子育ても、仕事も、あきらめない。
Fさんが語る、地方在住・5児の母としての“フルリモート営業”という選択
Q. まずは簡単にご経歴を教えてください。
三重県出身で、今も三重県内に住んでいます。現在は5人の男の子の母で、家庭と仕事の両立に奮闘中です。これまでのキャリアとしては、生命保険の営業を4年ほど、あとは実家のエステサロンでエステ・メイク業、ガスメーターの検針スタッフ、似顔絵師なども経験してきました。今はEmpire Stateの業務委託メンバーとして、テレアポ業務を担当しています。
Q. Empire Stateとの出会いは?
求人情報を見て応募したのがきっかけです。営業職を希望していたわけではなく、むしろ「営業以外がいいな」と思っていたくらいです(笑)。でも、過去の経歴に生命保険営業の経験があったので、その点を評価していただけたのかなと思っています。
Q. テレアポ業務はどうですか?
2024年4月から本格稼働し始めたばかりで、まだまだ勉強中です。これまで対面営業はしてきましたが、電話営業は初めてで、トークの温度感や間の取り方など、毎日試行錯誤しています。
Q. お子さんが5人いらっしゃるとのことですが、育児と仕事の両立はどうされていますか?
正直、毎日が綱渡りです(笑)。6時に起床して、朝ごはんや身支度を済ませ、子どもたちを送り出してから業務をスタート。9時〜14時半くらいを業務時間にしています。14時半で上がるのは、小学校の下校時間に合わせてお迎えが必要だから。通学距離としては徒歩30分ほどなので歩けないことはないんですが、田舎の小規模校で「1人で歩かせるのは不安」な環境なんです。だから、子どもたちの安全を最優先にしながら、仕事も柔軟に調整させていただいています。
Q. 子育て、大変じゃないですか?
もちろん大変です。でも、それ以上に「面白い」って思える瞬間があるんです。子育てって、人生で一番クリエイティブな活動だと思っていて。人間を育てるという営みに、毎日が発見と対応の連続。私の母が8人兄弟だったので、5人育てること自体に特別感はあまりないんですよね(笑)。うちは男の子5人で、しかも不思議と兄弟喧嘩も少なくて、子どもたちに救われている部分も多いです。
Q. ご家庭の中では、育児や家事の分担はどうしていますか?
夫は料理が趣味なので、食事面は基本的に夫担当です。朝ごはんも下の子2人分を除けば、子どもたちは自分たちで準備できる年齢になってきました。お風呂前に服を脱いだら洗濯機に自分で入れる、食べ終わった食器は自分で下げる――「自立」と「仕組み」で家庭を回すようにしています。母親からは「軍隊みたい」と笑われることもありますが(笑)、それぐらいでないとこの人数はまわらないです。
Q. フルリモートで働く環境についてどう思われていますか?
私にとっては理想的な働き方です。以前は対面勤務の職場も経験しましたが、子育てとの両立がどうしても難しく、時間的制約に悩まされてきました。Empire Stateでは「1〜2時間だけ働きたい」といったニーズも受け入れてくれるし、Slackでのやり取りも丁寧で、質問や相談もしやすいです。最初は「連絡したら怒られるかも」とビクビクしていた自分が今では信じられないくらい、安心して働けています。
Q. これまでに経験した“働きにくさ”との違いは?
前職では、パワハラのような環境に苦しんでいました。営業職として土下座を強要されたり、「殺すぞ」みたいな暴言を浴びせられたり…。当時は「これってパワハラ?」と悩んでいましたが、今から思えば明らかに異常でした。Empire Stateでは、評価も昇給もちゃんと対話の中で決まるし、理不尽な圧力もありません。実際、業務を始めてすぐに時給を上げていただいて、「こんなにスピード感あるんだ…!」と驚きました。
Q. 営業に対する気持ちに変化はありましたか?
最初は「営業=向いていない」と思い込んでいました。でも、話すこと自体は好きですし、学生時代には人と接する仕事にやりがいを感じてきた経験もあります。接客や対話を通じて人の心を動かすのが好きなのかもしれません。今はまだまだ未熟だと自覚していますが、アポログを聞いて自分の話し方を振り返ったり、改善の余地に気づいたりすることが楽しくなってきました。
Q. 多彩なキャリアをお持ちですね。エステ、メイク、似顔絵師まで…
物を作ったり、表現したりするのが昔から好きなんです。よさこいも長年続けていましたし、成人式のメイクを担当したこともあります。ガスメーターの検針もやっていますし、月に1回程度の仕事ではありますが、自分の生活スタイルに合わせて複数の仕事を掛け持ちしているのが現状です。
Q. 仕事を選ぶときに大切にしている軸はありますか?
\*\*「やりたいこと」と「稼げること」、両方あったら最高。\*\*でも、現実的には子育て優先で働ける範囲が限られているので、その中で自分にできることを最大限活かしたいと思っています。Empire Stateは、私のような事情がある人間にもチャンスをくれる場所です。地方に住んでいても、フルリモートで、子どもの行事を優先しても、ちゃんと仕事ができる。そういう柔軟性が、本当にありがたいです。
Q. Empire Stateで働く魅力を一言で言うと?
「安心して、“ちゃんと働ける”場所」。地方在住、子育て中、キャリアにブランクがある――そんな条件があると、「やりたくてもできない」と感じる人も多いと思うんです。でもEmpire Stateでは、その人の状況を理解してくれた上で、スキルを活かすフィールドを与えてくれる。私はこの会社に出会えて、本当に良かったと思っています。
Q. 最後に、この記事を読む方にメッセージをお願いします。
子どもがいても、自分の時間が少なくても、やりたいことをあきらめないでほしいなと思います。私は「2時半には必ず上がりたい」「行事は優先したい」というわがまま条件で仕事を探していて、それを全部叶えてくれたのがEmpire Stateでした。誰にでも活躍の場所はあるし、それを見つけるためには少しの勇気と行動力があれば十分。同じような境遇にいる方の参考になればうれしいです。