株式会社シーズン|「旬」を届ける、第二創業期の挑戦
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創業の背景と先代の想い
株式会社シーズンは、私の父が1983年11月1日に立ち上げた会社です。最初はクライアントと印刷業者をつなぐ仲介業からスタートし、そこから徐々にデザイナーを社内に迎え、制作会社としての形をつくっていきました。
社名の「シーズン」は、「旬」という言葉が由来です。お客様が“今”何を求めているのか、それに応えることを第一に考える──そんな顧客目線を、父は創業当初から大切にしてきました。
この想いは、時代が変わっても変わらない、私たちの原点として今も会社の根底に流れ続けています。
事業承継と社長就任の経緯
私が代表に就任したのは、2023年9月のことです。
2023年春頃、事業承継の話が持ち上がりました。当時は取締役として実務全体を担っており、いつかは継ぐ覚悟は持っていましたが、「早くても2~3年後」と思っていたので、正直驚きました。
ちょうどその時期、Webや動画制作、マーケティング事業などの多角化が進み、コロナ禍で落ち込んでいた業績も回復基調にありました。さらに、売上が伸び始めたことを受けて、本社の増床移転が1年前倒しで決定するなど、会社として大きな転換点を迎えていました。
こうした状況の中、「企画・デザインの旬を提供する」というシーズンのミッションを今一度形にしていきたいという想いが強まり、「新しいオフィスで第二の創業を頑張ろう」と覚悟を決め、社長に就任しました。
現在の事業と組織の進化
当社は現在、以下の3つの柱で事業を展開しています:
- デザイン事業:カタログなどの紙媒体、Webサイト、動画制作など
- イベント事業:主にリサイクル関連のイベントや展示会の企画・運営支援
- マーケティング事業:SEO対策、Web広告運用代行、プロモーション全体の企画・提案
社長就任後すぐに「中期事業計画」と「創業50年に向けた構想」を策定し、まずは会社の方向性を明確に示すことに取り組みました。その中で浮かび上がった課題に対して、「仕組化」と「差別化」の2軸での変革を進めています。
実際、この1年半で会社は大きく変化しています。社員数が増え、コーポレート部やマーケティング部の新設、自社展示会への出展、営業(プランナー)が担ってきたディレクション部分を専属で担うディレクター職の採用など、組織の機能が明確に進化しました。
変化に戸惑うこともあったと思いますが、それでも前向きに受け止め、ついてきてくれた仲間には感謝しかありません。変わっていくことが成長と存続には不可欠ですが、「旬を提供する」というシーズンの根本の価値観は、これからも大切に守っていきたいと考えています。
目指す未来と50人体制への構想
現在の社員数は20名ほどですが、2033年の創業50周年に向けて「社員50名体制」を目標に掲げています。
なぜ50人なのか。それは、当社が掲げるミッション「PROVIDE THE SEASON ~企画・デザインの旬を世の中に~」を実現するための体制として、必要だと考えているからです。
このミッションには、
- クライアントの事業と業務を深く理解し、
- プロモーションの目的を把握し、
- 最適な提案・ソリューションを提供する という意味が込められています。
例えば、新商品パンフレットの依頼があった際、使用シーンや目的に応じて、パンフレットではなくLPやリスティング広告を提案することもあります。幅広い媒体の取り扱いと、柔軟な発想があってこそ、「旬を届ける」ことが可能になります。
現状は20名という少数精鋭で多様な媒体に対応しているため、自然とマルチスキルの人材が集まりました。今後は、各分野の専門性を深めるプロフェッショナル人材を採用し、さらなるノウハウの蓄積と精度向上を目指します。
「旬」の提供を通じて、クライアントの技術・商材・ノウハウを世の中へ広めていく。これこそが、制作会社・広告代理店としての本質であり、シーズンの使命だと考えています。
そのために「仕組化」と「差別化」を進め、成長し続ける組織をつくっていきます。
「仕組化?差別化?それって具体的にどうするの?」と少しでも気になった方。ぜひ一度、お話ししましょう。きっとたっぷり語らせていただきます(笑)
採用に関してのメッセージ
こんな方に仲間になってほしいと考えています:
- 当社のミッションやビジネスモデルに共感してくれる方
- 何事も前向きに、ポジティブに捉えられる方
シーズンの業務は非常に幅広く、紙・Web・動画・展示会・イベント・マーケティングなど多岐に渡ります。また、クライアントの業種もメーカー、小売、物流、IT、シンクタンクなど様々です。
やったことのない媒体、知らない業界との出会いが日常的にあります。これを「大変」と捉えるか「成長のチャンス」と捉えるかで、仕事の楽しさは大きく変わると思います。
仕事は常に順調とは限りません。辛いこと、理不尽なこと、うまくいかないこともあります。しかし、それを乗り越えた先にこそ「やりがい」や「成長」があり、それを感じられたときに初めて「仕事が楽しい」と思えるのではないでしょうか。
いま、シーズンは第二の創業期として、組織も進化を続けています。そんな変化の最中で、共に成長を楽しめる仲間をお待ちしています。