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【みたれぽ】3Dプリントしたモデルを真空成形型として使ってみた!

3Dデジタルツールを数多く取り扱っているシステムクリエイト。

弊社では取扱製品でどんなことができるのか日々検証しています!

そこで“こんなコトやってみた!”をご紹介するレポート、
略して「みたれぽ」をお届けします!!


最近寒くなってきましたよね。
暖かい飲み物を飲むために会社にある自動販売機へ…

そのコップを見てみると…
そうだ!紙コップに蓋をしたらどうだろうか…!!
そこで今回は…

3Dプリントしたモデルを真空成形型として
使ってみました!

真空成形の型を準備する際に必要な要素は「抜き勾配」「真空穴」が必要になります。
抜き勾配と真空穴はそもそもなぜ必要??
→真空成形を行ったあと、空気の出口が作られることで成形品が取り出しやすくなります。

そのため、小さな穴と勾配をデータで作成して、いざ造形!

造形モデルにサポート痕(=造形時に空中に浮いている部分やモデルを支えるものを取り除いたときの痕のこと)や積層痕(=表面にみられる造形を積み重ねた時の筋やラインのこと)がある場合、真空成形品の出来上がり表面に影響が出やすく、凹凸になったり、離型しにくくなることがあります。
今回のモデルにはサポート(=造形時に空中に浮いている部分やモデルを支えるもの)を付けて造形していたので、多少の痕がありました。
そのため、やすりがけを行って表面を滑らかにします!
30分ほどやすりをかけると…→サラサラの表面に!!


プリントモデルを確認!!

モデルの精度を確認してみます。
データ上でΦ2.0mmに設定した真空穴をピンゲージで計測!
2.0mmはゲージが通りませんでしたが、1.9mmは通るものと通らないものがあり、
1.8mmのピンゲージは全て通りました!
僅か-0.2mmの範囲の精度であり、真空成形には問題がなさそうなので第一条件クリア!
2つ目の必要な要素である「勾配」は…?
全周に約2°の勾配がついていることを確認することができました!
両方の条件が揃い、型の準備は完了!!!


いよいよ真空成形!そして離型!!

真空成形機にプリントモデルの型をセッティングし、成形を行います。
結果は…?

きれいに成形できました!!
真空穴を施したコーナー部分はきれいにエッジが出ていますね!
3Dプリントした型を外す際も勾配を付けているおかげで上からぐっと押すだけできれいに外れました。
底面部分でカットして、カップに装着してみると…ピッタリにフタが完成~✨
手製とは思えない程の完成度で大満足です☻


いかがでしたでしょうか?
他にもたくさんの3Dデジタルツールを使って「やってみたレポート」を発信しています!
今後もどうぞご期待ください!!


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