「人ができないことを、自分ができるようになる。それが楽しい」
大学時代、母親のアロマサロン経営を手伝う中で、ビジネスの面白さに目覚めた根岸。売上管理、経費管理、マーケティング——できないことが次々とできるようになっていく感覚に、心が躍った。
新卒で入社した会社で、RA/CAを始めマーケティング、大学生のキャリア教育、新規事業などさまざまな経験をした。その後、経営企画へ異動となり経営戦略を学び、充実した日々を過ごしていた。辞めるつもりなんて、全くなかった。
でも、鈴木との月1回の壁打ちミーティングが始まり、「実現したい世界」を語り合う中で、何かが変わっていった。確立された組織での戦略立案も面白い。でも、自分がチャレンジしてみいことは、ゼロから事業を作ることなんじゃないか——その気づきが、WorCry共同創業へと導いた。
前編では、根岸の原点から独立までの軌跡をお届けします。
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根岸 勇丞/COO
2014年、HR系上場会社に新卒で入社。
新卒採用支援にRA・CA両面で携わり、約300社の中小企業と約500名の就活生を支援。
その後、マーケティング責任者、大学営業責任者を経て、経営企画部でIR・事業開発・子会社監査役などを担当。
2024年12月より、株式会社WorCryに参画。
第1章:ビジネスとの出会い - 母のサロンで見つけた「面白さ」
ーービジネスに興味を持ったきっかけを教えてください。
大学3年生の頃、実は就職活動はあまりしていなかったんです。法学部にいたのですが、民間企業って「マネーゲーム」みたいなイメージがあって怖くて... 大学院に行こうかなと考えていました。
でも当時、母がアロマセラピストとして東京でサロンを開業したことがキッカケでビジネスに対する印象が変わりました。母にちょっと手伝って欲しいと言われ、売上管理、経費管理、店舗の不動産管理、マーケティングなどを担当していました。最初は全然わからなかったんですが、分からないなりに調べて勉強して。そうやって一つずつできるようになっていくのが、本当に楽しかったんです。
母が喜んだり、常連のお客様がついたりして。「ああ、ビジネスって面白いな」って思いました。こういう感じのビジネスなら、やりたいかもって。
ーーお母様の会社を手伝う中で、特に面白かった部分は何でしたか?
人ができないことを、自分ができるようになることですね。母が「わからない」ことを担っていたのですが、最初は僕も全然分からなくて。でも「できる!」と言って、実際に調べて勉強して、できるようにしていく。新しいことをどんどんできるようになっていく感覚が好きだったんです。
既に出来上がっているものを磨いていくより、ないものを作る方が好きなんだなって気づきました。
この母のサロン経営の経験を通じて、「将来的には独立したいな」「関わる人が幸せになるビジネスモデルを作りたいな」って思うようになりました。
第2章:「人と違うことをやる」 - 生徒会長からギャップを埋める解決役へ
ーー「新しいことが好き」というのは、昔からそうだったんですか?
そうですね。人と違うことをする、誰もやっていないことをやるのが好きなんです。母からも「人と違うことをやれ」って言われて育ちました。
印象的な思い出は、中学校で生徒会長になった時です。何か残したいと思って、靴下の色を自由にしたんです(笑)。それまで白だけだったのが、くるぶし丈も紺のハイソックスも履けるように靴下のルールを自由にしました。すると、みんなが喜んでくれて、身近なところで変化を起こすことにやりがいと面白さを感じたんです。人が困っていることをやりたい、人ができないことをできるようにしたいって。
ーー前職ではどんな役割を担っていたんですか?
新卒で入社した会社では、RA/CAを始めマーケティング、大学生のキャリア教育、新規事業などさまざまな業務を経験させていただきました。その中でも、自身の役割として強く感じたのは、誰かが「これやりたい!」と言っているものをどうやってやるか?の解決策を練ること。人から「これどうにかできない?」と相談されるのが好きだなと思いましたね。
でもそれは、0→1というより、0.1からを作るのが好きなんです。理想と現状があって、その間にはギャップがある。そのギャップをどう埋めるのか?を考えることにワクワクしました。前職時代に、とある大学と提携して学内就職エージェントを立ち上げたことがありました。ただ、立ち上げた瞬間に引き継いだので名前は残らない、みたいなこともあったのですが、立ち上げる時が面白かったですね。
実は、リリースした後はあまり興味がなくなってしまうんです。「自分はもう必要ない。また新しいものを作ろう。」という感じで。
第3章:鈴木との対話で気づいた、本当にやりたいこと
ーー前職で順調だったのに、なぜ退職・WorCryへの参画を考えたんですか?
実は前職を辞めるつもりは全然なかったんです。経営企画に異動してIR、財務、中期経営計画などを担当していました。「フロントよりブレインになりたい」と思っていたのでとても役割としてはしっくりきていて。初めての業務だったので、5年スパンくらいで頑張って身につけ役に立っていこうと思っていたんです。
でもそのタイミングで、鈴木から飲みに誘われて、月1回の飲み会という名の壁打ちミーティングが始まったんです。鈴木が「叶えたいトピック」だけ持ってきて、「どうしたら良いか?」をああでもないこうでもない何時間も熱く議論する。どうやって叶えるか?を語り合う中で、自分の中で何かが変わっていったんです。
ーーその過程で、どんな気づきがあったんですか?
前職では中期経営計画や全社戦略を考える立場で、本当に多くのことを学びました。大きな組織の中で戦略を立案し、実行していく。その経験は今でも財産です。
でも並行して鈴木と「実現したい世界」を語る中で、気づいたんです。自分が本当にやりたいのは、確立された組織の戦略立案じゃなくて、ゼロから事業を作ることなんじゃないかって。
僕はルフィみたいな人が好きで(笑)。やりたいことがあって、熱量がある。誰もまだやったことないことを、創業期の熱量の中で作りたい——鈴木との対話を通じて、そんな想いが明確になっていきました。「これだけ明確に叶えたいものがあって、高い熱量がある人と一緒に働きたい」。その想いが、WorCry共同創業への第一歩でした。
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後編では、鈴木との1年間の壁打ちミーティング、AOHARUインターンに込めた「何者かになる」という想い、そしてWorCryで実現したい未来をお届けします。
WorCryでは、一緒に創業期を作り、事業成長を担ってくれる仲間を募集しています。