1
/
5

【SESについて】どんな人が向いてる?キャリア形成の中でどのように考えるべき?

Photo by Austin Distel on Unsplash

息抜きに読みたい:読了まで約5分

こんにちは!

代表の阿部です!いつも、お読み頂きありがとうございます!

今日は、SES(システムエンジニアリングサービス)という業種や、ソフトウェア開発においての立ち位置、そこで働く人などについて、つらつら書こうかなと思います。


目次

  • 息抜きに読みたい:読了まで約5分

  • SESってなぁに?

  • システム開発業界においてのSESはどんな存在?

  • SESエンジニアってどんな存在?

  • 働き方について

  • お仕事はどのように決まるの?

  • どんなキャリアが歩めるの?

  • ぶっちゃけお給料は高いの?

  • 単価連動型高還元について

  • 単価連動型高還元とは?

  • 知っておいて損はない!高還元の注意点

  • SESの単価って実際どのくらい?

  • PROOFのお給料は?

  • SESってぶっちゃけどんな人が向いてるの?

  • こんな人が向いてるよ

  • こんな人は高還元を選ぼう

  • こんな人は一度カジュアルに話しましょ!

  • 最後に

SESってなぁに?

SES(システムエンジニアリングサービス)とは、ITエンジニアが顧客の現場で技術力を提供する契約形態です。顧客のシステム開発や運用を支援します。

つまり、仕事場は社内ではなく、お客様の職場ということですね。

システム開発業界においてのSESはどんな存在?

システム開発においての登場人物は、主に以下4つです。

  • ユーザー企業
    • システム開発を発注し、実際に出来上がったシステムを使う会社や役所(エンドユーザーとも言う)
    • 開発済みのシステムや製品を運用し利益を上げる会社(自社サービス企業)
  • コンサルティング会社
    • 顧客要望の大枠から技術領域の選定や、導入するSaaS製品の選定を行う
  • SIer(受託開発会社)
    • 選定済みの技術に強いSIerが、ユーザー企業や、コンサルティング会社から受託し、開発を行う
  • SES
    • 上記のどれかの企業に対して、必要な技術を持った開発メンバーを、主にプロジェクトごとに提供する

つまり、プロジェクトに対して必用な技術を提供する会社です。

SESが技術提供を行わないと、世の中の多くのシステム開発は進みません。

なぜなら、SIerやコンサルティング会社は、自社で受託したプロジェクトに必要なメンバーを抱えていないからですね。

なぜか抱えないかというと、常に、安定的に、同じような技術領域のお仕事を受託する事は、ほぼ無理だからです。なので、メンバーを外注します。

SESエンジニアってどんな存在?

SESのエンジニアは、傾向としては沢山のプロジェクトに関わる事になる為、他社事例や、知見を蓄えやすいと思います。

SESは会社により様々なスタイルがありますが、基本的にまじめな会社であれば、エンジニアの現場経験は多くなると思います。

特定領域のシステム開発に知見の深いエンジニアは、プロジェクトに1人居るだけで現場が安心感に包まれます。笑

働き方について

働き方としては、以下の3パターンが主です。

  • 客先常駐:お客様先の職場へ物理的に出向いて常駐する
  • ハイブリット:週に2~3日など、客先に出向き、残りはリモート勤務する
  • フルリモート:完全にリモート勤務にて、仕事をする

PROOFは98%位フルリモートです。(最近1件ハイブリットのお仕事が入りました。)

お仕事はどのように決まるの?

通常は、お客様との面談を1回~2回行うことで現場アサインが決まります。

PROOFのような体制参画にて、現場関係構築を頑張ってる会社は、まれに面談無しでアサインが決まることもあります。まれにね!!

どんなキャリアが歩めるの?

会社としつこく話しましょう。PROOFの場合、事前にどのようなキャリアを望んでいるか話します。

そもそも、「SESは上流が経験できない」という話もよく聞きますが、これは会社によるのでは?といつも思います。

上流を目指す鮭のようなあなたには、こんな感じで案件を探す事をお勧めします。

  • 3年目までは、とにかく設計と実装!実装ができない人は、設計ができない。設計ができない人はお客様と話せません。基本設計をミスると影響でかいです。焦らず地を固めましょう。
  • 4年目からは、できれば基本設計、要件定義からできる案件にチャレンジしましょう。現場では手取り足取り教える余裕はありませんので、それまでにしっかり勉強しておく事をお勧めします。ここからはプロジェクト全体への影響もでかくなります。
  • 5年目以降
    • SEとして上流を目指したい方は、PLとして他人のレビューや、全体の品質向上を学びましょう。設計思想を学んだり、パターンや業種ごとにどのようなシステムを作る事が最適解なのか、大体型は決まってます。
    • PMを目指したい方は、プロジェクトマネジメントを常日頃から勉強しておく事で、必ずチャンスは来ます。なぜなら需要が高いからです。そして世のPMも意外と惰性でやっているベテランも多いので、しっかり勉強して丁寧にやれば、ちゃんといい方向にプロジェクトを持っていけます。ただしPMの力量のプロジェクトへの影響は特大です。うまくいかないとメンバーがゾンビみたいになりますし、お客様と揉めます。 


ぶっちゃけお給料は高いの?

これは完全に会社によります。

案件単価を開示しない会社の方が圧倒的に多いと思います。

大体、僕が見聞きしてきた中で目安は以下です。(勉強の為に、スキを見て結構人様のお給料聞いてきました。)

  • 1年~2年くらいの経験の浅いエンジニア:300~350万円
  • 3年~4年くらいの中堅エンジニア:400~500万円(500万円は相当いい方な気がする)
  • 5年~6年くらいの中堅エンジニア:400~600万円(会社や取得技術による)
  • ベテランエンジニア:400~800万円(会社や取得技術による)
  • PM:350~900万円(PM技術のみ育てる会社もあり、新卒からPMも沢山居ます。1000万円はあまり聞かないかな)

高いか安いかは会社により大きくバラつきがある印象です。

単価連動型高還元について

単価連動型高還元とは?

案件単価によって、エンジニアのお給料を決める方式をとっている会社です。

PROOFもこれです。一般的には従来のSESと比べお給料が少し高い傾向にあります。

フリーランスと、会社員の間みたいなスタンスですね。

知っておいて損はない!高還元の注意点

高還元を謳うところでも、以下のような話はよく聞きます。

  • 単価を正しく開示しない
    • そもそも単価を低く開示しているなど悪質な話も・・
  • 社保込み還元率を提示する
    • 「75%です!(社保込みで)」だと、給与としては60%弱の還元率で従来型SESと対して変わらない結果に
  • 福利厚生費込み還元率を提示する
  • 待機中給与カット(半額~全カット)
    • ※待機というのは、案件が決まらない状態です。
  • そもそもアサイン先が、開発現場ではない
    • 量販店・・・ってやつですね。
  • 営業努力が乏しい為に、商流が深い。よって単価が著しく深い
    • 還元率が高くても単価が安いと、お給料は安いです
  • 経歴詐称
    • これはまだまだ根強くあります。本当に良く聞きます

他社の事なので、あまり話しは広げませんが、知っておいて損はないかと・・。

SESの単価って実際どのくらい?

ここもお給料と同じく会社によって、大きく違うところです。

どんな変数があるのでしょう?

  • 商流の浅さ
    • 商流が1つ下がると一般的に単価が20%程下がります。
  • 取引先との信頼度
    • 取引先が新規の場合、いきなり高単価を出す案件は炎上中の案件が多いです。
    • 古いお付き合いの場合、こちらの提示単価があまりに相場と逸脱していなければ通ります。
  • 既存メンバーの現場での活躍
    • 既存でお取引先にアサインしているメンバーが活躍している場合、あまりに相場と逸脱していなければ通ります。
  • 取引先の商流
    • SIerより、コンサルティング会社直の方が単価が高い傾向にある気がします。
    • ユーザー企業直の場合は、以外と単価が出なかったりします。
  • 技術領域
    • 弊社はSalesforceで単価は割と高めですが、例えばマークアップ言語のコーダーなどは単価が低いです。
  • そもそも技術者の力量
    • 言わずもがなですね。

Salesforceで、かつ僕の勝手な感覚値でお伝えすると

  • 標準構築ができる:45~60万円
  • フローなどを使った複雑な自動化ができる:50~80万円
  • ApexやLWCなどプロコード開発ができる:70~90万円
  • ApexやLWCなどプロコード開発が高いレベルでできる:80~120万円
  • Apexを含めた詳細設計ができる:60~90万円
  • Apexを含めた基本設計ができる:80~120万円
  • 要件定義やPoCから対応できる:80~120万円
  • 顧客折衝/要件定義から構築まで丸っと高いレベルでできる:100~150万円
  • PMができる:100~150万円

みたいな感覚です。

下限上限は、商流5割、技術者のスキル5割くらいの影響度です。

PROOFのお給料は?

こちらのNOTIONにまとめてます。

https://rectangular-gatsby-873.notion.site/PROOF-95bccacd6a134fdc86fdcae08d50d4b0

ぜひご覧ください。給与テーブルの参考も載せてます。

単価のシートを変更すると、年収表示できます。


SESってぶっちゃけどんな人が向いてるの?

SESは、開発未経験から、10年選手のベテランエンジニアも在籍しており、社内ナレッジは、それなりにためている会社も多いと思います。あと技術ブログ頑張ってるとかね。

こんな人が向いてるよ

  • 1つの会社のシステムを5年、10年触るのがキャリア的に不安な人
  • 色んなエンジニアと仕事してみたい人
  • 色んな現場、色んなやり方、色んな実装に触れたい方
  • 開発をしたい方
  • プロジェクト回すだけじゃなく、実装にも興味がある方(SIerのPMからSESエンジニアになる人も居ます)
  • フリーランスやりたいけど、営業したくない方

こんな人は高還元を選ぼう

  • 単純に給料を上げたい方
    • 弊社でも前職から200万円~300万円上がった人も居ます
  • 自分の単価を知りたい方
    • 従来のSESだと、単価が一切わからず固定給で働く事に不安を感じる方も多いです
  • フリーランスに挑戦したいけど、一歩踏み出せない方

こんな人は一度カジュアルに話しましょ!

  • Salesforceエンジニアとして数年やってみたけど、お給料に納得がいってない方
  • フリーランスになりたい方(←ここの方、特に話したいです)
  • 自分の望むキャリアプランを現職で実現できないという方
  • 現在の会社のカルチャーが合わない方

最後に

いかがでしたか?

SESについて、少し解像度上がりましたか?

良くない話も、たまに聞く業界ですが、仕組みが分かればいい会社に巡り合える確率は上がると思います。

お互い頑張りましょう!

株式会社PROOF's job postings
4 Likes
4 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Yuji Abe's Story
Let Yuji Abe's company know you're interested in their content