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【みたれぽ】ナイロン12で造形したモデルに塗装してみた!

3Dデジタルツールを数多く取り扱っているシステムクリエイト。

弊社では取扱製品でどんなことができるのか日々検証しています!

そこで“こんなコトやってみた!”をご紹介するレポート、
略して「みたれぽ」をお届けします!!


3Dプリンタには様々な造形方式があります。
フィラメントと呼ばれる樹脂を重ねて造形していく熱融解積層方式やレジンと呼ばれる液体を固めて造形
する光硬化造形方式など様々です。

その中で粉を固めて造形していく粉末造形方式であるformlabs社のSLS(粉末焼結)方式3Dプリンタ「Fuse1」を今回はご紹介!

材料であるナイロン12は機能性の高いパーツを作成することができると好評をいただいています!
実際に組み込んで試す部品として活用されている例が多々あるようです!

中でも色を付けることで変更箇所が分かりやすく、またパーツとして使用するイメージもしたいとのお声を聞きました。
そこで今回は…

ナイロン12で造形したモデルに塗装してみました!

まずはモデルの準備!

塗装面の品質が確認しやすいよう、平面と曲面、フィレット(=角を取った面)からなる形状のデータを用意しました。
造形完了後、ガラスビーズ(212 ~ 300mμ)でブラスト処理(=製品の表面に粒子状の研磨材を吹き付けし製品表面を加工する処理方法)を行い、余分な粉末を取り除き表面を整えました。

早速塗装してみよう!

塗装は一般的なラッカー系スプレーで面の品質がわかりやすいように光沢塗料を使います。
綺麗になった表面へいざ塗装!
乾燥後、表面はザラザラとした感触でしたが、爪で塗膜を引っ掻いても剥がれず塗料がしっかりのっていることが分かりました。

ペーパーがけの効果は…?

ブラストしても微細な凹凸が残っているため、ペーパーがけで面をさらに整えていきます!
番手が小さいペーパーから順に#120(粗目)を約15 分、#220(中目)、#320(細目)を
約10 分ずつ表面処理...

ここまでやればザラザラはなくなりそうですが結果はいかに...!
やすり掛けを行うと、目立った凹凸がなくなり手触りもさらさらとした滑らかさになりました!
大成功です!

さらにキレイに仕上げられる?

ブラスト、ペーパーがけを行った後、サーフェイサー(=下地塗料)を吹き付け、#1000(極細目)のサンドペーパーで軽く表面を整えます!
その後塗装を行うと、さらにつるつるできれいな塗装面に!
これほどキレイになるのなら、金属調スプレーの塗装を試したい!
結果は金属パーツのような質感になりました!!

ブラスト処理だけでも塗料はしっかりと定着することが分かりましたね。
ナイロン12の特性上、とても硬い性質なのでペーパーがけは番手の小さい粗目を
しっかりと行いましたが、ひと手間かけることで微細な凹凸を除くことができ、ここまでにキレイに…!製品パーツのイメージも、色が入るだけでより掴みやすくなりました!


いかがだったでしょうか?
他にもたくさんの3Dデジタルツールを使って「やってみたレポート」を発信しています!
今後もどうぞご期待ください!!

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