スマートセクションは今、第二創業期とも呼べるフェーズに突入しており、SNSを軸にしたD2Cブランドの展開や、メーカーとしての機能も備える企業へと進化しています。
そんな変化の真っ只中、今後のビジョンや戦略について紐解くために、代表の梅本と取締役の渡辺に対談をしてもらいました。
事業の未来、組織の在り方、そして求める人材像 ──
スマートセクションという企業が「どこへ向かい、何を目指しているのか」。その熱量と可能性を、ぜひこの記事を通じて感じてみてください!
対談者プロフィール
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(左) 梅本 祥平(うめもと しょうへい)|株式会社スマートセクション 代表取締役
ベルーナ、SNSマーケティング会社を経て、2023年3月に株式会社スマートセクションを創業。マーケティング支援事業を軸に、これまで累計100社以上のD2C企業を支援し、利益創出に貢献。自社でも化粧品ブランドを展開するほか、台湾・シンガポール・マレーシアなど海外法人の設立にも成功。CEOを務めるスマートセクショングループは、3期目で年商18億円までグロース。
(右) 渡辺 康博(わたなべ やすひろ)|株式会社スマートセクション 取締役
新卒からWebマーケティング会社2社にてキャリアを積み、その後ADKマーケティング・ソリューションズで総合広告代理店営業を経験。スマートセクションには当初、外部コンサルタントとして関与していたが、梅本の描くビジョンに共感し、入社。現在は描いた戦略を現場で実行に落とし込む役割を担っている
スマートセクションのこれまでと事業戦略
── 現在、どの市場や顧客層に注力しているのでしょうか?
梅本:僕たちが注力しているのは、コスメやスキンケアを中心としたEC領域です。雑貨やリード獲得系も少しずつ増えています。顧客としては、年商数億〜数十億規模の中小企業がメイン。経営層と直接やり取りし、二人三脚で事業の成長を支えることに価値を感じています。
渡辺:確かに、中小企業はより素早い判断ができる経営、もしくはそれに近い層との仕事が多くなる分、我々の強みであるスピード感や、コミット力が活きてくると考えています。
梅本:あと注力しているのは海外市場。たとえば台湾では、日本で積み上げたノウハウを持ち込んで成果が出せました。僕らの強みは、広告費に依存せずオーガニックでバズを生み出す力。これが海外ではまだあまり浸透していないんです。
渡辺:インフルエンサーの文化はあっても、オーガニックアカウントを活用したバズの作り方はまだ弱い。そこに僕たちの手法がうまくフィットして、手応えを掴めました。
梅本:加えて、日本は今後人口減少と市場縮小が避けられません。だからこそ、外の市場に出ていく。挑戦し続ける姿勢を、僕ら自身が示していきたいと思っています。
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── 事業は、今後どのように発展させていくのでしょうか?
梅本:アルゴリズムは常に変わります。だからこそ、クリエイティブの型や見せ方も柔軟にアップデートしていく必要がある。今は「スマートコスメ」という自社ブランドとSNS・広告運用を掛け合わせ、“売れる”だけでなく“ファンが育つ”ブランドづくりを再現性高く実現できる体制を整えています。
渡辺:広告だけ、SNSだけではなく、ブランドとしてどう育てていくか。施策を単発で終わらせるのではなく、長く愛されるブランドとして定着させることを目指していますね。
梅本:グループ全体の設計も進めています。親会社のスマートセクションが広告代理事業を担い、子会社のスマートコスメがメーカー機能を持つ。2030年までに、スマートコスメだけで年商100億円を目指しています。
渡辺:海外にもショート動画の“バズ”を生み出す実行部隊を配置していて、地道に成果を積み上げています。自社プラットフォームの構想もありましたが、今はコア事業に集中しつつ、小さく実験を繰り返している段階です。
梅本:最終的には、アジアとアメリカに拠点を構え、広告・ライブコマース・小売が連動するエコシステムをつくりたい。たとえば、台湾でバズ → ECランキング上位 → 訪日観光客の購買 → 他国での指名買い、という循環ですね。J-Beautyを世界標準に押し上げる。それが、僕たちの目指す未来です。
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実現のためのアプローチ
── 事業成長に向けて、どのような企業運営を意識していますか?
梅本:最も意識しているのは、採算性とLTV(顧客生涯価値)、あとは再現性。売上だけを追うのではなく、継続して価値を届けられているかを見ています。その裏にあるのは、現場と数字を細かく見続ける姿勢。日次で資金繰りを把握し、利益が出ているかをチェックするのは、もう習慣になっています。
渡辺:だからこそ、数字に強い人材が中核を担う必要がある。メンバーが伸びる仕組みをどう作るか、は日々考えていますね。
── スピード感を維持するために大切にしていることは何でしょうか?
梅本:立ち止まることはリスクが大きいと感じることが多いので、基本は「即断即決」ですね。特に初期フェーズでは変数が少ない分、仮説を持って小さく始めて、結果を見てすぐ次に活かす。
渡辺:もちろん決断には、情報の整理と事前準備が必要不可欠です。現場と近い距離で動いているからこそ、スピード感を持って判断できる環境があると感じます。
梅本:確かに、判断を早くするためにも「現場の声」を常に拾うように心がけている。現場を知らないままの意思決定は、やっぱりズレる。実務はメンバーに対応してもらいますが、役員も現場の最前線に関わり続けることを大切にしています。
成長を支える基盤について
── 組織づくりで意識していることはありますか?
梅本:大事にしているのは、「派閥をつくらないこと」ですね。事業が拡大してもチームが分断しないように、部署を横断した交流の仕掛けを意識しています。たとえば、ランチ手当制度はその一環です。違うチーム同士でも気軽に交流できる場をつくることで、組織全体のつながりを強くしたいと思っています。
渡辺:一方で、カルチャーだけでなく、組織としての“強さ”も求められます。そのために意識しているのが、適材適所で柔軟な人員配置をすること。不得意が得意になることは多くない。だからこそ、メンバーの特性や「どうなりたいか」を丁寧にコミュニケーションを取りながら経営層が把握し、迅速な配置転換や抜擢人事などの意思決定をしています。
こうした動的な組織運営によって、一人ひとりが自分の強みに集中し、最大限に発揮できる環境を整えています。
梅本:あとは、若い組織だからこそ、「採算意識」や「コスト感覚」をしっかり育てる必要があると考えています。そこがないと、いくらカルチャーがよくても企業としては成立しません。実際、個人単位でPL(損益)を見て動いてもらうなど、意識と責任を持てる仕組みを整えています。
── その上で、IPOを目指している理由は?
梅本:IPOは、僕たちが実現したい成長を支える「手段の一つ」だと捉えています。資本力やブランド力、採用力など、外部への影響力を高めるには有効だと考えています。最初からガバナンスや透明性を備えた設計にしているのも、その準備のためですね。
渡辺:IPOを見据えた仕組みや制度設計は、すでに社内にも浸透し始めています。たとえば、個人ごとのPL意識や、採算性を持った事業運営の徹底など。上場の有無にかかわらず、会社としての“強さ”を身につける土台づくりを進めています。
梅本:そして今後は、グループ全体としてホールディングス体制に移行する構想です。スマートセクションが広告事業、海外展開、新規事業の創造、M&Aを実行し、事業成長をスケールするセクションを担い、スマートコスメがメーカーとして独立採算を行う。今後も新しい子会社や事業が生まれたときに、それぞれが自走できるようにしていきたいですね。
渡辺:近い仕組みに「カンパニー制」もありますが、あくまでバーチャル上の管理になることが多いと思っています。一方で僕たちは、実際に売上・利益を伴った“リアルな企業経営”を意識し、ただの管理単位ではなく、売上や利益がきちんと立つ状態を作る。その分、責任は大きくなりますが、本気で“企業家”が育つ組織にしたいと思っています。
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スマートセクションにフィットする人材像
── どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?
梅本:誠実で、真面目。そして、視座が高く、自分の足で前に進める人ですね。
僕らの環境は、受け身でいても何も起こりません。だからこそ、指示を待たずに手を挙げてチャンスを取りに行けるかどうか。そういう主体性を大事にしたいと思っています。
渡辺:確かに、現メンバーは素直さと真面目さが共通していて、変化にもしっかりと向き合う強さを持っています。よく思われがちなベンチャーの“イケイケ感”とは少し違って、どちらかというと見た目はクールに見えるけど実は赤い炎よりも温度の高い「青い炎」。そんな静かな情熱を燃やしながら、日々挑戦を続けるメンバーが集まっています。
だからこそ、スキルや経験以上に大切なのは“目標や志の高さ”だと思っています。自分の描く将来像を叶えるために、この環境を最大限に使い倒せる人。そんな主体性とエネルギーを持った人こそ、今のスマートセクションにフィットすると思います。
梅本:あとは、変化を楽しめるかも重要ですね。事業のフェーズも、組織の規模も、これからどんどん変わっていく。だからこそ、変化を前向きに受け止めて、学習し続けられる人にどんどん挑戦してもらいたいと思っています。
渡辺:それぞれが「得たい経験」や「磨くべき力」に合わせて仕事を任せていくので、これまで避けてきた課題に向き合ったり、自分でも気づかなかった強みが見えてきたりすることもあると思います。
「会社にいるから成長できる」のではなく、「会社というフィールドを使って自分を成長させる」という意識を持てる人。そんな主体的な姿勢の人にこそ、スマートセクションに来ていただきたいですね。
読者へのメッセージ
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── 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
梅本:今はまさに第二創業期に突入しています。国内外での事業拡大が加速していて、まだまだ役員クラスのポジションにもチャレンジできる余白があります。J-Beautyを世界に広げていく。その当事者として飛び込んできてほしいです。
大きな付加価値をゼロから創りあげる経験は、一生に一度あるかないか。僕たちは、「日本市場にまだ存在しない前例」をつくろうとしています。その挑戦にワクワクできる人、自分がイノベーションの最先端で戦い続けたい人。そんな方と一緒に、未来を切り拓いていきたいです。
IPOを目指す過程も、単なる上場準備ではなく「仲間とつくるストーリー」だと考えています。そのストーリーを一緒に描ける人に、ぜひ来てほしいですね。
渡辺:僕たちは、普通の広告代理店で終わるつもりはありません。現在展開しているD2Cメーカー事業、メディア、制作、そして海外事業まで、これまで培ってきたすべてのノウハウを結集し、クライアントを総合的に支援できる“伴走型マーケティングカンパニー”へと進化していきたいと考えています。
事業を急拡大させ、社員30名を超えた今、スマートセクションは組織変革の真っ只中にあります。多角的な挑戦を重ねるこの“上昇気流”の中で、自分の成長がそのまま会社の成長に繋がる。そんな刺激的なフェーズを、ぜひ体感してほしいです!
梅本:もし今後のキャリアに迷っているなら、まずは一歩踏み出してみてください。
すべての決断に「不正解」はありません。
その選択を「正解」にできるかどうかは、自分次第です。
少しでもスマートセクションに興味を持っていただけたなら、ぜひ応募してみてください。
このスピード感と熱量の中で、一緒に働けることを楽しみにしています!
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