今回は、2025年7月に入社された若林さんにインタビューをしました。オンライン教育の最前線から、現在はクロス・シップで事業の最前線へ。若林さんが、現場で積み上げてきた経験と、今挑戦している仕事について伺いました。
■原点は、苦しい時に支えられた経験
私の原点は、高校時代の苦しかった経験にあります。
苦しい時に僕を救ってくれたのは、数人の大人たちでした。私を支えてくれる方に共通していたこと。それは、単に目に見えるものではなく、"想い" に関心を持ってくれたことです。
どんなに苦しい時も手を差し伸べ、寄り添ってくださった大人の姿に憧れ、「手を差し伸べてくれた方々のように生きること」が自分自身の原点となりました。
■教育への想いを形にし始めた学生時代
大学では心理学を専攻。教育心理学も学びました。
勉強漬けの日々でしたが、学びを机上で終わらせず、実際の現場で活かすことにも力を入れました。学生コーチとして子どもたちと関わる活動や、フリースクールでのインターンを経験。
教育への想いを日本の教育現場に還元したいという想いから、オンライン教育の実際の現場でのインターンもスタートしました。
■現場で手を動かし、教育の質を仕組みから変えた経験
インターンでは、ティーチングアシスタントとしてオンライン授業の運営に携わり、教材改善や研修支援を担当しました。
「目安箱プロジェクト」を企画し、インターン80名中40名を巻き込み、満足度と重要度の2軸で定量・定性データを収集・分析。その結果をもとに授業準備体制の刷新を提案しました。
結果として、職員とインターン間の課題認識が揃い、授業の質が向上。生徒の授業満足度と発言率は明確に倍増しました。
学習環境は、関わり方と仕組み次第で変えられるという手応えを、現場で得た経験でした。
■コーチから社会の最前線に立つと決めた理由
大学時代には、オンライン教育の最前線に関わりながら、デール・カーネギートレーニングのコーチの資格も取得。
大学卒業後は、コーチとして経営層向けの人財・組織開発のトレーニングに関わっていましたが、教育を本気で変えるには、社会やビジネスの構造を理解することが不可欠だと実感しました。
企業での社会人経験を積むために、クロス・シップへの転職を決意しました。
スタートアップを選んだのは、スピード感を持って成長できる環境に身を置きたかったからです。
また、将来的に子どもたちへ価値を還元するためには、その入り口に立つ先生方を支える仕事が重要だと考え、クロス・シップの事業との重なりも感じました。
■挑戦する人を応援し、寄り添える人であるために
現在は、クロス・シップで両面型のキャリアアドバイザーとして、事業の最前線に立っています。
自分の成果がそのまま会社の成長や存続に直結する環境は決して簡単ではありませんが、日々数字と向き合いながら経験を積んでいます。
仕事で大切にしているのは、求職者の方が持つ価値観や強みを、転職という選択の中でも大事にしてもらうことです。
すべての方に同じ答えがあるわけではないからこそ、一人ひとりに向き合うこの仕事に奥深さとやりがいを感じています。
キャリアアドバイザーとして、目の前の求職者の挑戦を応援し、寄り添える人でありたいと思っています。
■現場で成果を出し続け、その先をつくる存在へ
直近の目標は、毎月の目標を確実に達成し、社内外から信頼される存在になることです。
中期的には、チーム全体の生産性を高め、一人ひとりがより力を発揮できる環境づくりに関わっていきたいと考えています。これまで教育や人材育成の現場で培ってきた経験を、組織づくりにも活かしていきたいです。
そして将来は、教育と社会をつなぐ立場として、現場で得た知見をより広い形で還元していくことが目標です。
自分自身の経験や実践を言葉にし、多くの人に届けられる存在を目指しています。