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共同して創ることで見えた新しい学校行事~準備編~

こんにちは!株式会社RGBサリヴァン新入社員の山口です♪

今回は12月にとある契約校で行った合宿のレポートをお届けします!

サリヴァンの合宿は、行えば必ず生徒に大きな変化と成長、そして感動をもたらす秘密兵器のようなイベントです。合宿で大きな感動が生まれ、生徒だけでなく合宿運営に関わるスタッフも大きく成長できるのは、合宿の準備段階で様々な課題に向かい合ながらも、それを乗り越えようと挑戦の軌跡があるからなのです。今回の合宿も例外ではなく、試行錯誤を繰り返しながら挑戦を恐れず行動しつづけ、その中で手にした成功でした……と、前置きはこのくらいにしておきましょう(笑)

それでは企画から開催までに経験を深めた学びの過程と可能性を広げる挑戦の物語を、どうぞお楽しみください。

新たな環境で期待される合宿の運営リーダー

以前の記事で少し触れましたが、私は今、広島の契約校で働いています。こちらに来てから2ヶ月が経ちますが、入社してからの5ヶ月間は研修という形で東京の契約校で勤務していました。社員の数が最も多い校舎でゆっくりと教育の現場に馴染み、生徒や大学生チューターとの関係が確固たるものになろうとしていた時に広島へ引っ越すタイミングとなりました。元々広島での勤務を希望していたので新しい環境で働くことに前向きな気持ちでいたのですが、慣れた現場や社員の元から離れる不安がありました。

また、赴任前から私が担当すると決まっていた広島での一大任務も当初は不安の1つでした。

一大任務とは、合宿の運営リーダーです。

東京にいる際も合宿開催のための庶務を手伝ったことはあったのですが、全体を動かした経験がなく、合宿を行う上でリーダーとしてどのように動いたらよいのか自分の中では見当もつかなかったことが不安の要因でした。冬休みを控えた12月は合宿のベストシーズンということもあり、社内ではこの合宿以外でも様々な合宿やイベントの準備で大忙し。ただ「教えてください!」と頼るだけでなく、自分で解決策を見つける力が求められるようになりました。つまり自立する(=成長する)必要が生まれたのです。

合宿の成功を支え、共に創る心強い同志

突然ですが、問題です。

Q.合宿を開催するためにこちらから働きかける必要がある人、または合宿を開催するにあたって力を貸してくれる人は誰でしょう?

この問題の答えをスラスラといくつか挙げられる方はRGBサリヴァンに向いているかもしれませんね!(ご応募お待ちしています!)

A.生徒、学校の先生(学年の先生・管理職の先生)、保護者、RGBサリヴァン社員、講師の方、チューター、合宿を行うホテルの方、バス会社の方、保険会社の方、etc… 

まだまだいるかもしれません。

私が2回ほど合宿に携わる中で「力を貸してもらったなぁ」と感じたのが上記の方々だったので一旦答えはこのようにしています。この方々の協力なくして、合宿の開催と成功は決して実現できなかったと思います。というのもこの後詳しく書きますが、広島に赴任してきてたった1ヶ月の私と生徒との信頼関係は0だったので、生徒に前向きな気持ちで合宿に向かってもらうためには学校の先生と保護者の方の後押しが必要不可欠でした。

RGBサリヴァンの校内予備校は完全オーダーメイドで開設されます。そのため、それぞれの学校の状況やご要望に合わせて運営をしているのですが、東京の契約校では講座のほとんどを予備校の講師が担当していたのに対し、広島の契約校では講座の担当を学校の先生が担当しています。この合宿を開催するにあたっても、学校と共同で行うため、学校の先生方と打合せを密に重ねてきました。私は今まであまり学校の先生方とお話をしてこなかったのですが、広島に来てからは私も1日のうち1時間は必ず職員室で先生方とコミュニケーションを取りました。

ただ、広島の生徒や現場、合宿の準備について未知のことが多く、初めは「共同」に戸惑いがありましたが、そこには新たな学びと発見のチャンスが広がっていました。例えば、管理職の先生と相談して合宿の細部を決めなければならないことに対して、不安な気持ちで職員室へ向かっていましたが、実際に相談しに行ってみると、そんな私の不安も吹き飛ぶほど先生方が温かい言葉をかけてくれました。

「山口さん、最初は分からないことが沢山あって大変かもしれませんが、何かあったらいつでも職員室に来てくれていいですし、いつでも頼ってくださいね」

「分からない」ことを相談することに対して不安を感じていましたが、このような言葉をかけてもらった時はとても嬉しく、安心しました。

これは当たり前のことかもしれないですが、私にとってはとても大事な「実感」の機会でした。

というのも「困ったらいつでも頼ってね」って私自身、普段生徒に対してよく言うことなんです。だから頭では人に頼ってOKだって分かっていたのですが、どうも実際の行動になかなか移せなくて。。自分で納得しきれていない言動は生徒にも響かないよな……と気づかされた瞬間でした。

そして同時に「学校の先生ってさすがだな」と感心しました。私ってこの高校の生徒だったっけ?と錯覚するほど新人の私に対しても包容力があふれる先生方ばかりで、RGBサリヴァンと契約校が二人三脚で校内予備校を運営している結びつきの強さを感じ、「共同」することで見えたことでさまざまな学びを得ることができました。

生徒が合宿に背を向けた理由、それを変える方法

学校の先生方の力もお借りしながら運営周りの準備が進んだ頃、現場では新たな課題が浮き彫りになりました。

合宿に参加してもらう予定だった生徒のうち

約10名から「合宿に行きたくない」という声が上がったのです。今回行う合宿は、希望制ではなく、参加必須の学校行事という位置付けでの開催だったので、どのように生徒を説得すればよいか苦心しましたね。

最初は学校行事という扱いにも関わらず「行かない」と言い張る生徒の気持ちが理解できず、説得も上手くいかなかったのですが、クラス担任の先生が手を差し伸べてくれ、対象の生徒たちと個別で話す機会を作ってくださいました。そこで生徒から個別で不参加の理由も聞くことができました。事情を知れば知るほど「その生徒たちが行きたくなるような合宿にしたい」という想いが強くなり、できる範囲で内容の変更に踏み切りました。また、担任の先生自ら生徒の保護者へ電話をかけて説得してくれるなど、別方向からのアプローチに協力してくださいました。

その結果、合宿を拒んでいた生徒の半数が合宿に来てくれることになったのです!!!

保護者の方々、そして担任の先生方の協力がどれほど心強いかを強く感じた瞬間でした。

この件を今振り返ってみると、いちばんの敵だったのは、【学校行事に参加するのは当たり前・大人に逆らうなんて馬鹿げている】と一方的に考える自分の固定観念でした。

自分自身が教師をはじめ、大人に物申すことのない学生だったので、今回の合宿への参加も、皆当たり前にそうするべきだと思っていました。自分の意見の押し付けになっていたから、生徒の心を動かせなかったのも納得です。

広島に赴任する前、生徒と信頼関係を築くコツは「生徒を子供扱いせず、一人の人間として向き合うことだよ」と教わっていたのですが、「なるほどこういうことか」と身をもって体験することができ、充実した経験になりました。

いかがだったでしょうか。

1つのイベントを開催するだけでも裏にはたくさんのドラマが隠れていることを感じていただけていたら嬉しいです♪ 刺激的な経験の積み重ねとなった合宿レポート、後半では【合宿当日編】をお届けするのでどうぞお楽しみに!



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