ビズメイツでは、外国籍ITエンジニア向けの転職エージェント「G Talent」やグローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」を展開し、多くのビジネスパーソンのキャリアを支援しています。
今回は、外国籍人材の就職をサポートするキャリアアドバイザー(CA)であるホアンさんにインタビュー。ビズメイツへの入社の決め手や、CAの仕事をする上で大切にしていることについて聞きました。
■プロフィール
タレントソリューション事業部 エージェントグループ キャリアアドバイザー:ホアン ティレーミン
ベトナムの大学を卒業後に来日し、短大で国際ビジネスを専攻。卒業後に携帯電話の販売代理店に新卒入社したが、語学力が活かせる環境を求めてキャリアチェンジ。「外国籍人材のキャリア支援をしたい」と考えて人材紹介会社に転職し、リクルーティングアドバイザー(RA)業務、CA業務を経験してきた。2024年8月にビズメイツ入社。
人と話すことが大好きな「自分の強み」を活かせるCAの仕事
——ホアンさんのこれまでの経歴について、教えてください。
日本のアニメや文化に興味があり、大学3年の頃に日本語を学び始めました。ベトナムで大学を卒業後、来日してからは語学学校を経て短大に進み、国際ビジネスを専攻。さまざまなルーツを持つ学生が多い短大で、英語も上達できるグローバルな環境でしたね。
2018年に短大を卒業し、携帯電話の販売代理店に新卒入社しましたが、仕事を続けていく中で「より語学力が活かせる環境でチャレンジしたい」と考えるようになりました。そこで新たな挑戦の場として選んだのが「人材紹介」の領域でした。
これまでに2社で人材紹介事業に携わり、求職者とのコミュニケーションを担当するCA業務と、企業との折衝を行うRA業務の両方を経験しています。
前職では主にCA業務を担当し、外国籍人材はもちろん、日本の方の転職もサポートしていました。転職先として紹介する企業は、IT業界・外食業界・介護業界などさまざまでしたね。
——語学力を活かせる仕事は他にもありそうですが、なぜ人材領域の仕事にチャレンジしようと思ったのですか?
私自身が海外出身で、就職活動の際、情報不足で苦労した経験があったからです。「誰かにサポートしてほしい」と思いつつ、頼れる相談先も少なくて…そうした「かつての自分」と同じ境遇の方を支えたいと考えたんです。
そんな思いから飛び込んだ人材領域の仕事は期待以上に魅力的でした。求職者との面談で語学力も活かせますし、改めて「人と話すことが大好き」という自分の強みも再認識しました。
何より、転職支援によって社会に貢献している実感を得られるのが嬉しいですね。求職者のキャリアの悩みを一緒に解決していける喜びを、日々感じています。
——ビズメイツへ転職しようと思ったきっかけは、何だったのですか?
実は「求人情報」ではなく、英会話サービスについて調べていた時に「Bizmates」を偶然知ったことがきっかけでした。
当時、日常生活で英語を使う機会が減っていて、語学スキルが低下するかもしれないと心配していたんです。そこで、英語を学び直そうと「英会話サービス」についてWeb検索していたところ「Bizmates」がヒットしました。
サービスに興味を持って、会社についても調べてみると、事業内容に「人材紹介」が含まれていて驚きましたね。ちょうどその頃「もっと刺激的な環境で、新しいことに挑戦しながらキャリアアップしたい」と転職を考えていたタイミングだったんです。CA職を募集していると知って、すぐに応募しました。
——入社の決め手について、教えてください。
ディレクターの正井さんとの面接での対話が決め手になりました。海外出身者や若手メンバーが多く、グローバルな職場環境だと知り、一緒にチャレンジしてみたいと思いました。
また、ITエンジニアや機電系エンジニアの転職支援に強い「G Talent」にも将来性を感じましたね。この領域は今後もニーズの拡大が確実に見込める市場です。そうした領域に加わることでチームの役に立ち、社会にも貢献できると考えました。
求職者の熱い思いをしっかりと受け止めたい
——現在はどのような業務を担当されているのですか?
タレントソリューション事業部で、CA業務に従事しています。業務内容は、転職を目指す外国籍ITエンジニアや機電系エンジニア、グローバルな環境での活躍を希望する人材への転職支援です。
具体的には、スカウトメールによる集客、キャリア面談、求職者と企業とのマッチング、面接のアドバイス、内定後のサポートなどを行っています。
現在は、2024年に立ち上がったばかりの「機電チーム」の一員として、RAの堀田さんと協働しています。企業側のニーズと、求職者である機電系エンジニアのニーズをすり合わせ、1人ひとりと向き合って支援していくことが私の役割です。
——実際に働き始めて、さまざまな求職者の方をサポートしてきたと思います。特に印象に残っていることはありますか?
先日、ある企業に入社が決まった方との面談で、「日本で働く」という夢を叶えるために、ずっと努力し続けてきたことを伺ったのが強く心に残っています。出身国では仕事を掛け持ちし、学費を工面したそうです。来日して語学学校に入学してからも、日本語のスキルを磨いてきたとお聞きしました。
CAにとって、求職者のこうした「思い」を聞くことは非常に大切です。具体的なスキルや希望条件の確認にとどまらず、その方のライフストーリーや熱意も丁寧にヒアリングし、その「思い」まで企業に届くように支援する。それこそがCAの役割であり、求職者の夢の実現につながっていくと考えています。
日本の技術に魅力を感じ、専門知識を活かして働きたい方は世界中にいらっしゃいます。その気持ちをしっかりと受け止め、一人ひとりと真摯に向き合っていきたいですね。
——CAの仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?
求職者と「何でも相談できる友だちのような関係」を築くことです。「ホアンさんから紹介された企業に入社したい」と思っていただけるように、信頼関係を深めていきたいと思っています。
そのため、面談では「来日した背景」や「休みの日の過ごし方」などの雑談を交えることが多いです。希望条件や転職理由など「仕事についての質問」ばかりになってしまうと、ビジネスライクな面談になってしまいますよね。相談しやすい雰囲気づくりのためにも、まず「気軽な雑談を通じて仲良くなりたい」と思っているんです。
スピード感をもって成長できる環境が魅力
——「ビズメイツに入社して良かった」と感じていることがあれば、教えてください。
機電系エンジニアの転職支援は未経験でしたが、オンボーディング研修や先輩の面談への同席から「ビズメイツでのCA業務の進め方」についてしっかり学べたので、安心して業務に取り組めています。
周囲の皆さんの支えがあったおかげで、短期間でスキルアップできた実感がありますね。
——これからチャレンジしてみたいことはありますか?
所属している機電チームはまだ立ち上がったばかりですから、まずはチーム内で安定した成果を出し続けていきたいですね。
また、今は先輩との2名体制ですが、今後チームの規模が拡大する可能性も高いと思います。新たなメンバーが入ってきた時には、前職でのチームリーダー経験も活かしながら、後輩の育成やマネジメントにも携わり、さらにチームに貢献していきたいと思っています。