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『フルーツ王国』として進化し続ける山梨!

Photo by XinYing Lin on Unsplash

山梨県が「フルーツ王国」としてその名を轟かせるまでには、生産者のたゆまぬ努力と厳格な品質管理、そして県の手厚いサポート体制が礎となってきました。その成功の鍵を握るのは、積極的な国際市場向けのプロモーション戦略です。

特に注目すべきは、山梨県産のシャインマスカットが海外市場で高級品として扱われている点です。タイ市場では、日本産フルーツが高い評価を受けており、その中でも山梨産のシャインマスカットは、現地の日本人のみならず、タイ人消費者の間でも特別な人気を誇っています。2021年度には、山梨県の果物輸出額が急増し、特にブドウやモモの輸出は前年比で大幅な伸びを記録しました。これを可能にしたのは、生産から流通まで徹底した管理体制と、「消費者に愛情を届ける」という強い理念です。さらに、糖度18度以上という全国でも最も厳しい基準を設けることで、山梨県産フルーツの品質がブランド価値の向上に直結しているのです。

国際市場での成功には、デジタルマーケティングの巧みな活用も大きな役割を果たしました。2020年度、新型コロナウイルスの影響で対面での販促活動が困難となる中、山梨県はSNSを活用し、アジア各地に情報を発信する新たな戦略に転換しました。特に香港や台湾でのSNS活動が奏功し、フォロワー数やエンゲージメントが急上昇。これが日本産フルーツ、特に山梨県産の需要拡大に大きく貢献しました。

また、山梨県は品種改良にも積極的です。2022年に品種登録された「サンシャインレッド(甲斐ベリー7)」は、シャインマスカットの特性を引き継ぎつつ、赤い色合いで皮ごと食べられる革新的な品種として登場。こうした新たな挑戦が、山梨県を常にフルーツ市場のリーダーたらしめています。

地元農家やJAとの強固な協力体制、県の積極的な支援、そして海外市場への柔軟な対応を支えるマーケティング戦略が、山梨県のフルーツ産業を支えてきました。今後も「フルーツ王国」としてさらなる発展が期待されます。

※本ページは、山梨県より「革新的スタートアップ・プロモート事業」の委託を受け、一般社団法人山梨イノベーションベースが運営しています。

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