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【1泊2日/合宿レポート】箱根の温泉旅館で、"初"のオフサイトミーティングを実施してみた感想

こんにちは、AGE technologiesの広報担当です。

弊社は2021年6月1日付けで、”AGE technologies(エイジテクノロジーズ)”という新社名へ変更し、創業4年目を迎え新たなスタートを切りました。

またそれに合わせて、ロゴ及びコーポレートサイトの刷新や、”高齢社会にテクノロジー革命を起こす”というMission、また行動指針であるValuesの策定を行いました。

今回は、これら大きな意思決定の策定プロセスとして2021年4月に実施した、初のオフサイトミーティングについて、内容の振り返りも込めてレポートをお届けします(社内では「Mission&Values合宿」と呼んでいました)。

Mission策定の背景などは、CEO塩原さんのこちらの投稿で触れられているので、そちらをお読みいただけると幸いです。

またMissionやValuesは策定後の社内運用が肝ですが、そこについては弊社も現在進行形で取り組んでいるトピックで、本稿についてはどちらかというとイベントレポート的な視点で気楽にお読み頂けると幸いです!(半年以上前のことなので、できる限り雰囲気が伝わるように頑張ります)

副業メンバーも巻き込んで、2日間の合宿を実施!

まずは着いてすぐに記念撮影

実はこの合宿は本来であれば、1年前の2020年4月に実施する予定でした。

日程も決まり、旅館も確保し、ギリギリまでは実施する予定だったのですが、初の緊急事態宣言が発令。。一旦、すべて白紙になり、そこから1年間実施することができませんでした。

現在もコロナ禍という状況ではありますが、会社の転換期という視点で、どうしても”いま”実施することが大事だと捉え、開催にいたりました。

ー 参加者は、当時のコアメンバー5名

今回は5名で行いました。CEOの塩原さん、CTOの黒川さん、エンジニアの新納さん、司法書士の呉村さん、そして当時は副業メンバーであった伊藤さんの5名です。

弊社は、2021年10月時点の現在では内定者含め25名程度の規模になっていますが、当時はコアメンバーが上記の5名だけだったので、このメンバーで開催しました。

弊社では、特にエンジニアやデザイナーが所属するDevelopmentチームなどで、副業や業務委託として参加して頂いているメンバーがたくさんいますが、正社員・副業・業務委託など働き方で分けず、”どんどん巻き込んでいく”というスタンスを貫いており、当時は副業メンバーだった伊藤さんにも参加してもらう形になりました(もちろん、本人に参加の意思があったので参加していただきました!)。

気分を変えるために、温泉旅館で実施!天候も良く最高のロケーション!

今回の合宿は箱根の温泉旅館で実施しました。

都内のホテル等で開催することもできたのですが、会社の重要な未来を決めるうえで、日常よりも視座高く、開放感のある空間で議論したいなと考え、箱根でのオフサイトミーティングというかたちに決まりました。

抽象的なアジェンダについて長時間議論することは相当ハードでしたが、夜には美味しいご飯と温泉が待っているというモチベーションでなんとか考え切ることができたので、正解だったと思います!

宿については、使用目的が”合宿”だったので、宿泊部屋とは別に作業する会議スペースがあるか、ホワイトボードやプロジェクターなどの備品が揃っているかなどいくつかの制約があるなかで、結果的にはとても良い条件の宿を見つけることができました(探してみて初めて知りましたが、そういった目的に特化した予約サイトなどもあり、とても助かりました!)。

2日間みっちり予定を立てていたが、全ては入り切らなかった。。

1泊2日で、ざっくりとこんな感じのスケジュールで実施しました!

結果から述べると、このタイムテーブル通りにはいかず、1日目にMission、2日目にValuesについてディスカッションするまでが限界で、残りの振り返りや、組織制度についての議論は、後日オフィスに持ち帰って実施するかたちとなりました。

振り返ると、色々な面で今後の改善ポイントはありますが、場所を離れて少人数で深く議論をすることの生産性の高さは実感できたので、また時期を見て、別のアジェンダでも実施してみたいと思います。

CEOが作り上げた骨子に沿って、全員でディスカッション!

2日間という短い時間の中でどうやって詰めたのか?という点についてですが、CEOの塩原さんが事前準備として、全員が同じ方向を向いて議論ができるようなアジェンダを用意してくれました。

「登る山の頂上はどこか?」という非常に抽象度の高い議論が多くなるので、ある程度全員で議論の形を決めて話そうという目論見でしたが、結果的にこの事前準備があったからこそ、結論まで辿り着くことができたと思っています。

まずはアイスブレイクで頭の準備運動を開始!

本題に入る前に、全員でかんたんなアイスブレイクを実施しました。

頭を柔らかくさせるためクイズや、計算問題などに取り組みましたが、毎日一緒に働いているメンバーでも、”意外な物知り”や”意外と数学に強い!”みたいなメンバーもいて、盛り上がりました。

難易度をぐんと上げた最終問題では、全員が賞金がかかってるくらいの勢いで熟考し、白熱しました。笑

チーム戦で挑んだ最終問題に真剣に取り組む皆さん

「ミッションとは何か?」から整理、そして他社事例を参考に議論を進める

今回の大枠の進め方は、

  • 言葉の定義付け
  • 他社事例の調査
  • 議論の型を設定
  • 各自の思考とディスカッション
  • 情報の整理と集約
  • 意思決定

という6つのステップで行われました。

繰り返しますが、全員でゼロから考えると議論が散らばりすぎる可能性があるので、ある程度は事前に準備してきたアジェンダに沿って実施されました。

また、MissionやValuesについては、それ自体の定義が曖昧なので、「良いMissionってなに?良いValuesってなに?」というところから議論をスタートさせました。

更に、近年ではスタートアップ各社が公開しているオープンな情報でもあるので、そういった先行事例を参照にしつつ、良いエッセンスを抜き出しながら思考していきました。

塩原さんが独自にリストアップしたスタートアップ各社のMission一覧(全60社)

”思考の言語化”を全員の共通ルールにする

全員でのディスカッション時間も大事にしましたが、参加しているメンバー全員が当事者意識を持って取り組めるように、個人で思考する時間も頻繁に確保しました。

また「汚くても、整理されてなくても良いから、とにかく考えたことを言語化する」というのは全員で共通のルールとして設定し、意識するようにしました。

今回使用した会議スペースは、壁全面がホワイトボードだったので、自分の想いや考えを言語化して、それを全員に伝えるという作業を繰り返し行いました。

言語化することで、共通言語の抜き出しができたり、シンプルに伝えることの重要性が再認識できたりしました

あらゆる意見・情報を整理し、腹落ち感のある結論を導く

ある程度、議論の型は決めていましたが、予想通りディスカッションはあらゆる方面に飛躍しました。

こういう話しをしている「そもそも・・・」のような、全てをゼロに戻すような発言が出ることもあるのですが、そこはなんとか全員で軌道修正し、結果的に全員が納得する、MissionとValuesを絞り出すことができました。

MissionとValuesが決まった後の記念撮影。

余談ですが、これを決めた後、しばらく全員の口癖が「革命を起こそう」になっていて、その気が狂った様子がスタートアップっぽくて、すきでした。

フェーズの転換期に、納得のいく”頂上”を決められて本当によかった

スタートアップにおける大義名分の意味

塩原さんは「このタイミングでMissionを決める必要があるのか?」についてはかなり悩まれていました。

が、結果的には、その後発表させて頂いたリブランディング含め、全員が「あの時に決めてよかった」で満場一致しています。

やはりスタートアップには大義名分が必要です。もちろんそれがあったからといって、事業が上手くいく訳ではないし、それだけで採用がうまくいく訳でもありません。

それでも「世の中を変えたい、良くしたい」という想いから全てが始まり、その熱量が動かすものは大きく、合宿以降、会社の空気感が大きく変わったように思えます。

また、あえて大風呂敷を拡げるようなMissionを定めたことで、視座が大きく上がりました。

いまは会社全体に、この領域のリーディングカンパニーに絶対なるという強い意志や空気感が漂っており、それが一人一人のプロフェッショナルにも繋がっていると実感できます。

とはいえ、やることはまだまだたくさんある

冒頭でも述べましたが、MissionやValuesは、決めた後の「運用」が非常に大事です。

採用候補者向けに説明するにあたって、まずは働いているメンバーが全員それを理解し、同じ方向を向いている必要があるし、それらを体現できていなかったら、言葉はあっという間に風化します。

弊社では6月のリブランディング以降、採用を含めた「組織開発」にも力を入れており、いまは正直に話すと”まだ整えている途中”ですが、これからも試行錯誤を続け、定めたMissionとValuesがブレないような、強い組織にしていきたいと思います。

〜番外編〜 深夜に繰り広げられたボードゲーム大会

最後に少しだけ、合宿の醍醐味のひとつでもある夜の時間についても触れさせてください。

Day1での長時間の議論を終え、温泉や食事を楽しんだ後、参加者全員でいくつかのボードゲームをして夜を過ごしました。

ゲームマスターはCTOの黒川さんです。ピックアップされた選りすぐりのゲームを3つほど全員で遊んだのですが、これまたそれぞれの個性や特性を知る機会が得られて、非常に楽しかったです。

簡単にプレイしたゲームの紹介をさせて頂きます!

GAME1:嘘に対するリスクの取り方を知る”ゴキブリポーカー”

ひとつめのゲームは、全員初見の「ゴキブリポーカー」でした(最近テレビ番組でも取り上げられているのを見ました)。

手札を押し付けあい、相手に同じスートのカードが一定枚数溜まると負けてしまうという、単純なゲームです。

ただしこれは、単なるカードの交換ゲームではありません。トランプのダウトのような仕組みが取り込まれており、手札を相手に押し付ける時、スートを偽ることができます。相手が嘘を言っていることを見抜けば、相手がそのカードを引き受けなければいけません。

このゲームでは「自分は今、嘘をつくべきか?」「相手は今、嘘をついているのか?」という判断を求められます。ここがゴキブリポーカーの面白いところです。

実際、各チームメンバーのリスク管理や、嘘をつくことに対するリスクの取り方の違いが顕著に表れました。

CEOの塩原さんやBizdevの伊藤さんは、相手の意図を読んで嘘と真実を見分ける場面が多かった一方、開発チームの黒川さんや新納さん、司法書士の呉村さんは嘘が下手すぎて、出した瞬間に見破られたりしていました。

ー GAME2:期待値に対するリスクの取り方を知る”深海探検”

ふたつめに遊んだゲームは、「深海探検」でした。

これはサイコロを使ったチキンレースのボードゲームです。

プレイヤーは潜水士になりきって、サイコロの出目だけ海に潜り、宝物をサルベージします。ただし宝物をたくさん拾うほど、酸素が早く切れてしまいます。

酸素切れを起こさずに陸に帰って来られるギリギリのラインを狙うのが楽しいところです。

このゲームではサイコロの目や宝物の価値という、人の介在しない確率に対するリスクをどう捉えるかの違いが表れました。意外なリスクテイカーだったのは、司法書士の呉村さんでした。ですがその成果として、他の人がたどりつけない深層から宝物をサルベージする場面もありました。

ー GAME3:思わぬ思想を知る、キーワード人狼

最後に遊んだのは、ボードゲームではありませんが、キーワード人狼というゲームです。

このゲームは、雑談と人狼が適度に混ざった気軽な遊びです。割と有名かもしれませんね。

参加者はそれぞれ話題を渡されますが、そのうち1人だけが他の人と異なる話題を割り当てられます。雑談を通して、頓珍漢なことを言い出す人が出てくるのを楽しみます。

普段は話さないしょうもない話題や、プライベートな好みに関する話題に選ばれるため、「多分この人が人狼だな」と思いながら人の話を聞くのが楽しいだけでなく、人狼でない人が話す内容自体も興味深く、意外な一面を知る機会になりました。

私たちの初のオフサイトミーティングの夜は、こんな風に更けていきました。



AGE technologiesでは、生産的な昼時間と遊びの夜時間、どちらも楽しんでいけるメンバーを大募集しています。

少しでも興味をお持ちいただいた方は、まずはカジュアルにお話ししましょう!

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