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伝統工芸 “品”ではなく、職 “人” にスポットライトを。生み出せ、動かせ新プロジェクト。

日本の伝統工芸品は、世界からもその歴史・文化や美しさが注目され、海外のファンも少なくありません。伝統工芸品を残すことだけに注力するならば、現存する品を丁重に保管すれば後世に伝えることができるでしょう。

しかし、ニッポン手仕事図鑑が目指すのは、職人が作り、日用品として使われ、壊れてまた修理や新しい品を購入するというサイクルが続くことです。つまり、伝統工芸を職人がいてこそ成り立つ産業として存続させることです。それが日本の伝統工芸を未来に残す理想的な姿だと考えているからです。

職人にスポットライトが当たる機会をつくる。

「現状維持は、退歩」と言われるように、伝統工芸を残していくためには守るだけではなく、前進して行くための仕組みや仕掛が必要な時もあります。

私たちはニッポン手仕事図鑑のメンバーで動画をつくるだけでなく、これまでにない取り組みや、イベント・企画を積極的に作っていきたいと思っています。2019年にニッポン手仕事図鑑が単独でアワードを開催したのもそのひとつです。

【コンテスト/表彰イベント開催実績】

ニッポンものづくりフィルムアワード2019

それまでニッポン手仕事図鑑で制作した動画は2019年当時で50本程度でした。周囲からは「自費での制作なのに、そんなにたくさんつくったの?」と言っていただける一方で、ニッポン手仕事図鑑メンバーは「立ち上げから4年、こんなに一生懸命やってもその程度の数の職人さんにしかフォーカスできていないんだ…」とそのスピードの緩さを感じました。

そこで、もっとたくさんの職人さんの映像が世に出てほしい! 職人の手仕事に目を向けるビデオグラファーが増えてほしい! という想いから企画・実施したのが「ニッポンものづくりフィルムアワード」でした。結果、100本近い応募作品が集まったのでした。

<ニッポンものづくりフィルムアワード2019 特設ページ>https://nippon-teshigoto.jp/award2019

<入選作品>https://nippon-teshigoto.jp/award2019/results

<表彰式の様子>https://nippon-teshigoto.jp/award2019/award2019-report

このイベントを開催する中で、ある職人さんがこんなことを話してくれた事があります。「伝統工芸を継承していくには「作り手」「使い手」そして「伝え手」も大事な後継者なんだよね」と。人が作り、人が使い、人が伝えていく。やはり「人」なんだと、そして伝えるニッポン手仕事図鑑のメディアとしての存在価値も認めていただける機会にもなりました。

そして現在、「職人の声を届けるイベント」の開催に向けて動いています。

実はこのイベントはニッポンものづくりフィルムアワードに続くイベントとして、ずっと温めていた企画でした。しかし、ご存知の通り、コロナ禍突入。うずうずしながらも大きなイベントは控える時期が続きました。そして2023年、満を持して開催に向けて準備をリスタートしたのです。

今こそ、全国の職人さんたちの、未来に向けたポジティブな声を届けていきたい。今回は伝統工芸職人の息子さん(とある焼物の産地の未来の職人!)がインターンとして参加し、この企画を押し進めています。

生み出せ、動かせ新プロジェクト。

コンテストの他にも、現役の職人が講師として教えるオンラインスクールや子どもたちに向けた出版のプロジェクト、商品開発などなど、たくさんのプロジェクトがあります。まだ詳細はお伝え出来ませんが、ニッポン手仕事図鑑 ”発”・ 日本 ”初” とよべるであろうプロジェクトもあります。

しかしまだ構想段階でなかなか動き出せないプロジェクトもあります。また、これまで以上に新しいプロジェクトを生み出し、動かしていきたいと考えています。

ニッポン手仕事図鑑がこうしたプロジェクトを進めようとするのは、産地の課題を解決して、産地を盛り上げていきたいという一心からです。

ニッポン手仕事図鑑では、このような新しいプロジェクトを生み出し、動かしていくマインドと推進する力を持った仲間を絶賛募集中です!

この仕事においては、問われるのは過去の実績でも経験でもなく、その熱量だけ。です。伝統工芸の未来を作りたい人、お待ちしております。

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