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若きリーダーたちの挑戦(前編)〜業界未経験ゆえの不安と希望〜

コノ塾教室長ポジションには、教育業界を経験されたことのない方の挑戦も歓迎しております。 現在教室長として活躍する山本さん(写真左)、橋本さん(写真右)ももともとは業界未経験でした。 コノセルの文化と仲間に触れ、教育への情熱を燃やす二人。 異業種出身者ならではの視点で、彼らはどのような価値をもたらすのでしょうか。 前編では未経験ゆえの当初の不安と、活躍までの軌跡を追いかけていきます。

営業マンから教室長へ。教育への想いが導いた転職

ーではまず最初に、お二方自己紹介をお願いします。

山本:山本 紘平と申します。コノセルに入社したのは2023年の春になります。これまでは光が丘校の教室長として新規教室の立ち上げに注力してきました。この春から異動して西八王子校の教室長を担いながら、複数教室をマネジメントするユニットリーダーを務めています。

橋本:橋本 雄生と申します。新卒でオリエンタルランドに入社し、コノセルに出向したのは2023年の秋になります。これまでは高砂校の教室長として新規教室の立ち上げに注力していました。この春からは、複数教室をマネジメントするユニットリーダーも務めています。

ーありがとうございます。それではこれまでのご経歴と転職理由について教えてください。まず山本さんからお願いします。

山本:前職では大阪の機械メーカーで営業を3年間していました。もともとは学校の先生になりたかったんです。一方で、教員になるならその前に一度社会経験をしておいた方が良いかなと思ったんです。民間企業を3年経験して、ゆくゆく教員になろうと決めていました。

そのため転職の動機で言うと、「自分で決めた3年が経ったから」になります。しかしいざ教員の道を改めて考えた時に、教員の厳しい労働環境や高い退職率などを知り、不安に思って、教育業界を一度広く調べてみることにしました。そこで行き着いたのは、自分が教員になるのではなく、教員の働き方を変えられる仕事に就こうということでした。

ーなるほど、別の角度からのアプローチを考え始めたんですね

山本:はい、そこで校務支援だったり、デジタルを使った学校教材みたいなものを扱う教育系企業への転職を考え、いくつかの会社の話を聞きました。しかし、どこもしっくりこなかったんですよね。業界に大きなインパクトを与えられそうにないと感じたんです。「デジタルを活用する」という方法にこだわっているように見えて、本当に課題に向き合おうとしているのか疑問に感じてしまいました。

ー興味深いですね。どのような疑問を感じたのか、もう少し詳しく教えていただけますか?

山本:面接の中で、デジタルツールの学校導入の実態を確認したところ、学校現場での活用がうまくいっていないという話を多くの会社で聞きました。参入のタイミングが合っていないのか、アプローチが間違っているのか。いずれにせよ入社したら自分も路頭に迷うだろうなと思って、考え直したんです。

ーなるほど、ではそのような中でコノセルにはどのように出会ったんですか?

山本:それまでは企業のホームページから直接問い合わせていたのですが、考え方を見直すにあたって、幅広い企業を見ようと求人媒体と転職エージェントに登録しました。そこで紹介してもらった中にコノセルがあったんです。

ー最終的にコノセル入社を決めた理由はなんですか?

山本:なにより自社ツールだけでなく教室という箱も携えていて、他の企業とは異なるアプローチで真正面から業界を変えていくプロセスを楽しめる環境だと思いました。また会社の風土が自分の資質に合っていると感じましたし、志のある人たちと働ける環境で自己成長できると考え、入社を決めました。

未経験の世界へ飛び込む。そのときの不安と期待

ーなるほど、ありがとうございます。では次に橋本さんにお伺いします。まずは新卒でオリエンタルランドへの入社を決意した理由から教えてください。

橋本:当時就活をしている中で、サービスを受けた相手の人生に残るものを提供したい、またそのサービスを通して自分自身を肯定できるような環境を作りたいという2つの軸を持っていました。これらが広く叶えられそうな場所ってどこだろうと考えた時に、テーマパークを運営するオリエンタルランドが思い浮かんだんです。

ーそうだったんですね。実際働いていていかがでしたか?

橋本:やはりビジョンや理念に根差した素敵な方々ばかりでした。さらには安定したテーマパーク運営を支える裏側の仕組みというものも学ぶことができました。

ーそこにコノセルへの出向者を募る公募があったんですよね。どうして手を上げてみようと思ったのですか?

橋本:一番大きかったのは、もう少し事業を動かすにあたって、自分自身の裁量が大きい環境で挑戦したいと考えたからです。自分自身の成長を考えて、スタートアップに身をおいてみたいと思いました。

—なるほどですね。一方で業界は全く異なる「教育」という点については何か思うところはありましたか?

橋本:確かに業界としては異なるものの、ビジョンや理念のレベルでは共通するものがあると考えていました。オリエンタルランドの企業使命が「すばらしい夢と感動、ひととしての喜び、そしてやすらぎの提供」なのですが、それはコノセルが目指している「一生モノの成功体験を全ての人に」というビジョンと重なる部分があると思ったのです。

さらに言えば自分自身の軸である「人の人生に残る経験を提供する」という思いともリンクしていて、教育という分野にも自分の居場所があるのかもしれないと気づいたんです。

ーなるほど。教育はテーマの1つでしかなく、大切にしたいものがコノセルのビジョンとオリエンタルランドのビジョン、そして橋本さん自身のビジョンで重なっているということですね。

橋本:その通りです。届けたいものの本質は変わらなくて、サービスの形が違うだけだと思います。

教育への熱量に圧倒された。入社時研修で感じたコノセルの文化

ー では再び山本さんにお聞きします。 元々は教員を考えていたり教育に関心はあったものの、実際に塾の教室長は未経験という中で、不安はありませんでしたか?

山本:最初は不安しかなかったですね。最終的にはコノセルのビジョンに魅力を感じて入社を決めたものの、本当に自分が教室長として働くのか、最後の最後まで迷いました。教育業界の新たな仕組みを作りたいのに、アプローチはこれで良いのかと迷っていた部分も正直ありました。けれど悩みに悩んで、まずは自分が一人の生徒の未来を変えられないことにはいい仕組みも作れないと思い、現場からやっていこうと腹を括りました。そうはいっても、シンプルに楽しめるか、結果を出せるか、という2点はとても不安でした。

ーなるほど、では実際に入社してみてどうでしたか?

山本:教室長という仕事がめちゃくちゃ楽しいと感じています。本当に入社してよかったです。先日、入社以来教室長を務めた光が丘校を離れる時、生徒や保護者の方から温かい言葉をたくさんいただき、手紙ももらって家で泣いてしまいました。一年前の自分では想像もできなかったです。

ー入社前の不安が払拭されたのは、いつ頃だったんですか?

山本:入社初日の集合研修です。地元の関西にいた頃は、教育について熱く語れる仲間がいなくて寂しかったんですが、コノセルに入社して、研修で周りを見渡せば、みんな教育に対する熱量がすごく高かったんです。

研修初日を終えた日に早速仲の良い友達に電話して、泣きながら素晴らしい会社に入れたと話したぐらいです。ロールモデルになりそうな人がたくさんいると感じましたし、役職に関係なく、みんなで対等に議論し合える会社だと確信しました。

ー元々は役割への不安もあったけれど、仲間や文化の素晴らしさに圧倒されて、不安は吹き飛んだんですね。

山本:おっしゃる通りです。

「教育者」の固定概念を捨てた先に見えたもの

ーありがとうございます。 では橋本さんにもお聞きします。価値観は同じでも、業界も役職も未経験だったわけですが、不安はありませんでしたか?

橋本:山本さんと同じで、不安しかなかったですね。大学時代に塾講師のアルバイトはしていましたが、正社員として子供と関わる経験は皆無でした。 業務面の知識も受験指導のノウハウも全くなくて。関西出身なので、そもそも東京の高校なんて早慶以外知りませんでした。 教室長として本当に子供たちを導けるのかという不安は非常に大きかったです。

ーやはり不安は大きかったんですね。入社から半年少しが経ちましたがいかがですか?

橋本:正直、今でも登るべき壁はあると感じています。 でも、その壁を乗り越えることが楽しいと思えるようになったんです。もちろんデータを活用した指導ができるとか、オープンに相談できる環境があるのは心強いのですが、 私個人としては、教室長の仕事に対するマインドセットが変化したことが一番大きいですね。

ー興味深いですね。具体的にはどんな変化があったんですか?

橋本:最初は「教育者とはこうあるべき」というイメージに囚われていて、生徒のお手本でいなければとか、正しく導かねばといった意識があったんです。 でもある時、教室長の仕事って他者の行動変容をマネジメントしてサポートすることなんだと気づいたんです。

そしてこれは他の職種でも求められる普遍的なスキルで、 今後オリエンタルランドに戻ってマネジメントに挑戦する時にも一番大事な能力だと思ったんですよね。そこにダイレクトに向き合える教室長という仕事は最高に面白いと感じるようになりました。

ーなるほど。そのマインドが変わったきっかけは何だったんですか?

橋本:入社して2、3ヶ月後、初めての定期試験対策の時です。一生懸命やってみたけど、なかなか思うような結果が出なかったんです。結果を出すためには生徒の行動を、そもそもの意識から変えていかないといけないと思い、どうすれば良いかを考えていました。

その時に、これってオリエンタルランドで従業員の動機づけを考えていたことと、本質は変わらないんだと気づいたんです。 当事者の心の声を汲み取り、一緒にありたい姿を設定して、達成に向けて伴走していくこと。これは人の行動変容をマネジメントする上での普遍的なものなんだと気づきました。 それを子どもたちの成長を願って実践できるこの仕事は最高だと思えるようになったんです。

ー自分で内省して、ピンと来たわけですね。それに気づいた瞬間は、どんな気持ちでしたか?

橋本:これから楽しく仕事ができそうだという前向きな気持ちでいっぱいでした。正直、そこまでは本当に教育でよかったのか引っかかりがあったので、 その違和感から解放されたような感じがしました。

ーそのマインドセットの変化が不安を希望に変えたわけですね。

橋本:仰る通りです。その転換があったからこそ、今の私があると思います。



未経験ながらも入社時研修、そして実践を通した内省、さらには仲間との対話の中で、すっかり不安を払拭した山本さんと橋本さん。 後編では、そんなお二人が未経験だからこそ先入観なく、コノセルの強みでもあるテクノロジーやデータを活用して生徒に価値を届けていく姿をお伝えします。 教育の現場に革新をもたらすヒントが詰まったお二人の体験談をぜひご覧ください。

後編はこちら

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