RIZAP がKaigi on Rails2023にも初参戦!【各講演のレポート集】 | RIZAPグループ株式会社
RIZAP、Kaigi on Railsにも初参戦! Railsを扱うエンジニアが集まる年次イベント、「Kaigi on Rails」が今年10月、東京・浅草で初めてオフライン開催されました。...
https://www.wantedly.com/companies/company_8821015/post_articles/872675
こんにちは、RIZAPテクノロジーズ新卒1年目の高城友梨香です。
10月27-28日の2日間、Web開発に関わる技術カンファレンスであるKaigi on Rails 2023に参加してきました!
入社以降身につけたRailsの知識でどれだけセッションの内容が理解できるのかを楽しみに、Day1、 Day2の全てのセッションに参加してきました。
その模様をお届けします!
Kaigi on Railsは今回初めてのリアル催ということもあって、会場は交流を心待ちにしていた参加者の活気で満ちていました。
メインホールはスクリーンが三つ用意された大ホールで迫力があり、他のセッションルームでもライブビューイングが行われるほどでした。
われわれRIZAPは今回もスポンサーとして参加しましたが、残念ながら抽選に漏れ、ブースを出展できませんでした。次回はブースも出して盛り上げたいと思います!
いっぽうでRuby Kaigiに参加されていた方とたくさん再会でき、これまでのカンファレンス参加によって、確実につながりが生まれていることを実感できました!
なお、今回は若手エンジニアを中心に参加してきました。RIZAPのエンジニアのさらなる成長と飛躍の機会にしよう!と全員で意気込んで臨みました。
Ruby Kaigiのときは言語仕様を突き詰めた内容の発表が多く、なかなか理解できませんでした。いっぽう今回の各講演(セッション)は、実務やこれまでの経験で見つけた課題とその解決に関する内容が多く、今後、個人的にも社内の開発にも生かせそうなものが多くあったと感じました!
たとえば、Hotwireに関するセッションです。一つのテーマとしては今回最も多く、3セッションありました。
また、技術的な講演のみならず、スポンサーLTも非常に面白いものばかりでした!
基本的には企業PRになるのですが、どのようにRailsと出会い、開発に生かしてきたのかというお話もあり、共感した会場の参加者からは度々「お〜!」と言った声や盛大な拍手が。私も大変感銘を受けました!
RubyやRailsはOSS(※オープンソースソフトウエア。ソースコードが公開されており、無償で誰でも自由に改変、再配布が可能なソフトウエアのこと)ということもあり、同じ言語を扱うエンジニアの仲間として皆が支え合っている雰囲気を強く感じます。
「Rails でこれだけのサービスを作り上げられた、だからコミュニティに貢献してもっとRubyやRailsを支えていきたい!」という方々ばかりです。
RIZAPも急拡大する事業をRailsが支えてくれており、いずれは登壇者側としてコミュニティへの感謝を述べられたらいいなと思います。
学びだけではなく、コミュニティの温かさも感じられるセッションの数々でした!
他にも面白いセッションがたくさんあったので、ぜひ別記事のセッションレポートもご覧ください。登壇されていたスピーカーの方々が現場でどのような開発を行い、どのような学びがあったのか、また、各セッションを見た私たちの感想について書いています!
Day1の夜はRIZAP主催でDrinkupを行いました。
これは美味しい食事とお酒を通じて参加者同士が交流する懇親会のことなのですが、36名の枠が全て埋まり、大盛況でした!!
Kaigi on Rails主催の大倉さんやカンファレンスで登壇した方々のほか、MONTSQさんやMedpiaさんなど、ほかのスポンサー企業の方にもご参加いただきました。会社の枠を超えてさまざまな人と交流ができ、新たなつながりを作れてよかったです。
特に印象に残ったのは、長くRubyコミッターとして活躍している方の「まずはアウトプットをすることが1番」という言葉です。
自分自身でコードを触ることが1番の理解につながるため、技術書から入るのではなく、とにかくまず触ることが大事だとおっしゃっていました。
とはいえ、技術書を読むこともやっぱり大切。要は優先順位のつけ方だということを教えていただきました。Webエンジニアとして絶対に読むべきという技術書も教えてくださったので、早速購入しました!
今回参加して感じたことは2点。
一つ目は、今自分が取り組んでいることに関連付けて聞けたということです。
普段何気なく使っているActive RecordはどのようにしてMySQLと通信を行っているのかや、アップロードをする際に何となくうまくいくBase64のコードがなぜ有益であるかなど、裏側のロジックを垣間見ることができ、エンジニアとしての知見を深められたように思います。
もう一つは、今後実務で使いうる実践的な知見を多く吸収できたということです。
たとえば、実務で作成するアプリケーションでコントローラーやモデルのファイルが肥大化したとき、対処法としてCQRSという設計が考えられることを知りました。
また、技術的負債にどう立ち向かうのかという視点を早い段階で手に入れられたことで、「今後のアプリケーションの設計や開発に対して、より多角的な視点で捉え、根拠を持って取り組んでいこう」という意識付けになりました。
現在学んでいる内容からさらに踏み込んだ内容や、将来直面しうる実務的な困難への対処法を学べたことで、自分の復習にも予習にもなりました。
Kaigi on Rails、またぜひ来年も参加したいです!
運営の皆さま、関わっていただいた皆さま、本当にありがとうございました!