【Ubicom社員紹介・中編】2つの国で育った私がUbicomを選んだ理由-海外人事でフィリピンエンジニアの挑戦を支える、最年少社員!
こんにちは!Ubicomホールディングス採用担当です。
引き続き、コーポレート本部 総務人事統括部所属のムン・チェウォンさんにお話をお聞きしました!
中編では、ムンさんが日々どのように海外人事の業務に取り組んでいるのか、その裏側に迫ります。
【社員プロフィール】
:ムン チェウォンさん
コーポレート本部 総務人事統括部所属。
2025年入社。
日本の難関大学を卒業し、TOEIC900点超え、日本語能力試験(JLPT)
N1・中国語検定(HSK)3級を保有!
※日本語能力試験(JLPT)N1とは
日本語能力試験(JLPT)の中で最も難しく、2,000以上の漢字と10,000以上の語彙を覚えなければならない政治・経済といった抽象的で複雑な文章を正しく把握し、話の流れや表現意図を理解することができる高い能力です。900〜1,200時間の学習が必要と言われています。
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📢現在の海外人事の主な業務内容を教えてください。
現在は海外人事として、フィリピンエンジニアの来日前〜帰国までの一連のサポートを担当しています。住居の手配、生活サポート、保険や年金などの各種手続き、給与・年末調整の対応、帰国前の調整まで、幅広く支援を行っています。
特にフィリピンの子会社 AWS との連携が多く、日々のコミュニケーションは 英語 が中心です。現地担当者・マネージャー・エンジニア本人とのやり取りはほとんど英語で進むため、日本とフィリピンをつなぐ “架け橋” の役割を担っていると感じます。また、フィリピンメンバーと日本側部署の間に入り、情報の整理や調整を行いながら、受け入れがスムーズに進むようサポートすることも大切な業務のひとつです。
制度や手続きだけでなく、
「今このタイミングでこの連絡をしておくと安心して準備できるかな?」
といった、相手の気持ちに寄り添ったサポートも心がけています。国をまたいで働くこと自体が大きな挑戦なので、その不安を少しでも軽くできたら嬉しいです。
📢業務を効率化するために、自分なりに工夫していることはありますか?
海外人事はイレギュラー対応の連続です。急な連絡が入ったときにもすぐ動けるよう、 情報整理と事前準備を徹底しています。また、チームメンバーが不在でも業務が止まらないよう、海外人事メンバー同士でマニュアルを作成・共有し、相互にカバーできる体制づくりにも取り組んでいます。
国内人事との連携も非常に重要です。
同じ人事部門でも扱う情報が異なるため、普段から細かくコミュニケーションをとり、フィリピンメンバーの受け入れ準備をスムーズに進められるようにしています。
今後も、臨機応変に対応できる準備、情報共有の精度向上、コミュニケーションの質を 上げることを目標に取り組みたいと考えています。
📢仕事の中でやりがいを感じる瞬間はありますか?
初めての手続きやわからない状況に直面したとき、自分で調べ、関係機関へ確認し、最終的に正しい解釈に辿りつけた瞬間に大きなやりがいを感じます。
最初は手探りで、この解釈で合っているのかなと不安になることもありますが、自分なりに仮説を立てて調べ、最終的にこれで問題ないと確認が取れたときは、知識が一段階広がった感覚があります。そうした積み重ねによって、スムーズに対応できていると実感できる瞬間が、とても嬉しいです。
また、フィリピンメンバーから「Thank very much」といったメッセージをもらうことがあります。画面越しのやり取りが中心ですが、直接お礼の言葉をいただくと、この仕事を選んで良かったと素直に感じます。
📢仕事の中で英語を使う機会は多いですか?
かなり多いです。受信するメールの約7割が英語です。フィリピン側の人事担当やマネージャー、現地メンバー本人とのやり取りのほとんどは英語で行っています。フィリピンメンバーは英語も日本語も堪能ですが、英語のほうが安心してコミュニケーションできるという方も多いため、業務全体の中で英語が占める割合は自然と高くなります。
一方で、日本側の各部署との調整は日本語で行うため、日本語と英語を行き来しながら仕事をする感覚に近いかもしれません。
「英語を使って仕事がしたい」「日本にいながら国際的な環境で働きたい」という方にとっては、とてもやりがいのある職場だと思います。
📢日本と韓国、2つの国で育った経験は今の仕事にどう活かされていますか?
1歳から9歳までは日本で、10歳から18歳までは韓国、19歳以降は再び日本で過ごしました。こうした経験から、異なる文化や言語環境に柔軟に適応する力が身につきました。小さな頃から国を行き来していたことで、「新しい環境でも自分らしく動くにはどうしたらいいか」を考える習慣が自然と身についています。 現在の海外人事の仕事では、フィリピンから来日するエンジニアをサポートする際に、この柔軟性や異文化理解が大いに活かされています。相手の立場や気持ちを想像しながら、安心して働ける環境を整えることができるのは、この経験のおかげだと思います。
海外人事としてフィリピンメンバーをサポートする際、「日本側の視点」だけでなく、「海外から来る人の視点」でも物事を考えられるのは、自分のバックグラウンドのおかげだと思います。
たとえば、住居探し一つとっても、「日本では当たり前だけれど、海外から来た人にとってはとても不安なポイント」だったりします。そうしたギャップをあらかじめ想像し、事前に説明やサポートを入れることで、安心感を少しでも高められたらと意識しています。
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次回は、ムンさんの今後のキャリアプランなどについてお聞きします!