DXビジネス人材特化型・副業から始まる人材紹介エージェント「Kyun Agent」

ーーー「Kyun Agent」はどのような課題をもとにスタートしたのでしょうか？

奥本：今後の日本では、DXやスタートアップの人材がより必要になっていきますが、そもそも人材が枯渇している・転職後のミスマッチが多いという課題があります。また、スタートアップやDXについては業界自体の歴史が浅いため、求職者は情報が得にくく、企業側も自社でわかりやすく魅力的に発信できていないという課題が存在します。

ーーー具体的にはどのような人材・企業をターゲットとしているのですか。

奥本：求職者であれば若手で商社・コンサルなどからスタートアップに転職したい、日系SIerから外資企業に転職したい、コンサルから事業会社DX部門に転職したい人、などですね。

企業としては、シード/シリーズAあたりのスタートアップ、DXやAIを主に扱っている外資IT大手〜スタートアップ、事業会社DX部門の求人を主に扱っています。特に、認知がなくて採用に困っている、DXやAIの案件があり、技術者はいても案件を推進するBiz人材がいない・すぐ活躍できるかどうかを確かめたいができていない、といった課題を抱えてる企業ですね。

ーーー採用実績が少ないと、長期的にどのような方が活躍できるか、その見極めが難しいですよね。その点については、どのように取り組まれているのでしょうか。

奥本：単に企業や求人の紹介だけではなくて、求職者にはコーチングのようにそれぞれが今後のキャリアライフをどのように歩みたいかを聞いた上で提案しています。そうすることで、辞退率を下げることだけでなく、長期的にその方が楽しく働くことができると考えています。また、魅力を引き出すブランディングのサポートもしています。

もうひとつの特徴としては、まずは「お試し転職」という形で副業からのスタートを推奨しています。1〜3ヶ月副業でお互いの相性を確認した上で、正社員としての契約をすることでギャップが生じにくくなる、企業側にとっても早期離職を減らしたり給与面でも採用しやすかったりといったメリットがあります。

既にDX領域で活躍し急成長企業での活躍を希望するDXビジネス人材にとって、安心のキャリア選択のサポートを目的とした副業からの転職として「お試し転職」サービスが大変好調です。

ーーー上記を踏まえて「Kyun Agent」の特徴を教えてください！

奥本：特徴は3つあります！

①独自の人材プール

• サーチ型では探せない潜在層の人材プール
• スタートアップがリーチ出来ていない独自の人材プール

ビズリーチなどのスカウト媒体に依存しておりません。2022年6月現在、僕たちの転職候補者の6~7割が、SNS上などでの独自のスカウトスキーム経由で、採用市場には出てこない優秀層や転職潜在層も多く抱えています。そのため競合のエージェントと異なる人材プールです。

②副業からの転職でミスマッチ・早期退職ゼロ

• 実践でのお試し転職の推奨
• より深い相互理解を行った上での正社員登用を

中途採用あるあるは、入社後の「こんなはずじゃなかった...」という双方のミスマッチ。特にスタートアップや新気鋭の組織は、公開された情報も少ない中変化も激しく、選考時の仕事内容とは異なる業務を行うことも日常茶飯事であったり、代表やカルチャーとの相性などといったマッチングの変数も多かったりしています。そのため、3~6ヶ月以内の早期退職も非常に多く、双方の人生において不幸な形となっています。副業から始めるメリットは、早期離職なしであることです。すでに知った上で入社することで、3~6ヶ月以内の転職なしを実現します。

③提携は厳選企業のみ・候補者に寄り添った支援を

• 紹介は、Kyunの経営陣がピックアップした優良企業のみ
• 現場経験あるKyunメンバー独自の情報提供・カウンセリング・コーチング

Kyunでは闇雲に数を追って企業さまとの提携をしていません。スタートアップの現場経験や、あらゆるDX企業に精通したメンバーだからこそ、優良企業さまのみに厳選して手厚く支援しています。また、候補者に関しても、売上やKPI主義ではありません。独自のキュンポイントなども踏まえて候補者に企業さまのキュレーションをしたり、納得のキャリアライフの実現のためにカウンセリングや選考の支援を行ったりしています。

ーーー今後の展望を教えてください！

奥本：今立ち上げているDXのビジネス人材特化で一番を目指し、拡張・深度を深めます。

現在注力しているのは、DXビジネス人材としてすぐすぐに活躍いただける顕在層ですが、今後は潜在層やリーチしづらい外部の人材への”拡張”も検討しております。具体的には、ミドルシニアや未経験向けへのリスキングやリカレント教育を含めた就職支援や、ハイクラス外国人をターゲットにするなどです。

拡張のほかは”深度を深める”ために、Kyun独自の価値づくりにも注力したいです。自律的な価値感でキャリアライフを形成できるようなコーチング技術や、DX問わずweb3.0やメタバースなどの最先端技術や成長産業の専門性の強化、スカウト媒体に依存しない独自の集客チャネルの開拓、三方良しなエージェント事業実現のための事業企画などです。

また、これらは独立した事業として、KyunキャリアやKyunコーチングなど新規事業として始めることも検討しております！