私たちは「学びを最高のアソビに」をコンセプトに、創業以来、学校内に予備校を開講する「校内予備校」を運営しています。学校という場所で人間教育と受験指導を融合することで、学力と人間力の向上、そして教育の本質的な目的である「自立(自律)」の実現を目指しています。
今回は、今春でサリヴァン4年目となる久富さんにインタビューを実施。「圧倒的に人を幸せにする笑顔」が魅力の久富さんに、その背景にあるこれまでの努力や仕事に対する価値観をインタビューしてみました!
【プロフィール】
久富 和沙(ひさとみ かずさ):新卒でメガバンクに就職するも、自身の強みをもっと活かしたいという思いを抱き、予備校時代の恩師に相談。恩師も出講しているRGBサリヴァンの門を叩いた。産休・育休を経て2023年1月に復職。契約高校ではフェロー兼日本史コーチとして、家庭では元気ママとして奮闘中!
「『失敗が成功のもと』。成功した事の背景には必ず数々の失敗があります。だからこそ失敗はむしろ歓迎して次に繋がる一歩とすることを母としても心がけています。」
アットホームで自由な雰囲気が入社の決め手
――久富さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
大学卒業後はメガバンクに就職したのですが、自分の進みたい方向性とのズレを感じ、数か月で退職しました。その後は別の会社で秘書を務め、社会人4年目でRGBサリヴァンに入社しました。
転職を考えた理由の1つが、結婚のため福島に移住することが決まったからです。テレワークをしながら東京でも働ける仕事がしたいと考え、予備校時代の恩師に相談をしたところ、その恩師も出講していたサリヴァンを紹介してもらったんです。
――RGBサリヴァンに入社を決めたポイントは?
働き方を考慮していただける点はもちろんのこと、新しい挑戦ができそうな会社である点に惹かれました。
また、学生時代にも予備校でチューターのアルバイトを行っていて、もともと教育に対して興味があったことも理由です。サリヴァンの仕事は特に生徒たちとの距離が近く、全力で夢をサポートできるのではないかと感じましたね。
実は、初回の面談は喫茶店で食事をしながら行ったんです(笑)とてもカジュアルでアットホームな雰囲気があり、形式にとらわれない自由な社風も印象的でした。
――自由さというところは、入社後にも感じましたか?
はい、とても感じました。たとえばコミュニケーションのツールもメールではなくLINEが主体ですし、社内ミーティングの実施日は必ずメンバーで一緒に食事をします。会社という組織であるにもかかわらず、家族のような温かさがあって居心地がいいですね。
対話を通して生まれる生徒との信頼関係
――久富さんは、フェローとしてどのようなことを意識しながら仕事をしていますか?
生徒との対話を一番大切にしています。特に最近の生徒さんたちは、親御さんの期待に応えようとしがちだったり、周りに流されやすかったりする傾向があります。そうではなく、自分として何がしたいのか、将来どんなふうになりたいのかということを問いかけながら、とにかく生徒の心の声を聴くように心がけています。
私が以前担当した契約校の生徒さんで、高校3年生の9月になって国公立大学を受験したいと相談してきた子がいて。その時点での模試の結果を見たところ、全教科合格ラインの点数から程遠く、周囲の人たちも挑戦に対して否定的だったそうです。私は、できるだけその子に寄り添うコミュニケーションを図りたいと思い、どうして国公立大学を目指したいのか、大学で何を実現したいのかということを丁寧に聞くよう努めました。
その結果、本人のなかで目標が明確になったようで、ものすごいエネルギーを発揮して勉強し、11月の模試では9月の倍以上の点数を取ることができたんです。見事志望大学にも合格し、自分の夢を叶えられたと喜んでくれて、私も胸が熱くなりました。
――その生徒さんが持っていた本来のエネルギーを引き出したわけですね。これまでのRGBサリヴァンでの経験で、大変だったことや苦労したことはありますか?
会社としてまだ組織化、マニュアル化されていない部分があるため、何か新しいことを始めようとしたときに、自分自身で1から作りあげていく必要がある点が大変だと感じます。
たとえば一昨年、高校1年生と2年生の合同合宿を企画したんです。前例も正解もない状況のなか、他のメンバーを巻き込みながら1つの目標に引っ張り上げることに苦労しました。
ただ、大変さだけでなく、難題にチャレンジする楽しさもたくさんあったんですよ。何より合宿を実施したことで、生徒たちの間で連帯感が生まれ、横の繋がりだけでなく縦の繋がりも出来、互いに刺激を与えあうきっかけが作れたことが大きな収穫でしたね。
失敗は恐れるものではなく、成長のためのチャンス
――久富さんの信条として『失敗が成功のもと』という言葉を掲げていますが、失敗“が”と表現した部分になにか理由があるのでしょうか?
失敗こそが次のステージに向かうチャンスになると考えているからです。私も当社に入社したてのころ、100名近くの生徒さんに向けた説明会に登壇した際、失敗をしてしまってかなり恥ずかしい思いをしたんです。ただその1年後に行った保護者への説明会では自分の言葉ですんなりと話すことができ、あのときの失敗があったからこその成長だと感じることができました。
生徒たちを見ていると、失敗を嫌がる傾向があると感じます。過去問ですら間違えることを恐れたり、講師やスタッフから指摘を受けないようにという姿勢が見られたりとか。ただ、自分自身の経験上、大きな成功を成し遂げるためには失敗が糧となるんです。なので、生徒たちにも、失敗は恐れるものでないこと、そして次に向けてのチャンスとなることを伝えていきたいと考えています。
――当社の社員からも、久富さんのことを“辛いはずの努力を「楽しむ」ことにかけては右に出るものはいない”と表現する声があがっています(笑)そうした価値観は昔から持っていたのですか?
そうですね。中学生くらいの頃から周りを盛り上げて笑わせることが好きで、応援団を率先して行うようなタイプでした(笑)うまくいかなかったことも多いですが、そのような経験を経て得られた達成感は並大抵のものでないというか、いつまでも心に残りつづけるものなんですよね。
あと、努力の過程で苦しい姿を見せることで、周りの人たちに気を遣わせてしまうのも嫌で。「失敗してもいから楽しんでやっちゃえ!」というマインドで取り組めば、自分も楽しいし、周りもハッピーになってくれる気がするんです(笑)
――すてきな考え方ですね!そうした「楽しむ」という姿勢も含めて、久富さんが今後RGBサリヴァンで成し遂げたいことを教えてください。
まずは仕事と家庭の両立です。ありがたいことに当社はフレキシブルな働き方を尊重してくれていますので、私自身も仕事と育児、双方のバランスを取りながらどちらも楽しんで取り組んでいきたいです。また、自分自身がそういう生き方を見せることで、生徒たちが将来を考える際の1つのヒントになればいいなと思っています。
あとは、「夢を持って社会に出る生徒たち」をもっともっと生み出していきたいです。悲観的なニュースも多い時代ですが、サリヴァンとの関わりを通じて将来を前向きに捉えながら卒業できる、そんなきっかけを作れたらうれしいですね。
自ら仕事を生み出せる人が活躍する職場
――RGBサリヴァンの会社としての魅力は?
1つが先ほどもお話しした職場のアットホームさです。コロナ禍前は、大学生のアルバイトや社員の家族も交えてバーベキューを行う機会がありました。先日も懇親会で焼肉に行ったのですが、お肉は社長をはじめ、上席の人たちが焼いてくれたんです(笑)そんな光景も当社では違和感ないですね。
もう1つが、自分が挑戦したいことを後押ししてくれるところです。ルールや前例に縛られず、やりたい事柄には何でもチャレンジできる環境があります。
――当社で活躍する人材になるためには、どのようなマインドが必要だと思いますか?
RGBサリヴァンという会社を通じてやりたいことが明確な人ほど、活躍しているイメージです。特に当社の場合、仕事が与えられるのを待つだけの姿勢では、日々変化する現場の状況に対応していくことが難しいと感じます。
個性を発揮しながら、自律的に動ける人たちの集まりだと考えていますので、会社で成し遂げたいことを自発的に描ける人にはうってつけの職場だと思います。
――久富さんとして、今後どのような人と一緒に働きたいですか?
「器が広くて、思いやりがある方」ですね。
学校って思い通りにいかないことが多いんです(笑)関わる人もたくさんいますし、いろいろな価値観を持った方との折衝が必要な場面が多々あります。そのようななかで、自分の成果だけを追い求めるのではなく、広い心で他者を受け止め、相手の立場で物事を考えられる人と一緒に働きたいですね。