今回は、サリヴァン契約校さまの授業にてフェローが実施する「グループワーク」の様子をごく一部ご紹介!
「グループワーク」という言葉はよく聞けど、実際に行われている様子をしっかり見られることは、あまり多くないかもしれません。そしてあったとしても、そこは「グループワーク」、形もさまざまな方式で行われるのが常です。
今回はおおまかに「少人数パターン」「大人数パターン」の事例をそれぞれ1つずつご案内します。
01|少人数パターン:自分達で知を体系化していく体験
まずはこちらの授業では、3つの英文について生徒同士の話し合い/教え合いが行われています。
各生徒がa〜cの英文いずれかひとつについて、事前に用意された動画教材(QRコードがついてますね!)を視聴し、ポイントを事前に学習。授業時間では、その知識を言語化(自らの思考を言葉によって再構築し、他の生徒に明示)することで、学習内容の定着を図っています。
と、ここまではよく見られるグループワーク活動と同じような…?
が、そこはやはり学校内"予備校"。大学入試にはもちろん、思考力そのものの伸長にも迫る緻密な知識体系が題材として準備されています。
そして、通常の講義では「講師から教えられる」体系を、グループワークでは「発見する」または「教える」などして、自らの思考で辿り、掴みとってゆくのです。
点在していた知識同士が連なっているその様を、発見していくスリルと興奮がここにあります。「こう繋がってたのか!」「前やった内容が使える!」といった生徒の声が飛び出す少人数グループワークは、こうした「緻密な知識体系」に関して丁寧にじっくり探究していくのにぴったりです。
↑教室内に他にもいくつかのグループがあり、それぞれ活発に議論が交わされています!
02|大人数パターン:他なる考えとの出会い
話し合いに向かうグループワークの風景は、大人数でも同様です。
ただし、人数が多い分、少し異なるところも。
こちらは、とある契約校さまでの高校1年英語クラスの様子。
画面に映し出された問題について「隣近所と話し合うもよし、1人で考えるもよし。手元にテキストがあり、他の生徒や講師もいるこの環境を活用して効率よく考えてみよう!」という合図のもと、思い思いのスタイルで学びに向かう生徒さんたちの姿がみられます。立ったり座ったり体勢も自由であれば、いち早く答えを導き出したり、答えまでのプロセスをじっくり吟味したり、各自が展開する思考の質/速度もさまざまです。
そう、大人数グループワークの魅力は、少人数時に比べて「より多くの考え方」に触れられることです。
教室内に散ったあちこちのグループ/個人の思考に互いに触れ合って、「そんな考え方があるんだ」「え、全然違う考え方でやってる…」「いやいや、ここはこうじゃない?」「ここわかんないんだけど、どう考えた?」といった声が、生徒から盛んにあがります。
なかには異なるグループの考え方に触れて「え、文化が全然違う…!」なんてセリフが聞かれることも。教室内の各地に、種類も様々な思考が芽生え、それぞれが触れ合う様子は、まさに異文化交流。自らの考えを唯一解とせず、様々な道筋から問いの答えや本質に迫る思考力が鍛えられます。
一見して、いずれも「活発」に見えるこのグループワーク。
まだまだ試行錯誤の余地あるこの形式(そもそも教育が本質的にそう)ですが、生徒さんたちからは「友達と話し合いながら進めることに比較的好印象をもっている」「グループワークをすることでより理解を深めることができました!」「おかげで嫌いな英語が好きになりつつあります!いつもすごく楽しいです」などなど、前向きなコメントが多々聞かれています。より多くの生徒さんに資するよう、さらに深いグループワーク形式を追究していきます。
以上、サリヴァンの「グループワーク」、そのごく一部のご紹介でした!