成長できるかどうかの分岐点なのかもしれないと感じました。Mediiに入ってみて、この自己否定と改善の意識が一番の発見であり、前職で自分自身ができていなかったことだと大きな学びになりました。


ー生田さんの仕事内容を教えてください。

セールスチームで、未契約の製薬企業のマーケティングやメディカルアフェアーズの担当者に対して、Medii Eコンサルを通じた早期診断や治療最適化に向けたプロジェクトの提案をしています。また、既存のプロジェクトに対しては、継続提案やアップセル・クロスセルの提案を行っています。それ以外にも、プロジェクトを推進するソリューションチームにおける業務改善や標準化にも携わっています。


ー苦労したことや大変だったことはありますか?

入社当初は正直大変でした。筒井さんをはじめ、他のメンバーも非常に優秀だったので、「自分がここで価値を発揮できるのか?」という不安がかなりありました。


ーどのように解決したんですか?

自分が力を発揮できるポイントを考えて、まずはセールスに関連する雑多な業務を積極的に拾っていったり、ソリューションチームにおける組織課題の整理に取り組みました。そこから、「ここなら自分も価値提供できるかも」と少しずつ自信がついてきた感じです。

ーどのようなところにやりがいや面白さを感じますか?

仮説の検証を迅速に繰り返しながら進める過程にやりがいを感じています。例えば、ガイドラインや製薬企業、医師へのヒアリングを通じて、診断や治療のどこにボトルネックがあるのか、またどのような訴求が医師にとって効果的かについて仮説を立て、それを実行しつつPDCAサイクルを回していくことが非常に面白いです。

さらに、その施策を通じてコンサルトが発生し、医師の悩みが解決されたり、患者さんの早期診断や治療の最適化に貢献できることに大きなやりがいを感じています。

ーどのような方がMedii や製薬マーケティング部とフィットすると思いますか?

「誰も取り残さない医療を」というミッションに共感できることが大前提です。それから、学習意欲が高い方も楽しめると思います。製薬マーケティング部では、案件ごとに疾患の知識をインストールして提案やプロジェクトを進める必要があるので、ガイドラインを読んだり、顧客や医師へのインタビューを通じて新しいことを楽しんで学べる方が活躍できると思います。

ー最後に生田さんがMediiで実現したいことを教えてください!

まず一つ目は、「早期診断・最適治療のマスを埋めていくこと」です。縦軸に疾患の種類、横軸にペイシェントジャーニーを置いた時に、Mediiが取り組む疾患の種類およびペイシェントジャーニーを前に進めていき、このマス全体を埋めていきたいと思っています。現状は、まだ限られた希少疾患のプロジェクトしかできていませんが、これからもっと実績を積み、打ち手を増やしていくことで、最終的には全てのマスを埋め「誰も取り残さない医療を」実現することが目標です。

もう一つは、膠原病のプロジェクトを進めていきたいです。私自身は、比較的早期に診断・治療に辿り着くことができましたが、診断の遅れたために関節の変形が進み、歩行困難になってしまった患者さんの話も多く耳にしました。そういった患者さんを救うためにも、膠原病に関するプロジェクトをより一層推進していきたいと思っています。


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