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社員コラムを始めました!

みなさん、こんにちは!株式会社PRUM 人事採用担当です。
実は今PRUMでは、全社で組織開発に関わるプロジェクトを推進中で、その内の一つとして社内広報チームが発足されました。
主に入社情報や業務にまつわること、社内で起きたGood Newsなどをお届けしているのですが、社員コラムの連載もスタートしました!
今回初となる社員コラムの内容が、あまりにも素晴らしくてですね……
これは社外に発信していくしかない!!!!ということで、今回ご紹介させていただきます🥳

「頑張る」ってどういうことだろう?「頑張った」って誰が決めるんだろう?
これから何か始めようとしている方、何か達成するために努力している方、努力することに思い悩んでいる方……心がスッと軽くなるような、そんなコラムになっています。是非ご覧ください🙌

野球少年だったエンジニアの中尾が伝えたいこと

この「コラムなのにめちゃ長いコラム」で伝えたいことは、以下になります。

  • 頑張っても自分が求める成果に繋がらない時があるよ。そんな事多いよ
  • 頑張ったかどうかは「自分で評価することも大切」だけど「周囲の人」がどう感じるかも意識してるよ
  • 頑張ってたら絶対「誰か」は見てくれてるよ
  • 頑張った事は違う形で活かされるはずだよ

興味が沸いた人はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
約5分で読めます。

まずはWBC世界一おめでとうございます!
今回の日本代表は投手・野手共に歴代最強でしたね。
個人的に特に印象に残ったのが準決勝のメキシコ戦の9回、先頭バッターの大谷選手が2ベースヒットで出塁した時にベンチの選手を鼓舞していたシーンです。普段冷静な大谷選手が感情爆発してたのを見て心揺さぶられました。最高でした。

実は僕も学生時代は小5から大学まで野球一筋でやってきました。
世間はWBCで盛り上がりましたので、今回のコラムは野球にかけて、大学野球で経験した私の「戦力外通告」のお話とその経験を経た上での所感をお伝えします。

まずは前提知識からどうぞ。

#大学野球について

  • 硬式野球部。4学年で約80名在籍。9割が野球推薦
  • 甲子園常連校出身の人多数。ドラフト候補生も多数。同期からもプロ2人輩出
  • 在籍した4年間で全国大会「ベスト4」3回、こんな経験滅多に出来ない

#中尾の野球レベルについて

  • A~Gの7段階評価で ミートD / パワーF / 走力D / 肩力G / 守備力D / イップス:◎
  • ピークは小5。2ベースヒット打つの神ががってた
  • 右打ち→左打ちに変えてから全く打てなくなった
  • 中学:補欠 / 高校:最後の夏の大会前、打球が顔面に食らい陥没骨折→補欠
  • 大学のセレクションを受けて不合格。勉強で入学し志願して入部

中尾「(えっ、レベル高すぎ。無理...)」

僕が大学の練習初日で感じたことです(笑)
選手、練習の質・量、野球に対する考え方、どれを取ってもそう感じました。
そう感じている所に更に先輩からこんな話がありました。

先輩「1年以内にクリアしないと選手が出来なくなる種目がある」

と。

中尾「(そんなん聞いてないし...)」
中尾「(選手で4年間できると思ったから入部したのに...)」
中尾「(絶対嫌...)」

選手が出来なくなる、つまり私にとっては「戦力外通告」になります。

選手生命を懸けた種目「100mインターバル走」

15秒以内に100mを走り切り、45秒以内にスタート地点に戻り2本目がスタート。これを10本続けます。
大学のレベルが高いため、この種目ができない選手=野球の基礎体力もつけることが出来ない選手と見なされ、1年以内にクリアできないと強制的にマネージャー、もしくは学生コーチを打診されます。
逆を言えば「これさえクリア出来れば」野球レベルは置いといて、当時は「3年生」まで選手として延命出来るとも先輩に言われました。
※「100mインターバル走」だと名前が長いので「関門」と呼ぶことにします。

「中尾の野球レベル」で書いた通り、選手として何の取り柄もなく、体力も入部当初は底辺でした。そして、実際に「関門」を経験した時は本当に地獄でした。
一方で同期の中では入部して早々に「関門」をクリアする”つよつよ選手”もいました。

中尾「(練習してたら自然と体力もついてくるだろう(意識低))」

と思っていたのですが、1ヶ月、2ヶ月と経過しても状況は一向に変わらず。自主練をしてなかった訳では無いですが、全く足らずの状況でした。3ヶ月目を過ぎたあたりから入部当初にクリア出来なかった同期も次第にクリア出来る様になっていきました。

中尾「(このままでは野球が出来なくなってしまう...)」

当時は野球のレベルの差に落胆し、月日が経っても現状が変わらない、「関門」をクリアしなければいけない焦りと不安を抱えて日々を過ごしていたのを今でも鮮明に覚えています。

「どうすればクリアできるか」

の観点で、まずは体力無いから走るのみ!ということで、自主練で「坂ダッシュ」を追加しました。練習後に部員が帰る中、毎日グラウンド隣にある坂を走ってから帰りました。
ちなみに走ってた坂がこちら。

この坂、本当にしんどいです(笑)1本走っただけで超息切れします。
全長300m程ある坂でしたが、まずは100mを走るようにしました。

3ヶ月、半年が経過し7本、8本と徐々に走れる様になってきました。ただ、残りの2本を走り切ることがどうしても出来ない状態でした。走る本数を増やし、走る距離を伸ばし、クリアしてる同期や先輩の走り方を真似して「走り方」に関する質問もしまくりました。

兎にも角にも、

「関門」をクリアして選手として続けたい

その一心で試行錯誤をしながら取り組みました。

その結果、体力+走り方のコツを覚え、ついに「関門」をクリアできるまでになりました。10本以上走っても息切れせずに走れる様になりました。同期や先輩もずっとクリア出来ていない姿を見ていたので、クリア出来た時は一緒になって喜んでくれて、本当に最高の瞬間でした。

新入部員が入る1ヶ月前、本当にギリギリでした。

走り込みをしたことで基礎体力が向上し、練習量も更に増やすことが出来ました。
自分でも驚くほど成長を実感し、高いレベルの環境に身を置いて野球ができていたため、野球人生の中で一番楽しい期間でした。

「最低でもあと2年野球ができる!」

そう思っていた矢先、監督・コーチに告げられたのは、

「チームのために、マネージャーになって欲しい」

という打診でした。いわゆる、選手としての「戦力外通告」を受けました。

初めは「選手として続けたいです」と回答していたのですが何回も打診されました。
実は野球部としては、各学年で最低でも2名マネージャーが必要で、当時は選手の中から選ばれていました。同期は僕以外「野球推薦」で入部した「つよい選手」ばかり。そうこうしている内に1ヶ月が経ち後輩が入部。選手としての最後の2週間は、後輩が練習に参加している中、練習にも参加させてもらえず練習のサポートばかりしてました。

練習が出来ない環境、そして、答えを出さないとチームに迷惑がかかる状況だったため、僕の方が折れてマネージャーになることを監督・コーチに伝えました。

以上が当時のエピソードになります。
ここからは所感になります。

今振り返っても、正直マネージャーの打診をされたことは「納得感ゼロ」でした。
「関門」をクリアすれば選手として出来ると聞いていたので裏切られた感じもありました。
「クリアしてない人に打診してくれよ」とも思いました。
とにかく悔しかった、辛かった...

それと同時に「頑張っても報われないことがあること」を痛感した出来事でした。

一方でこれをやっとけば良かったなと反省することもありました。
それは「監督・コーチが求める選手像」に沿った練習をすることでした。加えて定期的に確認することでした。


監督・コーチは、色んな選手がいる中で試合に勝つための戦略を立てます。
戦略を立てた時にチームの「強み」「弱み」が出てきます。
個人的にはチームにとっての「弱み」を補強するための練習をし、監督・コーチに方向性が間違っていないかを確認しながら取り組めていれば、もう少し違った結果になっていたかなと考えます。

次に、取り組んだことがムダだったか?というと「ムダにはなっていない」と感じてます。なぜなら、僕にとってあの当時、「関門」をクリアできたことは大きな成功体験であり、財産になったからです。

「全然出来ないこと」に対して「どうすれば出来る様になるか」を考え実践する。そして、すぐに成果が出なくても諦めずに取り組み続ける。その結果「出来るようになった」ことは自分の人生に充分活かされているなと感じています。

直近ではこんな感じ。

  • ・営業からプログラマーへ転職する時に「30代・未経験」という大きな壁を突破するために、人と違うこと、人が出来なさそうなことに挑戦。プログラミングスクール時代から1年間、学習内容やエンジニア関連の内容をnoteの記事に毎日投稿。その結果、継続力がある事を評価してもらい、縁あってPRUMに入社出来た。
  • PRUMに入社して2ヶ月間、戦力になれないまま次の案件へ。次の開発案件に入れた時に戦力になれる様に、業務後にコードを書いてGitHubに草を生やす活動を続けた。バックエンドで手一杯だったものが、フロントエンドも含めて知識の引き出しを増やすことが出来た。

大学時代に「戦力外通告」という悔しい・辛い経験をしましたが、「取り組む姿勢」は体に染みつき、活かされているなと考えます。

最後に、上記2点の結果は「頑張らなければ」掴めなかったものだと感じてます。特に1点目に関しては、自分が取り組んだことに対して「周囲の人たち」が評価してくれたからこそ掴めたものだと感じてます。本当に感謝してます。
逆に自分の中で「頑張った」と思っても「周囲の人たち」から評価が無かった場合は、「頑張る方向性が間違っている可能性がある」もしくは「頑張る量が足りない」と反省し是正していくようにしています。

ここまで長々と書いてしまいました。コラムって難しいですね。

引き継き、目的を達成するために「何が足りなくて」「どうすれば目的に達成できるか?」を考え、目的が達成できるまで「取り組み続ける」ことに挑戦します。

おまけ

WBCの精神的支柱、ダルビッシュ有選手の言葉
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」

世界の二刀流、大谷翔平選手の言葉
「無理だと思わないことが一番大事だと思います。無理だと思ったら終わりです」

みんな大好き、イチロー氏の言葉
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」

自戒の念も込めて。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


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