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渡邉良次(Ryoji Watanabe)
SalesNow プロダクトUIデザイン責任者
青山学院大学を卒業後、Web制作会社に新卒入社。コンペでのアタックデザインの制作から受注後のアートディレクション・運用まで幅広く業務を担当する。
その後、定量的に自分の仕事を評価したいと思い事業会社に転職。ネイティブアプリやWebサービスのデザインからプロダクトマネジメントまで職種越境でプロダクト開発に取り組む。その後2021年にフリーランスとして独立。現在では「スタートアップのプロダクト開発に旗を立てる」をモットーに複数の企業に参画。
未経験から、デザイナーへ。
自分のなりたい未来を掴むために、没頭した新人時代。
元々はずっとコピーライターになりたかったんです。でも最初に就職した会社では総合職への配属だったので、その機会にはなかなか巡り会えず悩む日々を送っていたのが社会人のスタートでした。コピーライターという職種ではなくても、クリエイティブな仕事に打ち込めないかと考えていたときに、ちょうどその頃はスマートフォンのアプリが次々とローンチされていた時代。これならデザインをちゃんと学んだことのない自分でもできるかもしれないなと直感的に考え、働きながら専門学校に行くことを決断しました。社会人でありながら専門学校に通うというのはなかなかハードなことで、平日の授業に加えて週末に課題があったりするので、だいたい10人いたら半分は数ヶ月でいなくなります。私はイラストレーターもフォトショップも触ったことのないほどの未経験者でしたが、寝食を忘れるほど没頭していました。手を動かして何かが生まれていく、実際に動いていく。しんどいと思ったことはなくとにかく楽しかったんです。デザインはもとより、htmlやCMSの構築にもハマっていきました。そうして半年後に卒業。どうにか会社で先輩デザイナーの仕事を見ながら、仕事終わりの時間も休日も使い、まるで専門学校のときのようにひたすら実践的なデザインの勉強をしました。そんな積み重ねの月日が経ち、あるタイミングでデザインチームに配属されました。ここでようやくはじめて「デザイナー」という肩書きを得ることができたんです。でも感慨にふけている場合ではありません。お客さんの前では10年キャリア選手も新人も一緒。先輩と比べると明らかにスキル不足な自分が担当することで迷惑は決してかけてはいけないと、以前よりも集中して仕事に取り組むようになりました。土日の時間も使ってとにかく手を動かしていました。
そうして掴んだデザイナーという職種。仕事をたくさんやっていくうちにもっといろんな経験、いろんな領域の仕事がしたい気持ちが大きくなり、代理店へ転職。そこではコンペなども経験し、AD(アートディレクター)の肩書きを担えるようにもなり、クリエイティブ全体のデザインも任されるようになってきました。数多く仕事をすればするほどいろんな事業を知り、社会の動きも理解できてくる。そうすると受託という立場ではなく、自分でも事業側に立場を置いたビジネスサイドのクリエイティブを手がけてみたいと思うようになってきました。仕事が発生して依頼されてからスタートするのではなく、事業と目的を同じとしたクリエイティブをつくっていきたかったんです。そうして選んだ先はモバイルゲームをはじめとした様々なサービスを展開しているインターネット企業であるDeNAでした。
感覚ではなく、ロジカルに紐づいたデザイン。
事業に直結するデザインとは何かを学んだ。
事業会社でのデザイン。これがすごく難しかった。なぜならこれまでに手がけてきたデザインと根底から考え方が違うのです。例えば事業会社ではコンバージョン率などいくつかの指標をロジカルに組み立ててKPIを設計し、それを達成するためにUIや動作の細部まで検証してデザインしていくのです。感覚といったあいまいな表現ではなく、ロジカルに組み立てられたデザイン。サービスのUXをつくる本当のデザインはこうなのか、と最初は驚かされました。また、これまでの仕事ではデザインした後に運用にがっつりと関わることは少なかったのですが、事業会社にいるとサービスを改善し、よりよく成長させていくことがミッションなので、運用のこともマーケティングのことも当然知らなくてはいけないし、それを踏まえてデザインしないといけません。またビジネスサイドに自分も所属しているので、そういった話は知っていて当たり前の前提で常に会話が行われます。デザインだけではなく、今後のキャリアにおいて非常に大きな学びのある経験だったと思います。
その後、もう一つターニングポイントがありました。実践的なMBAが学べるビジネススクールであるグロービスからオファーをいただき、ジョインすることがありました。そこではUIデザイナーとして管理ツールなどのアプリケーションのデザイン開発に携わりました。ここでの大きな経験は、お客さんのリアルな声に触れながら一つひとつのシステムを構築していったこと。例えば、これまで私はずっと一人一台PCが与えられる環境で仕事をしてきたのですが、世の中の多くがそうではないことや、非常に不便なシステムをいまでもずっと使い続けていて変えたほうがいいのは分かっていても、変更するコストが膨大なためずっと使い続けているなど、自分が当たり前に思っていることが実は世の中とズレていることがわかりました。これはデザインをする上で、とても大事なことです。便利だと思ってやっていることが実は不便だったり使えなかったりするかもしれないのですから。きちんと声を聞いて、スピード感を持ってデザインしたとしても、ダメだったらすぐに改善していく。そういったPDCAの大切さを学びました。
SalesNowというプロダクトを絶対に成功させる。
強い覚悟を持って、私はこのプロジェクトに臨んでいます。
デザイナーとして様々なキャリアを歩んできた中で気づいたこと。それは実際に働かないと本当の意味でその会社の働き方やカルチャーにフィットするかどうかはわからないということでした。そこで私は2021年8月にフリーランスという道を選び、様々な企業とまず仕事を通じて関わることで、相互にとってよりよい関係を模索していこうと考えました。自分でも感じているのですが、矛盾があったら妥協ができないタイプ。この道で決めたらまっすぐに猪突猛進。それは生き方にも表れていて、正社員のオファーをいただくこともあったのですが、まずは自分で決めた条件を満たさないとその道には進めない、もしその出会いがなければずっとフリーランスとしての道を歩もうと思っていました。
そんな生き方を決断してから出会ったのがQuickWorkです。最初の面接で経営者二人の人柄と判断の速さに感銘を受け、働き方も相談し、ジョインすることを決めました。私がなによりも驚いたのは、本当に人を信じて権限委譲しているんだな、ということ。面接のときにSalesNowのデザインはすべてお任せします、と言っていただのですが、それが本当にその通りなことにビックリしました。私はいくつかの会社を渡り歩いてきましたが、本当にすべてを任せるという経営者には出会ったことがありませんでした。自分が立ち上げたプロダクトには、そう言っていても多少は口を挟みたくなるものです。でもSalesNowの実現したい世界やビジョンを深く伝えてもらった以外は特に何も言われませんでした。自分が保有する知識やスキルよりもプロフェッショナルだと思う人には、すべてを委ねる。そのブレないそのスタンスは尊敬しますし、こちらとしては身が引き締まります。制作会社と事業会社で培ってきた自分のすべてをつぎ込んで、期待に応えるプロダクトデザインをつくっていきたいと思っています。私はこれまでに携わったプロジェクトで「自分が存在したから成功した!」という経験はありません。だからこそSalesNowというプラットフォームは絶対に成功させたい。そんな強い覚悟を持って、このプロジェクトに臨んでいます。
また、QuickWorkは拡大成長しているとはいえ、まだ三期目のスタートアップ。人もどんどん増えていくし、組織のあり方もここから変わっていくと思います。いろんなことを提案し、実行していけるのもこの創業フェーズだけだと思うので、貴重な経験ができているなと感じています。いま私はデザイナー・エンジニアチームの生産性をどうやったら上げられるかということを考え、開発フローの仕組み化やMTGのやり方を変えてみたりということにも取り組んでいるのですが、組織のマネジメントの経験はデザイナーだとなかなかできないので、そういった部分もありがたいですね。成長できているなと感じています。
プロフェッショナルにとってQuickWorkは自身のキャリアの幅を大きく広げていける場所です。世界に誇れるSaaSプロダクトのデザインに携わりたいと思う方は、ぜひ一緒にやりましょう!世の中のセールスの仕組みを抜本的に変えていける可能性を秘めたプラットフォームです。志を同じくしている熱い方のご応募お待ちしています。
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コーポレートサイト >> https://quickwork.jp