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採用活動は企業の将来を決定づけるものであり、その重要性は多く語るまでもありません。
将来の会社を担う人材に入社してもらうため、採用担当者には慎重な判断が求められます。
面接などの選考では、どのような点を重要視して合否を判断しているのでしょうか。
今回は株式会社Nucoの採用担当者に、Nucoの採用基準についてインタビューしてみました。
採用担当者が、「絶対に入社して欲しい」と思う人の特徴とは?
人として信頼ができる
松田:弊社の採用では経験やスキルというよりも、人柄や地頭の良さを重視しています。
面接などで一番好印象なのが、「この人信頼できそうだな」と思える人ですね。
入社後に、プロジェクトを進めるチームの一員として信頼できるかどうか非常に重要です。
同じチームで働いていると、必ず重要な仕事を任せる場面が出てきます。
その時に責任感を持って取り組んでくれそうか、困難に直面した時に乗り越えてくれそうか。
仕事の現状を把握するために、報告・連絡・相談をきちんとできるかどうか。
チームで成果を上げるために、それらは非常に重要になってきます。
具体的なシチュエーションで考えると、例えば作業で失敗してしまった時に、いち早く報告して対応策を自分で持ってくるような人は信頼できます。
あとはチームの雰囲気を良くしようとしてくれる人ですかね。チームのみんながお互い働きやすい環境になるようなコミュニケーションを取れる人は信頼できるなと思います。
チームの一員として、他者の視点で物事が考えられる人、そのような一人の社会人として信頼できる人には絶対に入社して欲しいなと感じます。
チームでの成果にこだわることができる
松田:チームでの成果にこだわることができる人には入社して欲しいです。
Nucoでは、プロジェクトに対してチームで動くことがほとんどです。
その時に自分のことだけを考えるのではなく、チームの出すべき成果やそれに対する進捗、足りないものを考えて動くことができるかどうかは重要だと思います。
例えばチームで大きな仕事に取り組んでいるときに、自分の仕事を早く終わらせて他の人の仕事を巻き取ったりとか、チームとして結果を出すために自分が一番働くんだという気概がある人とかですね。
他にも、若手のエンジニアが困ったことがあった時に、積極的に教えてあげたり、どうやったら上手くいきそうかを一緒に考えてあげたりと、周りの育成のことまで考えられるような人にはぜひ入社して欲しいですね。
そのような人はもちろん弊社だけでなく、社会的に価値の高い人材だと思います。
あとはチームで動くという観点から、必要な時には積極的に対面で出社できる人が合っていると思います。
時代的にもフルリモートで働く人も世間には増えていますが、必要な時にはすぐに出社してコミュニケーションを取ることはチームで動く時に重要です。
弊社では特にそのような場面も多いので、フルリモートでないとNGという方は基本的にはお断りしています。
仕事が好き
松田:仕事にやりがいを持って、働くことを楽しめている人と一緒に働きたいと思いますね。
一緒に働く仲間として、お互いポジティブな気持ちで仕事に取り組みたいと思います。
成長したい、などの目的意識を持っていたり、結果を残したいという思いを持って一生懸命一つ一つの仕事をこなせる人にぜひ入社して欲しいと思います。
そのような意識は必ず結果に直結しますし、チームのメンバーにも伝播していきます。
あまり仕事が好きではない、憂鬱になってしまう、という人も、何か意味を見出したり捉え方を工夫したりして、一緒に働く上では前向きな気持ちで仕事に向き合って欲しいなと思います。
正直言うとこんな人には入社して欲しくないな、、という人の特徴は?
信頼ができない
松田:先ほども信頼できるかどうかが最も重要と言いましたが、逆もまた然りです。
信頼ができない人がチームメンバーにいると、気持ち的にも仕事の進行上も悪影響が生じます。
例えばSNSでネガティブな発言をしている人とかですかね。
たまにSNS上でそのような人を見かけますが、もし実際にその人と働くとなったら信頼ができないと思います。
SNSは一例ですが、そのように裏表があるような一面が見えたりすると、「この仕事頼んで大丈夫かな?」「本当に楽しく働けているかな?」と色々と気にしてしまいます。
他にもすぐに言い訳をするような人だったり、報告・連絡・相談ができない人などはぶっちゃけ入社して欲しくないなと感じます。
私の経験も踏まえてにはなってしまいますが、そのような観点からも総じて人柄が重要だと思っています。
素直にコミュニケーションを取ることができれば、何か仕事上で問題が起きてもすぐに一緒に解決に向かうことができるからです。
斜に構えている
松田:人柄という部分で少しかぶるのですが、いわゆる「斜に構えている」ような人はあまり入社して欲しくないなと思います。
つまり何に対しても素直に受け入れられない人、ですね。
イメージとしては、学生時代の文化祭や運動会などの行事で本気になって楽しめないような人とかですね。実際に学生時代どうだったかどうかは置いておいて、現在も世間に対してそのように斜に構えている人は、仕事上でも信頼できないと感じてしまいます。
具体的な話で言うと、採用段階で雇用条件について上から目線で聞いてくるような方とかが思い付きますね。まるでこちらが審査されているような気分になる時がたまにあります。
もちろん採用活動・就職活動に関してはお互いのマッチングだと思うので、候補者が会社の雇用条件を確認するのは非常に重要です。ただその上で面接や文面におけるコミュニケーションでは、お互いへのリスペクトを示すような態度を心がけるべきだと思います。
入社後にチームで取るコミュニケーションに心配が残るような人は、採用活動の段階で入社して欲しくないなと思ってしまいます。
利己的
松田:自分のことだけを考えて仕事しそうだな、と感じる人も入社して欲しくないと感じます。
例えば自分の身につけたいスキルに関わる仕事しかしたくない、だったり、自分のやりたい仕事しかしたくないというスタンスだと一緒に働きたくないと思ってしまいます。
何度も強調している通りNucoではチームで動くことが多いです。
チームで結果を出すという意識を持って仕事に取り組んで欲しいなと思いますし、ビジネスマンとして上に行くために求められるものはスキルよりもその部分だと思います。
採用選考ではどこを見ている?
コミュニケーション力
松田:今まで述べたようなことを面接で確かめるために、まずはコミュニケーション力を見ています。
まずはこちらの質問を理解できているかどうか、それに対して的確に回答できているかが重要です。
当たり前にも聞こえるような内容ですが、特に「相手の意図に沿って回答できているかどうか」は意外と世の中の社会人の多くができていない部分だと思います。
相手が求めている情報を、相手が理解しやすいように伝えるというのは簡単に見えて非常に難しいので、きちんとできている人がいると「おっ」と思いますね。
この部分は日頃のコミュニケーションできちんと気をつけているかどうかで大きく差が出るので、面接でよく確かめるようにしています。
それらは能力的な部分で、何度も言っているように人柄も重要視して面接を行っています。
情報処理力
松田:選考では情報処理能力があるかどうかも見ています。
これはシンプルに仕事上で、与えられた情報を整理して結論を出すことができるかどうかを見ています。
仕事は与えられた情報から結論を出すことの繰り返しなので、この能力は非常に重要だと思っています。
選考フロー上で実技試験を設けており、主にその時に判断しています。
問題への取り組み方も含めて、候補者の能力を総合的に見るようにしています。
いかがだったでしょうか。
今回はNucoの採用担当の松田さんに、「入社して欲しい人」と「入社して欲しくない人」についてかなりぶっちゃけたお話をして頂きました。
普段は聴けない採用活動に関することから、一人の社会人として意識しておくべき内容まで多くの学びがありました。
特に株式会社Nucoに興味を持って頂いている方はぜひ参考にして、普段の仕事に取り組んでみてください!