【新サービス紹介】医療従事者も同乗する介護タクシー!鈴木内科医院だからこそできる安心の移動支援サービス | 医療法人社団 鈴木内科医院
皆さんこんにちは、鈴木内科医院 採用広報です。今回ご紹介するのは、2025年8月から本格始動する鈴木内科医院の新事業「介護タクシーサービス」。病院の6、7割が赤字経営という厳しい現実の中で、なぜ...
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皆さんこんにちは、鈴木内科医院 採用広報です!
今回ご紹介するのは、介護業界で様々な業態を経験し、一時は4つの職場を掛け持ちし働いたという高田さんのストーリー。現在は鈴木内科医院で訪問介護のサービス責任者として、小学生の双子を育てながらフルタイムで働いています。
「介護業界の大変さを全部経験した」 という高田さんが、なぜ鈴木内科医院を選んだのか。そして今、どのような働き方を実現しているのか。介護業界の現実と理想、そして本当に働きやすい職場の条件について、率直に語っていただきました。
── まず、高田さんこれまでの経歴を教えてください。
もともと京都で不動産関連の事務職として働いていましたが、30代前半でご実家の事情により北海道へ一人移住。知り合いもいない環境からの再スタートでしたが、一人旅が好きな性格もあり、少しずつ地域に馴染んでいきました。
移住後は実家の仕事を手伝った後、多い時は4つの職場を掛け持ちするほどハードに働いていた時期も…そんな中で「手に職をつけたい」という思いが強くなり、未経験から介護業界に飛び込む決断をしました最初は老人保健施設で働きながら初任者研修を取得し、介護の基本を習得。その後はグループホーム、デイサービス、訪問介護など、様々な現場を経験し、業界の厳しさややりがいを体感。
現在は、鈴木内科医院で訪問介護のサービス提供責任者として勤務。小学生の双子を育てながら、フルタイムで現場と管理業務の両立を実現しています。
── 4つの仕事を掛け持ちしていた時期もあったのですね・・!大変なご経験もあったかと思いますが、高田さんが介護業界に入られたきっかけを教えてください。
周りに介護の仕事をしている人が多かったので、みんなそれぞれ大変そうだけど、やりがいを感じている様子を見て、「自分も手に職をつけたい」と思ったことがきっかけです。当時は介護は未経験で、最初は「大変そう」「自分にできるのかな」という不安もありましたね…。
しかし、小さい頃から高齢の方と話すのが好きだったため、「もしかしたら、自分に合っているかもしれない」と感じ、思い切ってこの業界に飛び込みました。
── 未経験から介護職へどのような思いで決断されたのでしょうか?
実は当初、同じ医療業界である看護師を目指すことも考えていました。でも、社会人になってからの進学は学費の負担も大きくて…。その点、介護士なら比較的早く資格が取れるということもあって、現実的に考えた時にこちらの道を選びました。
まずは資格を取ってから、そこから少しずつ自分の可能性を広げていければいいかなと考えたんです。年齢的に「もう遅いかな」と不安もありましたが、もともと前向きな性格なので、「やってみよう!」という気持ちで一歩を踏み出しました。
── 老人保健施設からキャリアをスタートされたとのことですが、最初に直面した壁は何だったのでしょうか?
はい、老人保健施設で働きながら初任者研修を受け、介護の基本的な技術を学ばせていただきましたが、最初に直面したのは人間関係の難しさでした。
私と同時期に入社した新人が4〜5人いたのですが、残念ながら、職場に馴染めずに辞めていく人が続き、最終的には私一人だけが残ることになりました。決して楽な状況ではありませんでしたが、せっかく新しい環境でチャレンジしようと決めたのだから、ここで諦めたくない、という気持ちが勝りましたね。
悔しい気持ちもありましたが、「まずは仕事にしっかり向き合おう」と自分に言い聞かせて、前向きな気持ちで続ける決意をしましたが、結婚を機に約2年で退職しました。
── 働き始めてすぐに難しさを感じる場面もあったのですね…。その後はどのような職場で働かれたのですか?
老人保健施設を退職後、札幌に引っ越してグループホームで働き始めました。そこでは認知症の症状が重い利用者さんが多く、戸惑うことも多かったです。時には予期しない行動があって、対応方法で悩み解決できないときは上司や仲間に相談していました。
もちろん、かわいらしいおばあちゃんもいて、あたたかいやり取りができる場面もあったのですが、あらためて「病気の影響って本当に大きいんだな」と感じましたね。
さらに夜勤勤務も続き心身ともに負担が大きくなっていき…出産後もあって、シフトの調整が難しくなり育児との両立に悩みました。その職場を離れて休みの調整がききやすいのと通勤時間も短い自宅の近くのデイサービスの施設へ転職を決断をしました。
── デイサービスや訪問介護のご経験を通して、働くことに迷いや葛藤を感じた瞬間はありましたか?
次にデイサービスに転職したのですが、今度は給与の問題に直面しました。週5日・1日8時間しっかり働いても、月の手取りは13万円ほど。「これでは生活していけないな」と、現実を突きつけられる思いでした。育児と仕事の両立。将来のことを考えるとどんどん不安が大きくなっていき、「手に職をつけたい」と思って介護の道に入ったのに、本当にこれで良かったのかと悩みは深まりました。
その後、給与が高い訪問介護の立ち上げに関わることになったのですが、今度は介護業務だけでなく営業まで担当することに。「私、なんで営業してるんだろう?」と思いながら、毎日外に出ており、介護の仕事をしたくて始めたのに、気づけば営業ばかり…振り返ると一番しんどい時期でした。
でも、そんな中でALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性利用者と出会い、看取りまで関わらせていただいたんです。その方との関わりを通じて、初めて「私、やっぱり介護の仕事が好きなんだ」と心から思えました。
自分の技術や経験を、本当に必要としてくれる人がいる。その実感が、自分の中にあった迷いや不安を、少しずつ前向きな気持ちへと変えてくれた気がします。
── 介護の仕事に希望を感じつつも、直面したのは生活と身体の限界だったのですね。
はい、その後も引き続き、営業と訪問介護の現場で働いていましたが、利用者さんの利用状況の変化とともに業務量が減り、勤務時間も少なくなっていきました。それに伴って収入も不安定になり、「このままでは生活が成り立たないかもしれない」と焦りが生まれたんです。
安定した働き方を求めて、介護の派遣会社に登録し、複数の職場を掛け持ちする生活が始まり、気づけば、最大で4つの職場を掛け持ちして働いていました。午前中と午後は別の施設で入浴介助、さらに別の日には夜勤というように、毎日違う現場を行き来する日々でしたね。
時間の調整や体力面での負担は大きく、正直、体はどんどん限界に近づいていったと思います。ある日、喘息の発作で病院に行った際に「肺炎になりかけています。一度休んでください」と言われて、ようやく「あ、これは本当に危ないな」と気づかされました。とにかく毎日が必死でした…心とは裏腹に体が「もう無理だよ」と教えてくれていたんですよね。
── そんな中で、鈴木内科医院との出会いがあったのですね。出会いのきっかけを教えてください。
はい、ちょうど複数の職場を掛け持ちしていた頃に、派遣の求人を見ていたところ、「WワークOK」と書かれた募集が目に留まりました。「ここなら今の働き方にも合いそう」と感じて、すぐに連絡し、面接を受けることになったんです。勤務は最初スポットでのスタートでしたが、数回働くうちに管理者の方から「正社員も募集していますよ」と声をかけていただきました。
その頃は4つの職場を掛け持ちしていたこともあり、そろそろ一つの場所で腰を据えて働きたいと思っていたタイミングだったんです。ちょうど自分の気持ちと重なったこともあり、迷わず正社員としての道を選びました。
── 迷わず正社員になる決断をしたのですね!働く環境や収入面は、どのように変化しましたか?
働き方の面と収入面は、正社員になって大きく改善されたと感じています。以前は4つの職場を掛け持ちしても手が届かなかった収入が、今ではひとつの職場で安定して得られるようになりました。「頑張った分はきちんと評価する」という事務長の考え方にも共感していて、そこも大きなモチベーションになっています。
また、働く時間やプライベートとの両立にも柔軟に対応してもらえるのが、本当にありがたいですね。私は小学生の双子を育てているのですが、学校行事などでシフトを調整しなければならない場面も多くて…そんな時も、周りのスタッフが快くフォローしてくれるので、無理なく家庭とのバランスを取りながら働けています。
── チームワークの良さが伝わってきます…! 日々の仕事を通じて、職場のどんなところに働きやすさを感じていますか?
一番の魅力は、やはり人間関係の良さです。これまでの職場では、上下関係が厳しかったり、強い立場の人に気を遣わなければならない環境もありました。でも、鈴木内科医院ではそうした雰囲気は一切なく、誰もが対等に意見を言い合える、風通しの良い職場です。プレッシャーなく働けることが、何よりの安心感につながっています。
スタッフの年齢層は40代が中心ですが、最近は20代の若手も増えてきて、全体として活気が出てきています。皆さん明るくて前向きな方ばかりで、自然と職場の雰囲気も明るくなるんです。
また、若いスタッフがいることで、利用者さんから「孫のよう」「娘や息子のよう」と親しみを持って接していただけることも多く、関係性が築きやすいと感じます。障がいのある方に対しても、年齢が近いからこそ同じ目線で関われる場面が増え、より自然な支援ができている実感があります。
── 双子の育児をしながらフルタイムで働くのは大変だと思いますが、どのような工夫をされていますか?
同じように小さなお子さんがいる職員が多く、管理者も子育て中ということもあって、お互いの状況を理解しながら柔軟に対応できる体制が整っているのが心強いです。「子どもが熱を出したときはどうする?」といった話も普段から共有しているので、自然と助け合える雰囲気がありますし、そうした安心感があるからこそ、無理なく働き続けられています。
あとは、訪問介護は比較的時間の融通が利くという点も大きいですね。どうしても外せない用事があるときには、早めに上がらせてもらったり、シフトを自分で調整して他のスタッフにお願いすることもあります。こうした柔軟な働き方ができる環境でなければ、フルタイム勤務は続けられなかったと思います。
── 現在はサービス提供責任者としてご活躍されていると伺いました。現在はどのような役割を担っていらっしゃるのでしょうか?
はい、営業や契約対応、スケジュール調整、請求業務など幅広い業務を担当していますが、ひとりで抱えるのではなく、スタッフみんなで役割を分担しながら進めているので、無理なく取り組めています。前職で事務関係の経験もあるので、レセプト業務なども含めて一連の流れを理解して対応できているのは、自分の強みだと感じています。
現在、訪問介護の利用者さんは約100名ほど。最近では障がいをお持ちの方のご利用も増えてきていて、精神疾患や発達、知的障がいの方、末期がん、特定難病の方など、さまざまな背景を持つ方々と関わる機会があります。
その中であらためて感じるのは、「訪問介護が果たす役割の大きさ」です。一人ひとりの生活に深く寄り添うからこそ、求められる責任も大きいですが、そのぶん、やりがいも強く感じられる仕事だと思います。
── 子育てと仕事、どちらも全力で向き合う日々かと思いますが、今後の展望について教えてください。
8月から、当事業所で介護タクシーの運行がスタートしており、これまでの現場での経験を活かしながら、新しいサービスにも前向きに取り組んでいきたいと思っています。これからの介護は「身体的なケア」だけではなく、「心のケア」もより重要になってくると感じているため、ニーズが多様化する中で、どのような支援ができるのか、常に考え続けていきたいですね。
訪問介護をしている中で強く感じるのが、利用者さんが抱えている“孤立”や“寂しさ”です。外出できる方はまだいいのですが、一日中テレビだけを見て過ごす方も多く、「誰かと話したい」「どこかに出かけたい」という思いを、日々感じ取っています。
だからこそ、利用者さんが気軽に集まれるような場所を作りたいです。たとえば、カフェのようなスペースや、趣味の教室など、楽しみながら人とつながれる場があれば、もっと生きがいを持って過ごしていただけるのではないかと思っています。
実は、そういったアイデアも事務長に相談すると「やってみたらいいよ」と、いつも背中を押してもらえる環境なんです。提案しやすい雰囲気があるので、これからもいろんな形で利用者さんの生活を豊かにするお手伝いをしていきたいです。
介護タクシーについてはこちら▼
── 最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
訪問介護は「ひとりで行くから大変そう」「ハードルが高そう」と思われることもあるかもしれません。でも、実際には仲間の存在がすごく大きくて、助け合いながら前向きに働ける職場です。
鈴木内科医院には、頑張りをしっかり評価してくれる仕組みや、何かあったときにすぐフォローしてくれる体制が整っているため、安心して仕事に向き合える環境があるのは、大きな魅力だと思います。介護業界の現場で「つらい」と感じた経験がある方にこそ、ぜひ知ってほしい職場です。私自身、いろいろな現場を経験してきましたが、「ここなら続けられる」と心から思えたのが鈴木内科医院でした。
これからの介護は、特に障がいのある方への支援がますます必要とされてくると感じています。訪問介護にはたくさんの可能性があって、利用者さん一人ひとりに寄り添いながら、日々やりがいを感じられる仕事です。大変なこともありますが、そのぶん楽しく、意味のある支援ができる場でもあります。
少しでも興味があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。
高田さんのように、介護業界で人間関係や収入、働き方など様々な壁を乗り越えてきた方でも、「ここなら安心して長く働ける」と実感できる職場、それが鈴木内科医院。
上下関係に縛られない風通しの良さ、頑張りが正当に評価される制度、そして家庭やライフステージに合わせた柔軟な働き方の選択肢。どれも、職員一人ひとりが“自分らしく”働くために大切な環境です。
実際に高田さんは、かつては4つの職場を掛け持ちしても届かなかった収入を、今では一つの職場で安定的に得られ、双子の子育てとフルタイム勤務、サービス提供責任者としての責任ある業務をすべて両立しています。「人を大切にする」理念のもと、職員の幸せを第一に考える姿勢が、鈴木内科医院には根づいています。
もし今、「今の働き方に不安がある」「介護業界で自分らしく働ける場所を探している」「未経験だけど挑戦してみたい」そんな気持ちを抱えている方がいれば、ぜひ一度、鈴木内科医院をのぞいてみてください。
まずは見学やカジュアル面談から、お気軽にお越しください。