株式会社クロス・シップでは、これからの時代に必要とされる力として文科省からも打ち出されている「生きる力」「非認知能力」を育むイベントを定期開催しています。
2023年夏、第一学院高等学校と共同で、「大学生と一緒に考える、将来の目標づくりサマーワークショップ」を開催しました。3日間のワークショップには、高校生18名、先生14名、そしてクロス・シップの大学生インターン8名が集まりました。
1日目にはまず自分の価値観を知り、夢中になれることを探し、2日目にチームでより深めていく作業を進め、3日目に全体での共有をする流れでワークショップが進められました。
ワークショップレポート
DAY1 自分の価値観を知る、夢中を探す!
VUCAの時代を自身の目標をしっかり見据えながら生きていくためには、まずは自分のことをよく理解することが重要です。そのために行ったのが価値観ワーク。自身の価値観を知るために、「達成」「慈愛」「成長」など、80以上ある価値観ワードから自身のワードを3つまで絞ってみるワークです。絞る過程は自身で考えたり、他のメンバーと意見を交換しながら行ったり。様々な角度から自身を内省して、自分自身の夢中ポイントを探します。
また、ゼロから内省することも重要ですが、他の人を参考にすることも同じくらい重要です。そのために、今回参加している多くの大学生にまずは自己紹介をしてもらいました。大学生が何を感じ、何を目標とし、そのためにどんな取り組みをし、どんな悩みを抱え、どんなチャレンジをしているのか。いろいろな話をしてもらいました。参加した高校生には、大学生に聞いてみたいこと、自身に置き換えた際に発生する疑問点などをたくさんメモしてもらいました。
また、将来の目標を決められたとしても、それを達成するために必要なスキルやマインドを身につけていく必要も出てきます。スキルを身につけていくために必要な「練習すること」についてもアクティビティを通して学びました。
DAY2 大学生とのセッション、チームワーク開始!
昨日自己紹介してもらった大学生ごとにチームに分かれ、セッションを複数回行いました。高校生は、昨日メモをとっておいた内容を元に、大学生へたくさん質問し、多くの情報を取得し、自身に置き換えながら一生懸命考えていました。
また、最終発表がチームキーワード+個人の発表となることが共有され、この日から本格的なチームワークを開始。各チームが、最終発表に向けて準備を始めました。
お互いの価値観を共有し、どのような共通テーマがあるのかを真剣に探し、どのように発表するか。相手の話に耳を傾けたり、発表の仕方を議論したりしている姿がたくさん見られました。
DAY3 チーム発表!全体リフレクション
午前中は、昨日話し合ってきたチーム最終発表の最終仕上げに時間を割きました。
午後に行われた最終発表では、各チームがそれぞれのテーマを見事に発表しました。チームや自分が夢中になれるポイント、自分自身に関して改めて気づいた点、またそれらを活かしていくために明日からどんなアクションができそうか。頷かされたり、驚かされたり、他のチームにも多くの学びがある発表内容となりました。
チームごとに支え合いながら発表内容を作ってきたからこそできた発表内容となったと思います。
リフレクションでは全員で振り返りを行いました。この3日間での気づきとして、
「初日は全体の場で手を挙げて発言するなんて考えられなかったけど、今はできる!ちょっとかもしれないけど、自分にとっては大きな進歩です!」
「最初は3日間来れる自信がなかったけど、いつの間にか3日間経ってしまった。楽しかった!」
「今度、ここで知り合えた大学生と一緒にプロジェクトをやることになりました!」
「チームの人から自分の目標やアクションに対するヒントをもらえた。明日からそれをやってみようと思います!」
等、たくさんの声が共有されました。最後に、各チームの先生・大学生から、高校生へ3日間の修了証書をお渡ししました。
スタッフ一同、非常に嬉しかったですしスタッフ自身にも多くの学びがあった3日間となりました。
クロス・シップでは今後もさまざまな教育機関と連携しながらワークショップを開催していきます。一緒に活動する仲間も募集中です!