【職種紹介】運用ってどんな仕事?組織の成功を支える、縁の下の力持ち | なゆたネット PROFESSION
こんにちは!8月に公開しました『動画で分かるなゆたの働き方!運用メンバーの1日を追ってみた』は見ていただけましたでしょうか?!今回は、なゆたネットの職種紹介シリーズ【運用】についての業務内容を"...
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こんにちは!近年、動画配信サービスがどんどん広がる中で、映像コンテンツを支えるお仕事がますます重要になっています!なゆたネットは、映像配信の裏側を支えるポストプロダクション(ポスプロ)業務を担い、作品を最高のクオリティでお届けするお手伝いをしています。
そんな中「ポスプロとは何だろう?」という疑問の声をよく耳にします。私も、業務に触れるまで理解しきれていませんでした…。他にも、配信業界に欠かせないのが“PF”と“CP”ですが、そもそもCPって何の略?PFって何?という方も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、映像が配信されるまでの流れを含め、関係各所の役割についてわかりやすくご紹介します!
配信に関わる関係各所の役割
1. PF(プラットフォーム)=配信サービス
2. CP(コンテンツプロバイダー)=権利元
3. ポスプロ(ポストプロダクション) 【当社の業務】
三者の関係性
配信までの流れ
“配信されるまで”の舞台裏:作品はこうして準備される!
これを読めばわかる!作品が配信されるまでの7ステップ
~まとめ~ 配信を支える三者の連携と重要性
動画配信が視聴者の元に届くまでには、実はさまざまな会社やチームが関わっています。それぞれが異なる役割を担い、ひとつの作品を「配信」というゴールに向けてつないでいるのです。ここでは、主要な三者であるPF(プラットフォーム)・CP(コンテンツプロバイダー)・ポスプロ(ポストプロダクション)について、順を追ってご紹介します!
PF(プラットフォーム)は、映像コンテンツを視聴者へ届ける配信サービスのことです!例えば、Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+ などがこれにあたります。配信サービスを運営する業者をPFと呼ぶこともあります。PFは視聴者と直接つながり、どんなコンテンツを配信するのかを決めたり、マーケティングを行ったりする役割を持っています。
CP(コンテンツプロバイダ)とは、映像作品の権利を持ち、PFにコンテンツを提供する会社や団体のことです。映画会社やテレビ局、アニメ制作会社などがこれに該当します。CPはPFと契約を結び、どの作品をどんな条件で配信するのかを決める役割を担っています!
ポストプロダクション(ポスプロ)は、映像の編集や加工、エンコードなどを担当し、配信に適した形に仕上げるお仕事です!
なゆたネットでは、
など、幅広い業務を行っています。
ポスプロがいなければ、作品が正しく視聴者に届けられません!まさに「映像配信の最後の仕上げ」をする、大切なお仕事なんです。
ご説明したCP・ポスプロ・PFの三者は、それぞれ異なる立場で映像配信を支えています。
実際の関係性を図で見てみると、どのように作品が視聴者のもとへ届くのか、その流れがよりイメージしやすくなると思います。
それぞれの役割とつながりを、以下の図にまとめてみました!
コンテンツの創造主!CP(コンテンツプロバイダー)からポスプロへ依頼
皆さんが夢中になる映画やアニメの「生みの親」がCPです!CPは面白い企画を見つけ、脚本や役者さんを集めて映像作品を作り上げます。著作権や配信権を管理し、作品の宣伝も自分たちで行います。そして、作品をNetflixなどの配信PF(プラットフォーム)という舞台に乗せるために、条件の交渉も行います。配信後も、DVD販売やグッズ展開といった二次利用で作品の価値を最大化します。市場を見据えたアイデアを形にし、多様な展開でコンテンツの可能性を追求するのがCPの役割なんです!
作品を磨き上げるポスプロ(ポストプロダクション)が編集し、PFへ納品
CPから受け取った映像を、皆さんのスマホやテレビで見られるようにするのがポスプロの仕事。私たちは、映像の形式を各PFの納品規定に合わせてエンコード(変換)したり、映像や音声に問題がないか厳しく品質管理(QC)も実施し、高品質な配信データを作成し、PFに納品まで行います。必要に応じて修正対応も行い、映像作品が最高の状態で視聴者に届くよう尽力するのがポスプロの役割です。CPの想いを最高の形に変えて、皆さんにお届けする、縁の下の力持ちなんですよ~!
PF(プラットフォーム)が作品とあなたを繋ぎます
そして、皆さんの目の前に作品を届けるのがPF、動画配信サービスです!彼らは、世界中のCPが作った面白い作品を選び、自分たちのサービスという「映画館」に並べます。安定した配信のための技術基盤を開発・運用し、使いやすいUIを提供します。皆さんが支払うお金を管理し、データを見て「次はどんな作品を見たいかな?」と考えているんです。CPの大切な作品を、私たちポスプロが磨き上げ、そしてPFが、皆さんの元へ作品をお届けしているんです!
ではここから、実際に作品がどのようにしてPF(プラットフォーム)に並ぶのか、その流れをより具体的にご紹介していきます。……と、その前に!そもそも「配信される作品」って、一体どのようなかたちで出来上がっていくのでしょう?架空の作品名をあげてご説明します!
作品名:ファンタジー映画『古書街の魔術師と幻の書』
CP(コンテンツプロバイダー):NADOKAWA
ポスプロ(ポストプロダクション):なゆたネット
PF(プラットフォーム):U-NEXT
まず出発点はCP(コンテンツプロバイダー)です。今回ご紹介するファンタジー映画『古書街の魔術師と幻の書』の場合、CPを担っているのはNADOKAWA。この作品の企画・制作・権利を持ち、「この映画をU-NEXTで配信したい」と考えています。すでにNADOKAWAの手元には、劇場公開時に使用した本編映像、音声・字幕素材、宣伝用のあらすじやジャンル情報(メタデータ)、ビジュアル画像など、多くの素材がそろっています。ですが、この段階の素材は、あくまでも“作品をつくるため”のものであり、そのままでは配信には使えません。
ここで登場するのが、私たちポスプロ(ポストプロダクション)=なゆたネットです。ポスプロは、NADOKAWAから受け取った素材を元に、配信サービスに合わせた形式へ整え、視聴者のもとに届けられる「配信可能なデータ」へと変換していくプロセスを担います。字幕のタイミングを調整したり、映像や音声のクオリティをチェックしたりと、作品の“仕上げ”にあたる工程です。
こうしてようやく、PF(プラットフォーム)=U-NEXTが求める形式の素材がすべてそろい、「作品ページの公開」が可能になります。つまり、皆さんがU-NEXTで『古書街の魔術師と幻の書』を再生できるようになるまでには、「この作品を配信したい」という想いだけではなく、「配信できる状態に整える」プロの手が必要不可欠なんです!
作品がどのように準備されるかはお分かりいただけたでしょうか?では実際に、配信されるまでの基本的な流れも、具体的にご説明していきます!
1. CPがPFと配信契約を締結!
ファンタジー映画『古書街の魔術師と幻の書』を制作したCPであるNADOKAWAは、この作品を視聴者に届けるため、PFであるU-NEXTへ営業をかけます。U-NEXTは、作品の魅力や市場性を評価し、配信契約を締結します。この段階で、配信開始時期、配信期間、地域、配信形態など、細かな条件が決められます。
2. CPがポスプロを選び、必要な作業を依頼!
NADOKAWAは、『古書街の魔術師と幻の書』の配信に必要な字幕や吹替素材の処理、品質チェックなどをなゆたネットに依頼します。私たちは作品の仕様や希望内容を詳しく確認し、準備を始めます。
3. ポスプロが映像編集・変換・品質チェックを実施!
受け取った映像・音声素材をもとに、字幕・吹替の追加、配信形式への変換、厳密な品質チェックなどを行います。『古書街の魔術師と幻の書』を配信に最適な形へとエンコード(変換)し、最後の仕上げを行っていきます。
4. CPが契約したPFへ、ポスプロがデータを納品!
全ての作業が完了し、『古書街の魔術師と幻の書』の最終的な納品データが完成したら、いよいよU-NEXTへの納品です。U-NEXTのガイドラインに沿って安全にデータのアップロードを行います。
5. PFがポスプロからデータを受け取り配信開始!
なゆたネットからデータを受け取ったU-NEXTは、最終的なシステムへの組み込みを行い、いよいよ『古書街の魔術師と幻の書』の配信を開始します。作品ページが公開され、視聴者がいつでもどこでもアクセスできるようになります!
6. 配信された作品を視聴者が視聴!
そして、私たちポスプロが最後の仕上げをおこなった『古書街の魔術師と幻の書』は、視聴者の皆さんの画面へと届けられます。
7. PFが売上をCPへ還元!
視聴者からの視聴料や広告収入など、U-NEXTで得られた売上は、契約に基づきNADOKAWAへと還元されます。これにより、NADOKAWAは次の素晴らしい作品を制作するための資金を得るのです。
このように、一本の映像作品が配信されるまでには、多くの工程があり、複数の担当者が緻密な作業を積み重ねています。私たちポスプロは、その最終段階において、作品の魅力を最大限に引き出し、最高の品質で視聴者の皆様にお届けするために、日々丁寧に作業を行っています。
上記でご説明した私たちポスプロが担う作業の中の、CPからご依頼いただいてから納品までの流れは、“コンテンツ運用”として以前記事でご説明していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください♪
▼【職種紹介】運用ってどんな仕事?組織の成功を支える、縁の下の力持ち
※CPからご依頼をいただき、制作スタッフへ作業依頼を出して完成データを納品するまでの運用業務を詳しく書いています!
▼【職種紹介】映像編集ってどんな仕事?映像知識×高速エンコード!視聴者に感動を与える
※運用スタッフから作業依頼がきて、最終的な品質チェックを終えるまでの制作業務を詳しく書いています!
三者の関係性や流れは把握いただけたでしょうか?普段何気なく楽しんでいる映画やアニメ、ドラマの背後には、CP(コンテンツプロバイダー)・ポストプロダクション・PF(プラットフォーム)という三者が、それぞれの専門性を活かして緻密に連携し合い、一本の作品を“完璧な形”で届けるために尽力しています。三者、どこも重要な役割を担っており、視聴者の皆さんに作品を届けるのになくてはならない存在です。
CPは、素晴らしい作品を生み出し、そのコンテンツの「命」を創造する役割であり、PFは、CPから託された作品を、世界中の視聴者に届けるための「架け橋」となる役割です。
そして私たちポスプロは、コンテンツが世に送り出される最終段階で、品質を担保し、スムーズな配信を実現する、まさに「映像配信の最後の仕上げ」という重要な役割を担っています!
どれか一つでも欠けてしまえば、視聴者にとっての「快適な視聴体験」は成立しません。
配信の現場はまさに 「チームで作品を届ける現場」です。表舞台に立たなくても、作品に寄り添い、光を当てる縁の下の力持ちがいるのです。
いかがでしたでしょうか?
当社は、映像配信業界に欠かせないポストプロダクション業務を担当し、たくさんの作品を世に送り出しています!映像コンテンツがどのように視聴者のもとへ届くのか、その舞台裏を支える存在として、私たちは日々クオリティの向上とスムーズな配信を目指しています。
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