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デジタルとリアルの融合で日本の家庭に「ゆとり」を!Antway CPOにインタビュー

株式会社Antway HR部の森田です。

Antwayは、「あらゆる家庭から義務をなくす」をミッションにお惣菜というプロダクトを通して、日本の家庭に「ゆとり」を生みたい、そんな想いを持ったメンバーが多くいます。その中でも、CX部は、顧客体験(CX)の向上をミッションとして、ユーザー調査、サービス設計、プロダクト開発、マーケティングなど、幅広い業務についています。

そんなCX部ですが、

AntwayのCX部で働くことは、どのような意味を持つのか?
Antwayのプロダクトマネージャーとして求められる資質とは?

CPOの鷲頭さんにCX部のこと、どんな人と働きたいかなどを聞いてきました。


ーAntwayに入社してからの経歴を教えてください

実は正社員1号なんです。プロダクトマネージャー職で入社しました。最初はソフトウェア領域がメインでしたが、その後は生産現場や料理といったハード面の業務にも携わりました。当社でいうロジスティクス部で、生産現場のマネジメントや新キッチンの立ち上げも経験しました。その後、CX部長を経て、現在はCPOも兼任しています。

必ずしも前職までに培ってきたスキルが即使えない領域にも飛び込んでみたのですが、プロダクトマネジメントをする上ではかえって良かったと感じています。急がば回れというか。

  新規メニュー開発フローの構築をした際に開発に携わったメニュー「焼き玉ねぎのタルトグラタン」


ーAntwayへの転職経緯やきっかけはどのようなことでしたか?

前職もベンチャー企業でしたが、会社としては10年くらい続いていたので、事業もカルチャーも「成長」というところから少し距離ができていたかなと思います。当時、経営に対して現場が意見を言える状態でもなかったので、とても歯痒い思いをしていたというのが本音です。

そこで、ゼロに近い会社に飛び込み、自分が「成長」を大きく担ったと自信を持って言えるようになりたいと考えるようになりました。そんな時、CEOの前島さんからSNS経由でお声掛けをいただいたのがきっかけです。

実は実家が、レストランを経営していたり、自分自身食べることが好きだったり、このプロダクトは自分のルーツでもある「食」に関する事業であることに何か運命を感じました。また、リリース半年で、役員が2名しかいないゼロに近いフェーズだったので、このアーリーステージであれば色々学び、成長していける、ここしかないと思い転職を決心しました。


ー入社された背景には、会社に対しての魅力も大きかったのですね。では、Antwayの「プロダクトの魅力」についてはどう感じていますか?

デジタルマーケティングやソフトウェア開発などの「デジタルプロダクト」と、料理や生産などの「リアルプロダクト」を横断して顧客体験を作る経験が積めるところだと思います。同時に、異なる専門領域を横断する必要があるので、大変さも併せ持つとも思います。

例えば、新規メニュー開発ひとつとっても、お客さまの声を元にしたマーケティング的な視点はもちろんのこと、実際に生産するキッチンのキャパシティや原価観点、調達観点など、現場ナレッジや専門的な知識が必要なことが多くあります。そんな中でどうすればBetterではなくBestな顧客体験を提供できるか、考えていかなければならないという使命があります。


ー当社の「プロダクトの課題」はどんなところにあると思いますか?

いくつか課題があります。

長らくご利用いただいているお客さまが当社の食事体験に飽きを感じていらっしゃることが分かっています。体験として飽きがこない仕組みの構築をし、ヘビーユーザーの方にも常に満足し続けていただけるサービスの開発に力を入れていきたいと思っています。

また、一部新規のお客さまがプロダクト価値を100%体感しきる前に解約している現状があります。プロダクトの方向性と成長を示す指標のNorth Star Metric(NSM)の発見をいち早く進めて行かなければと思っています。これは、オフラインの体験が絡むため取得できるデータが限定的です。どうオフラインの体験データを取得するかなど、問題解決を含めたやり方を考えていく必要があります。

他には、食事という家事を外注すること自体に抵抗感があるお客様が多いということがアンケート結果からわかっています。その態度変容をどう促すかということも一つ大きなポイントだと考えます。

サービス開始から、幼児向けのメニュー、大人2人向けのプラン、アレルギーに対応したプラン、原材料を国産のみにこだわったプランが欲しいなど沢山のご要望をいただいています。難しいのは、このように家庭ごとに異なるニーズがあるということです。ROIを踏まえながらどこまで個別対応する仕組みを用意すべきかを考えるなど、本当に課題は数多くあります。ただその分、解決できる課題の数も多く、成長のポテンシャルが大きいとも言えます。


ーCPOとして、鷲頭さんが大切にしてきたプロダクトに対する想いや信念があれば教えてください。

CPOとしては2つ大事にしていることがあります。

1つ目は、単なる惣菜デリバリーサービスにとどまってはいけないという事です。食事だけでなく、洗濯や掃除、子供の将来に向けた積立などあらゆる家庭の義務を弊社がまるっと引き受け、日本の家庭のプラットフォームのようになることを目指しています。可能性は数多く幅広いですね。

2つ目は、やはり、当社が目指すのは「ゆとり」を家庭に生み出すこと、そこにはこだわりたいですね。この「ゆとり」は、大変さがなくなって楽(らく)になるだけでなく、生まれた余暇をより楽しく豊かな時間にすることを意味しています。プロダクトとして、今は楽(らく)にするための機能は磨いてきていますが、正直、楽しさ部分はまだ弱いと思っています。こちらもどんどん磨いていきたいと考えています。


ー今、当社でプロダクトマネージャーに求めていることについて教えてください

そうですね、「マインドセット」が重要かなと考えています。

弊社において、プロダクトを大きく成長させるためには、「デジタルプロダクト」と「リアルプロダクト」を跨いでマネジメントする必要があります。

それには、やはり自部署だけで解決できることはほとんどありません。社内外の各ステークホルダーとの調整や交渉が日々、発生しています。

テクニカル、ポータブルな各種スキルなどこれまで培ってきた武器は活かしつつ、未知の領域に越境して各ステークホルダーと議論することが苦でない、そういうマインドを持った方が向いているかなと感じています。

少しでも共感いただいた方、CX部のプロダクトマネージャーポジションにご興味がある方、ぜひお話しさせてください。

ーありがとうございました


「デジタルプロダクト」と「リアルプロダクト」をまたいで日本の家庭に「ゆとり」を生み出してみたいと思った方、ぜひ一緒に「成長」を共にしませんか?

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