「一人ひとりの輝きを見つけ、未来を照らす」──OfficeBrightという社名には、そんな願いが込められています。設立以来、社員の強みを見抜き、活躍できるキャリアの道をともに伴走してきました。
今回取材した村上さんは、23歳でセールス部門のトップに就任。順調なキャリアを歩んでいるように見えますが、大学を中退し、最初に選んだ仕事は居酒屋の前で夜な夜な呼び込みをする「キャッチ」でした。
営業未経験からのスタートをし、どのような経緯を経てトップの座についたのでしょうか。詳しく話を伺いながら、会社の魅力やグループ代表である淀澤社長の人柄、未経験入社だからこそ発揮できたご自身の強みについてお伺いしました。
村上大起 / 営業事業部 事業部長
営業事業部責任者。2021年に株式会社OfficeBrightへ入社し、営業未経験ながら圧倒的な成果を出し続ける。わずか2年で営業事業部の責任者となり、次期代表に抜擢された。現在は天性のコミュニケーション力を活かした、営業人材の育成にも注力している。
やるなら最後までやり遂げる。一度は諦めた野球部レギュラーを勝ち取り、野球推薦で大学合格
ーーどんな学生時代を過ごしていたのですか?
小学校3年〜大学1年までの10年間は、ずっと野球をしていました。とは言え、野球で挫折をした経験もあります。実は2回、野球を辞めたことがあったんです。そこからもう一度再開して、最後までやり遂げました。そのやり遂げる力が、自分の一番の強みかもしれません。
中学校ではレギュラーになれず、ずっと苦しかったんですよ。身長が160cmと小柄だったこともあって、思うように結果が残せませんでした。高校生の時にもライバルに勝てず、野球と向き合えなくなってしまい、少しやさぐれていた時期もありました。でもふと思ったんです。「高校3年にもなって、せっかく野球をやっているんだ。最後までやり遂げよう」と。そこから真剣に頑張って、高校3年の春に初めて背番号をもらい、レギュラーになれたんです。
ーー辛くても頑張ろうと思えた背景には、何があったのでしょうか?
母の存在です。シングルマザーで金銭的にも大変な中、支えてくれていました。母に恩返しをするためにも、やるなら最後までやって結果を残そうと思えたので頑張れました。
高校2年の時はずっと2軍だったんですが、ある大会でホームランを打ったことがきっかけで1軍に昇格。そこからさらに頑張って、高校3年の春の大会でベンチに入りました。ただ背番号が2桁だったので、悔しくて。最後の夏の大会では絶対にベンチ入りしてレギュラー出場したいと思い、誰よりも練習しました。筋トレや自主練でかなり自分を追い込んだ結果、1桁の背番号でレギュラーに選ばれました。
ーー逆境から結果を出していくプロセスが、素晴らしいですね。
ありがとうございます。最後は野球部で活躍できたので、大学にもスポーツ推薦で合格しました。しかし大学野球は、1年で辞めてしまったんです。「みんなで仲良く、楽しく試合をしていこう」という野球部の雰囲気と、自分のモチベーションが合わなかったんですよね。その後すぐにコロナ禍となってしまい、大学自体に通う機会も少なくなりました。またアルバイトも減ってしまってお金も稼げなくなってきてしまい、大学にいくこと自体にも悩み始めました。
「大学を卒業したからといって、良い給与がもらえるわけではない」と感じ始め、大学を辞めようと決断。母を説得し、大学を中退して仕事に専念したいと伝えました。実は「辞めたい」と前にもう伝えたことがあり、最初は「卒業だけはして欲しい」と言われていたんです。二度目に伝えた時には、「そんなに言うなら」と納得してくれました。やっぱり、自分としてはちゃんと稼いで親孝行がしたかったんです。誰よりも稼ぎたいとの気持ちも大きくなっていました。
夜の街で偶然声をかけた、淀澤社長との運命的な出会い
ーー淀澤社長とはどのようなきっかけで出会ったのですか?
最初に就いた仕事は、知人が働いていた居酒屋の呼び込みです。いわゆるお店の前にいる「キャッチ」ですね。ただ夜の仕事をずっとやるつもりはなかったので、1年ぐらい働いてから転職しようと考えていました。OfficeBrightの社長である淀澤さんに出会ったのは、この呼び込みがきっかけでした。
僕自身は昔から、相手の懐に入るのが得意なタイプでした。なので自然と打ち解けて、連絡先を交換し、飲み友達になったんです。偶然声をかけてから2ヶ月後ぐらいに、「今、南難波におるねんけど来れる?」と連絡が来て初めてじっくり話す時間が取れました。「どんな仕事をしているんですか」とか、世間話が中心でしたね。
それから11ヶ月後ぐらいでしょうか。「夜の仕事をやめて、昼の時間帯に働ける会社へ転職しよう」と考え、淀澤さんに相談したんです。仕事を紹介してもらえないかと伝えると、「面接をしようか」と誘われました。
ーー面接ではどのようなお話をされたのですか?
まずはOfficeBrightの事業内容や、営業の仕事について詳しく伺いました。先輩社員たちの実績や給与についても、聞きました。
「夜よりも昼の仕事に転職した方が稼げるのでは?」というのが僕のイメージでした。ところが昼の仕事は固定給がほとんど。営業のように結果が求められる仕事でも“固定給”が中心です。キャッチをやっていた頃は100%歩合給でしっかり結果を出して、月収30万〜40万円を稼いでいました。そのため「固定給の営業」だとそれほど稼げないのではないかと感じました。
淀澤さんは「新入社員は入社3ヶ月間は固定給。そこから先は歩合でもいいし、どちらかを選べるよ」と説明してくれましたが、僕は「100%歩合給でお願いします!」と答えました。もちろん営業未経験なので、成果はすぐに出せないかもしれません。でも、その時は絶対取れるという自信しかありませんでした。「稼ぎたい!」との気持ちが大きすぎて、即決です。
今にして思えば、淀澤さんはきっと僕の強みを見抜いていたんですね。僕の強みは「明るさ」。淀澤さんは、僕の明るさが活かせる働き方を止めない方がいいと思ったそうで「稼ぎたいなら、とことんやった方がいい」と応援してくれました。そのため、入社初月から歩合給で働くことになりました。
ーー入社してから最初に手がけたお仕事についてお聞かせください。
Wi-Fi、光回線の導入を個人宅に提案する営業です。3月に入社してから3週間はずっと研修期間でした。3月20日から30日までの10日間が、営業としての初めての稼働だったのですが、この10日間で7件受注しました。そのうち、淀澤さんと同行したのは5件でした。その後、4月からは一人だけで訪問して17件ほど成約しました。
50件の受注で営業売上は社内でTOP、月収100万円以上になったと思います。社員の平均受注件数が20〜30件、月収50万〜60万円ぐらいです。ですから毎月40件、コンスタントに成約できれば年収1000万円も達成できます。
23歳で未経験からここまで稼げるようになり、大成功だったと思っています。
短期間で成果を出した今だからこそ、改めて感じた仕事のやりがい
ーーこの仕事の魅力はどういった点にあると感じていますか?
魅力としては、コミュニケーション能力が活かせる点ですね。訪問販売を通じて、さまざまなお客様にお会いできる楽しさがあります。もちろん断られる場合もありますから、難しさを感じる側面も持っていますが。
ただ僕としては数字で結果が出る世界なので、やりがいを感じています。件数を重ねるほど、お金を稼ぐ能力が身についた実感が持てます。
また収入が高い点にはもちろん満足していますが、スピード感のあるキャリアアップが実現できるのもこの仕事の醍醐味です。現在、僕は入社して2年目ですが、事業部の責任者となりました。今は次期社長を目指している途中です。他にも営業として1年半活躍し、数字で結果を残したメンバーがリーダーへと昇格しています。そうしたチャレンジングな風土があるのも、魅力だと思います。
ーーご自身のポジションが変わり、改めて見えてきたキャリアの課題はありますか?
僕自身のキャリアの課題は、収入面です。役員のポジションになったため、歩合給から固定給になり、収入額も変動しました。
さらにもう一つの課題が、メンバーの教育です。僕の下にリーダー、さらにその下に4名のメンバーがいるチームでWi-Fi商品を扱っています。自分がメンバーだった時代には、誰かに相談することもあまりなかったのですが、いざ「組織経営に本格的に取り組んでいく」となると悩みました。淀澤さんにも相談するようになりました。
「どうすれば伸び悩んでいるメンバーの力になれるのか」「どう対応していけば良いのか」について何度も、正直に話し合いました。淀澤さんも「なぜ自分の後を任せようと思ったのか」と真剣に語ってくれました。今まで誰かに任せることに対して、逃げの姿勢でいたんだそうです。そういう本音を聞いて、もう腹をくくろうと覚悟しました。
例えば、メンバーの数字を伸ばすために「訪問件数を150件に増やしてみよう」と提案。営業なので、自分が背中を見せてお手本になっていくことも大切だと感じて、一緒に取り組みながら覚えていこうと励ましました。1ヶ月目は20件成約できても、次第に5件、10件と減っていってしまう様子でしたから。知識が浅いならば、訪問件数を増やしてみる。そうした課題と向き合っていく経験を、今まさに味わっているところだと思います。
ーー最後に、今後の会社が目指す未来についてお聞かせください。
次期社長として目指したいのは、社員みんながより稼げるような組織になることです。というのも、僕は稼ぐことによって心に余裕ができ、人生が好転しました。親孝行もできるようになりました。先日は誕生日プレゼントで母にアップルウォッチを買ってあげたのですが、すごく喜んでくれて嬉しかったですね。昔は闇雲に「稼ぎたい」と思っていましたが、その意義がわかり、より他のメンバーにも還元したいと考えるようになったんです。そして、そういった組織を作るためにも、具体的には年商数億円、従業員規模25名以上に成長させて、今の事業部門を分社独立させたいです。
弊社では、「夢はあるが何からしていいか、わからない」「現状を変えたい」「仕事を楽しみたい」そんな気持ちを持った社員が活躍しています。会社理念である「まだ見ぬ未来へ輝きを」に共感し、未来を見据えて尽力しています。僕も営業未経験でしたが、営業スキルについて基礎から学べて、マネジメント経験も積めますし、スピード感を持って成長できる環境も整っています。本気で行動し、成果を出したい方とお会いできる日を楽しみにしています。