こんにちは!
SNSマーケティング支援とクリエイタープロダクション事業を展開する、SI株式会社です。
弊社代表・片岡が語る、SIに込めた想いと目指す未来。全3回にわたる連載の第2回です。今回のテーマは、「社会課題」。
日本人の100人に6人しか、仕事にワクワクできていない。この国の現実と、そんな背景から生まれたSIのPurpose、Mission、Visionを聞かせてもらいました。
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【代表インタビューVol.1】「学生のうちに遊んどけよ」と言われて育った僕が、なぜ日本一ワクワクできる会社を作るのか | SI株式会社
目次
100人に6人しか、ワクワクできていない
—— Vol.1では、憲哉さんがSIを立ち上げた原点を伺いました。ここからは、SIが本気で挑もうとしている課題について、聞かせてください。
僕が、ずっと引っかかっている数字があるんです。
6%。
自分の仕事に本気でワクワクできている日本人の割合です。
100人いたら、6人しかいない。
世界最大の調査会社である米ギャラップ社が、139ヶ国を対象に毎年行っている、世界で最も権威のある調査の数字です。世界平均は23%、アメリカは33%。日本は、最下位レベル。
しかも、この数字は10年以上ほとんど動いていない。働き方改革が叫ばれ、リモートワークが普及し、副業が解禁されても、日本人のエンゲージメントは、上がらなかったんです。
「諦め」が、連鎖している日本
—— その6%という数字は、日本社会にどんな影響を与えているんでしょうか。
このエンゲージメントの低さによって、日本では年間86兆円もの価値が眠っていると試算されています。これは、日本の年間税収を上回る規模です。
「どこかから86兆円が流出した」という話じゃありません。生産性も、売上も、改善も、挑戦も、本来なら生まれていたはずの価値が、生まれないまま消えている。
日本人が仕事にワクワクできていない。これは単なる「雰囲気」の問題じゃなくて、日本経済の成長余地が丸ごと眠っている、という話です。
原因は、はっきりしていると思っています。
「仕事はワクワクするものだ」と、知らないまま社会人になる。
疲れた顔で帰ってくる周りの大人。「働くって大変だ」「学生のうちに遊んどけ」という言葉。そういうものばかり浴びて育つので、ワクワクして働く大人を、そもそも目にすることが少ないんですよね。
そのうえ、学生のうちに自分で確かめられる場も、圧倒的に少ない。長期インターンは近年増えてきたけれど、その多くは雑務やアシスタントどまり。本気で裁量を持って、成果を出す経験まではさせてもらえない。
これで、社会人になった瞬間からエンゲージメントが上がるはずがないですよね。
そして、ワクワクできない大人の姿を見て育った次の世代も、同じように社会へ出ていく。これは、ワクワクが連鎖していない社会。むしろ、「諦め」が連鎖している社会なんです。
Purpose ── ワクワクが連鎖する社会を実現する
—— それが、SIのPurposeに繋がっているわけですね。
そうなんです。
「ワクワクが連鎖する社会を実現する」。これが、僕たちのPurposeです。
心からワクワクできるものに出会えたとき、人は自ら学び、挑戦し、成長し始める。そして、その熱量は、周囲にも伝染していく。ひとりの挑戦が、誰かの勇気になり、新しいワクワクを生み出していく。
僕たちがワクワクにこだわるのは、それが人を動かすエンジンだからです。義務感で動く人と、ワクワクで動く人。同じ時間を過ごしていても、努力の量も、吸収の速さも、まったく違ってくる。
ただ、僕たちの言う「ワクワク」は、「好きなことだけをする」こととは、まったくの別物です。本物のワクワクは、本気の挑戦の先にしかない。
分かりやすいのが、トップアスリートですね。彼らの毎日は、「好きなこと1」に対して「やりたくないこと9」くらいの割合なんです。試合の90分の裏には、走り込みと、体調管理と、地味な基礎練習と、映像を見ての反省が、何千時間もある。
その9を乗り越え続けているからこそ、1を最高の形で実現できる。逆に言えば、9から逃げて1だけを取ろうとする人には、その1すら手に入らないんですよね。
だから僕たちが「ワクワク働こう」と言うとき、それは「好きなことだけやろう」じゃない。「本気で挑もう」という意味なんです。
そして、ワクワクは、ひとりの中だけでは終わりません。本気でワクワクしている人を見ると、周りも刺激される。「自分もやってみたい」と、次の誰かに火がつく。
先ほどお話しした「諦めの連鎖」を、そのまま逆向きに回すイメージですね。
僕たちは、この連鎖の"最初の火種"になる。すべてを自分たちでやり切るのではなくて、最初の火を灯すのが、僕たちの役割なんです。
Mission ── 一人ひとりの可能性を、Incubateする
—— そのPurposeを実現するために、Missionはどう定めていますか。
「一人ひとりの可能性を、Incubateする」というMissionを掲げています。
誰の中にも、まだ孵っていない可能性がある。私たちは、その可能性に火を灯し、挑戦できる環境と裁量を与える。「自分にもできる」を実感したとき、人は自らの可能性を解き放ち始める。
Purposeが「なぜ存在するか」だとすれば、Missionは「そのために何を成すか」。
「ワクワクが連鎖する社会」をつくるには、まず"最初の火種"になる人を増やしていかないといけない。それが、僕たちの日々の使命なんです。
「自分なんて」と思っている人ほど、実は大きなものを秘めているんですよね。だから僕たちは、その可能性を信じるところから始めます。
心理学に「ピグマリオン効果」と呼ばれる、有名な実験があります。教師に「この生徒たちはこれから伸びます」と伝えると、ランダムに選んだだけの生徒なのに、成績が本当に伸びたんです。
人の可能性を本気で信じると、接し方も、かける言葉も変わる。それが本人の自己認識を変えて、現実の成長になる。期待は伝わり、現実になるんですよね。
ただ、可能性は、放っておいても孵りません。卵が孵るのに適切な温度と環境が必要なように、人の可能性にも、火を灯すきっかけと、本気で挑戦できる環境と裁量が要る。
だから、SIで任される仕事には、いつも「少し背伸びが必要な裁量」が含まれています。
それは偶然ではなく、「あなたならできる」と信じて、あえて挑戦できる舞台を渡しているんです。そしてやり切った人は、今度は自分が、次の誰かの可能性を孵す番になる。
僕たちの会社名「SI」も、「SNS × Incubation(孵化させる)」から来ているんですよね。人の可能性を孵す会社。それが、日々僕たちがやっていることです。
Vision ── 心を動かす力で、Japan as Only Oneを
—— Purpose・Missionの先に、SIが描いているVisionについても聞かせてください。
SIのVisionは、「心を動かす力で、Japan as Only One を実現する」です。
いま、世界はAIの進化によって、大きな転換点を迎えています。これまでは、論理的思考力や知識量といった「頭の良さ」が、人の価値の中心にありました。学歴も、その指標として大きく機能してきた。
そんな価値の基準を、AIが一瞬で覆していく。「頭がいい」だけでは、もう価値にならない。
ただ僕は、これを脅威だとは思っていません。単に、ルールが変わったということです。そして、ルールが変われば、勝てる人も変わる。
じゃあ、AIにできないことは何か。「人の心を動かすこと」なんですよね。
相手の感情を理解する。本気で人と向き合う。信頼を築いて、心を通わせる。そして、「あなただから」と選ばれる。
僕たちは、この力を「EQ(心の知能指数)」と呼んでいます。AIが進化すればするほど、EQの価値は上がっていく。
そして面白いのは、このEQが、日本人がもともと得意としてきた能力だということ。おもてなしの精神、相手の立場を慮る文化、言葉にしなくても気持ちを汲み取る感性。全部、EQの表れです。
AI時代に最も価値を持つ力を、僕たちはすでに持っている。これは、日本にとって大きなチャンスです。
そしてもうひとつ、大事にしている考え方があります。
Number Oneではなく、Only One。
かつて日本は「Japan as Number One」と呼ばれた時代がありました。経済力で世界一を目指して、他国と同じ土俵で、より「速く」「安く」「多く」を競った時代です。
でも、その競争で日本は抜かれた。同じ土俵で量や速さを競えば、人口の多い国にも、コストの安い国にも敵わないんですよね。
だから僕たちが目指すのは、唯一無二の存在になること。AIにも、他の誰にも代替できない人です。替えのきかないものは、いつだって最強なんですよね。
SIで、EQを磨いた人が、それぞれの就職先で「あなただから」と選ばれる存在として活躍する。その一人ひとりの活躍が、日本の企業を強くし、日本の未来をつくっていく。
だから、このVisionの主語は、会社じゃないんですよ。あなたです。あなたがSIでEQを磨くこと、そのものが、Japan as Only Oneの実現なんです。
エンゲージメント率を、6%から23%へ
—— その「ワクワクが連鎖する社会」を、どのように実現していくんでしょうか。
「ワクワクが連鎖する社会」というと、ふわっと聞こえるかもしれません。でも、これはある「ものさし」で測ることができるんです。
その「ものさし」が、さきほどお話ししたエンゲージメント率です。「ワークエンゲージメント」と呼ばれる指標ですね。
人が自分の仕事にどれだけ熱意を持ち、活き活きと取り組めているかを示すもので、まさに「仕事にワクワクできているか」を測る、公式の数字なんです。
つまり、僕たちのPurposeは、こう言い換えられるんです。
日本のワークエンゲージメント率を、引き上げる。
目指すのは、6%から23%へ。世界最下位グループから、世界平均へ。約4倍の引き上げです。
正直に言えば、簡単な目標じゃない。ただ、僕たちには、これを実現する明確な戦略があるんです。
1万人のリーダーという、最初の火種
—— どんな戦略を考えているのですか。
ギャラップ社が、270万人・10万チームを分析して出した結論があるんです。
チームのエンゲージメントの7割は、リーダーで決まる。
メンバーが仕事にワクワクできるかどうかは、給料でも、福利厚生でも、会社の制度でもない。そのチームのリーダーが誰かで、大半が決まってしまうんですよね。
これは、僕たちにとって決定的な意味を持っています。
育てているのが、まさに「リーダー」だからです。
EQが高くて、人の心を動かし、本気で人と向き合えるリーダー。そういうリーダーが一人、職場に立てば、その下のチーム全員のエンゲージメントが変わるんです。
だから僕たちの戦略は、明確です。
「SIから、1万人のリーダーを輩出する」
そのリーダー1人が、職場で平均30人のチームのエンゲージメントを引き上げるとすれば、直接動かせるのは30万人。でも、ここで終わらないんです。ここから、連鎖が始まる。
その30万人のなかから、また新しいリーダーが育つ。彼らがまた次のチームに火をつける。ワクワクは、一人から次の一人へ、リーダーからリーダーへと、連鎖して広がっていくんです。
僕たちが、すべての日本人を直接変えることはできない。でも、その変化の"最初の火種"になる1万人を、育てることはできる。あとは、連鎖が社会を変えていく。
これこそが、Purposeで掲げた「最初の火種になる」の、本当の意味なんです。
この連鎖を、SIから起こす
—— なぜ、SIのPurposeが「最初の火種になる」なのか。繋がってきました。
「日本一ワクワクできる会社を作る」というのは、Vol.1でお話ししたように、僕個人の原点にあったものでした。
ただ、それを事業として本気でやると決めたとき、僕は、単にワクワクできる会社を作りたいわけじゃないと、気づいたんです。
僕がやりたいのは、「日本社会そのもの」に、ワクワクの連鎖を起こすことなんですよね。
もう、諦めが連鎖する社会は終わりにしたい。今度は、ワクワクが連鎖する社会を、僕たちの手で作っていく。それが、SIが本気でやっていることです。
100人に6人。年間86兆円。この数字が突きつけているのは、この国が10年以上、諦めを連鎖させたままだという事実。
その連鎖を、逆向きに回す。ひとりのワクワクが、次の誰かのワクワクを生み、社会全体へと広がっていく。SIが本気で挑んでいるのは、そんな未来の実現です。
では、その未来を、どうやって作るのか。何を目指し、どんな事業で日本一を取りにいくのか。そして、SIで働くことは、あなたにとって何を意味するのか。
その続きを、次の記事でお届けします。
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