■キャリアアドバイザー2年目、SNSでも注目を集める若手
ジョブパレットでキャリアアドバイザーとして働く
小池真実佳(こいけ まみか)さん。
入社2年目ながら、TikTokでも「転職の裏事情」や「エージェントが言わない本音」を発信し、
若手社会人を中心に支持を集めている。
今回は、彼女のキャリアの原点と転職に対する考え方について伺った。
■学生時代から「結果で証明したい」タイプだった
── まずは学生時代のお話から伺いたいです。どんなタイプの学生でしたか?
小池:
学生時代は常に「どうすれば成果を出せるか」を意識していました。
中学では合唱部、高校では書道パフォーマンス部、大学ではストリートダンスサークルに所属し、
すべて全国大会に出場しています。
もともと「強豪校に行きたい」と思って学校を選ぶタイプで、
負けず嫌いというより、“結果で証明したい”という気持ちが強かったです。
■健康を売る仕事で、自分が壊れていった
── 新卒で入社された会社について教えてください。
小池:
健康器具メーカーに営業職として入社しました。
最初の配属は岡山県で、店舗を一人で任される形でした。
朝6時に起きて地域の方へ声をかけ、日中は店頭で接客、
閉店後は上司に営業報告の電話を入れるという生活でした。
1日しか休みがなく、有給も取れない環境で、
仕事以外の時間はほとんどありませんでした。
── 想像以上にハードな環境ですね。
小池:
そうですね。働き方が厳しかったというよりも、
「人の健康を支える」という仕事の目的と、
現場で求められる“数字重視”のスタイルとのギャップが大きかったです。
お客様に「ありがとう」と言われても、
本当に喜んでもらえているのか、売上のためなのか分からなくなっていきました。
2年目の途中で体調を崩し、病院で胃潰瘍と診断されました。
休むこともできず、点滴を打って現場に戻ったときに、
「このままでは自分が壊れる」と感じました。
■「辞めるのは逃げ」ではなく、「終わらせる」という決断
── 退職を決断したのは、どのようなきっかけでしたか?
小池:
もともと「会社を辞めるのは逃げ」だと思っていました。
ですが、鏡を見たときに、表情がなくなっている自分に気づいて。
「このまま年を重ねたら、自分が自分でなくなる」と思った瞬間に、
転職を意識するようになりました。
2024年の12月、岡山での勤務中に転職サイトを開いたのが最初の一歩でした。
勤務時間中はスマートフォンを触れないので、
昼休憩中のトイレで求人を見ていました。
ただ、どれを見ても「自分にはできないかもしれない」と感じてしまい、
最初は応募する勇気もありませんでした。
■転機はキャリアアドバイザーとの出会い
── その後、ジョブパレットに出会ったきっかけを教えてください。
小池:
転職サイトを見ていたときに、たまたまジョブパレットの記事を見つけて、
問い合わせをしたのがきっかけです。
担当してくださったのが、現在の同僚でもある齋藤美雪でした。
初回の面談では、自分の思いをうまく整理できず、
「営業が嫌なんです」とだけ伝えた記憶があります。
すると、美雪さんから「なぜ嫌になったのか?」と質問されました。
その言葉で、初めて“売ること”ではなく“寄り添えない働き方”に
違和感を感じていたことに気づきました。
■「営業から人事へ」── 原点に戻る転職軸
── 転職活動ではどのような職種を見ていましたか?
小池:
最初は「人事職」だけを見ていました。
就職活動のときに出会った人事の方がとても印象的で、
「私もあんな風に人の背中を押せる人になりたい」と思っていたからです。
ただ、実際には人事職は経験者採用が多く、
未経験での転職は難しいと知りました。
そこで、美雪さんから「キャリアアドバイザーとして人のキャリアに向き合う経験を積むのも良い」と
提案を受けました。
人の選択に寄り添うという点で共通していることから、
キャリアアドバイザーへの転職を決意しました。
■6か月かけて内定を獲得── 週1休みの中で続けた活動
── 転職活動の期間はどれくらいでしたか?
小池:
約6か月です。
岡山勤務のため、面接はすべてオンラインで行いました。
週に1回の休みをすべて面談に使い、
Wi-FiのあるネットカフェでZoomをつないで受けていました。
途中で何度も心が折れそうになりましたが、
毎週1回の面談で美雪さんと話すことで前向きな気持ちを保てました。
仕事では怒られてばかりでしたが、
転職活動の時間だけは“自分に戻れる”感覚がありました。
■「健康器具を売る自分」から「人生を支える自分」へ
── ジョブパレットへの入社の決め手を教えてください。
小池:
社長との面談で、会社の方向性や想いを聞いたときに、
「ここなら自分も成長できる」と確信しました。
入社してからは、まず環境の違いに驚きました。
前職は制服・ポロシャツ支給で日焼け止め禁止という職場でしたが、
今は服装や髪型も自由で、自分らしく働けます。
業務時間も整っており、19時には帰宅できるようになりました。
“健康器具を売っていた自分”から、“人の人生を支える側”になったことで、
仕事の目的が「数字」から「信頼」に変わったと感じています。
■「愛嬌だけでは通用しない」── 専門性を求められる仕事
── 入社後に苦労したことはありますか?
小池:
キャリアアドバイザーは、明るさだけでは通用しない仕事だと痛感しました。
前職では、笑顔や元気さが成果につながる部分もありましたが、
この仕事は“人の人生”に関わるため、論理的な思考や知識が必要です。
最初は求職者からの質問にうまく答えられず、悔しい思いもしました。
そのため、同期と勉強会を立ち上げて、
ロールプレイングやケーススタディを通して実践的に学びを深めました。
■「今度は企業の未来を変える仕事をしたい」
── 今後のキャリアについて教えてください。
小池:
現在は個人の転職支援が中心ですが、
今後は企業向けの採用支援や採用コンサルティングにも関わりたいと思っています。
転職支援をしている中で、「そもそも企業が変われば救われる人も多い」と感じました。
ジョブパレットには採用コンサルティング事業部もあるため、
将来的には企業の採用戦略や制度設計にも携わり、
「人も企業も幸せになる採用」を実現したいです。
■「迷うなら、今の仕事をやり切ってほしい」
── 最後に、転職を考えている人にメッセージをお願いします。
小池:
迷っているうちは、まだやり切れていない証拠だと思います。
今の仕事を“もう悔いはない”と思えるまでやり切ってから転職する方が、
次の職場で本気になれます。
もちろん、心や体が限界に近い場合は無理をしてはいけません。
そんなときは、まず誰かに相談してほしいです。
転職は“逃げ”ではなく、“自分を取り戻すための行動”です。
私自身、そうして人生が変わりました。