AIをフルに活用し、フルスタック×フルレンジな開発組織として成長し続けるカイタク株式会社。
今回は、カイタクにおける「AI×フルスタック×フルレンジ」の実態に迫ります。
AIをフルに活用した「AI駆動開発」でのAIプロダクト開発
カイタクでは、企業の「伝える」にまつわる悩みをAIとテクノロジーのちからを使って解決するプロダクト開発をしています。
2025年6月には、ファーストプロダクトとして、対話型AI電話エージェント「スパ電」をリリース。
セカンドプロダクトとしては「営業AIプロジェクト(自律型AI)」を想定しており、ゆくゆくは「B2B AIエージェント」を日本企業に社会実装していきたいと思っています。
▼【開発秘話】AI駆動プロダクト「スパ電」リリースまでの軌跡と展望
https://www.wantedly.com/companies/company_8152223/post_articles/1007531
カイタクでは、それらのプロダクトをAIをフル活用したAI駆動開発で取り組んでいます。
例えば、全エンジニアに月額200ドルの「Claude Code」というAIエージェントを配備。
設計からコーディング、レビューまでAIと一緒に進めることができるため、いわばチーム全員がAIパートナーを持った状態を作っています。
実際に、カイタクの一部のエンジニアはPCを同時に2,3台並べ、AIをフル活用しながら効率的に開発を進めています。
今後はレビューに特化した専用ツールの導入や、世の中にあるAIツールをカイタク用にカスタマイズして、更にAI駆動開発を最適化していく予定です。
カイタクにおける「フルスタック」の魅力
カイタクでは、全エンジニアが「フルスタックエンジニア」として開発に携わるスタイルを導入しています。
カイタクでの「フルスタック」は、フロントエンド、バックエンドに加えてインフラまでを含めた領域を横断的に担えることを指しています。
カイタクが描く組織像は、専門分野にとどまらず幅広い役割を担う「総合職型組織」です。
カイタクのエンジニアはお客様からの生の声に向き合う機会が多く、ビジネス的な視点やバランス感覚が欠かせません。
”THE 専門職”のような形で一つの技術だけを深く極めるのではなく、自主的・自律的にマルチロールで総合職的に動くことが求められます。
そのため、一人ひとりのエンジニアに求められる基準は決して低くありません。
しかし、その分技術の幅を広げ、クライアントと社内をまたぐ全体像を捉えながら設計・実装できることが大きな魅力です。
部分最適にとどまらない「本当に価値ある開発」に寄与でき、さらに ボトルネックや改善点を自ら解決するやりがいを味わえます。
全体像を理解した上で開発に携わることで、一つのプロダクトが形になっていく過程を体感できる面白さも、「カイタクのフルスタック体制」における魅力です。
カイタク 技術スタック情報
[フロントエンド]TypeScript、React / Next.js
[バックエンド]Next.js、AWS Lambda
[インフラ]Vercel、supabase、AWS ECS / EC2
[利用ツール例]Mastra、Claude Code
全工程を担う「フルレンジ」の開発体制
「フルレンジ」とは、カイタク代表・松木の造語で、要件定義から設計・実装・開発・テスト・デリバリーまで、一連の工程すべてを担うスタイルを意味します。
いわゆる「上流工程」から「下流工程」までを網羅する働き方であり、全エンジニアがあらゆるプロセスに関わる点が特徴です。
このスタイルを取り入れている背景には、前述の自主的・自律的にマルチロールに動くことが求められていることに加え、すべてのプロジェクトをアジャイル・スクラム型で進めている点があげられます。
スクラムマスターを中心に、エンジニア全員が横断的にプロジェクトに携わり、特定の業務だけを担当する専門チームやロールは設けていません。
そのため、設計・コーディング・サーバー構築・テスト・デリバリー・ドキュメント作成といった幅広いスキルが求められます。
カイタクの開発組織には、「プロダクトの成長をメンバー全員で考える」文化が根付いています。
特定の領域に留まらず、全工程に携わるからこそ得られる発見や気づきがあり、エンジニアとして圧倒的な成長機会につながります。
一人のエンジニアとして、より多くの挑戦と早い成長を実現できるのが「フルレンジ」の最大の魅力です。
AI×フルスタック×フルレンジで磨く、エンジニアとしての総合力
カイタクのエンジニアに求められる水準は決して低くありません。
しかし、このような環境に身を置くことでエンジニアとしての総合力は飛躍することは間違いありません。
プロジェクト全体の動きや構造に意識を向け、AIをフル活用しながら高い生産性を実現する。
「自分は何を作っているのか」「なぜこれを作るのか」といった背景や目的を深く理解しながら、従来とは比にならないスピード感で開発に取り組むことができます。
一般的な開発現場では、目の前のタスクに追われ、限定的な領域の技術だけで業務をこなすケースも少なくありません。
しかし、それではプロダクトの全体像やユーザーにとっての価値、さらにその先にあるビジネス的な意図を把握することは難しく、どうしても自分の仕事に対する主体性や、やりがいも限定されてしまう側面があります。
一方で、カイタクでは、プロジェクトの初期段階からリリース・運用に至るまで、プロダクトの全体を通して関わることができるため、「ひとつのサービスが形になっていく過程をリアルに体感できる面白さ」があります。
また、フルスタックで開発することは単にスキルの幅を広げるだけでなく、技術的判断だけでなく事業的な視点を持って意思決定する力も養われていきます。
インフラ、バックエンド、フロントエンドの各レイヤーの仕組みや連携を理解することで、問題を一時的に回避するのではなく、根本的な課題解決ができるエンジニアとしてのスキルが自然と身についていきます。
このように、常に俯瞰的な視点を持ちながら、細部の精度にもこだわることができるバランス感覚が身につくことが、カイタクで得られる大きな成長要素のひとつです。
幅広くやっていく中でも、技術的な興味・関心は時期によって変化することもあります。
一方で、すべての技術領域がサービスの中で密接に連動しているからこそ、「何か一つの領域を極めたい」と思ったときも、その周辺領域への理解があることで、より深く、質の高い専門性を築くことができます。
結果として、局所最適ではなく、全体最適を見据えた意思決定や開発ができるようになり、長期的に通用する判断力も培われます。
チームで成長し、支え合う文化
カイタクでは、メンバーそれぞれが壁にぶつかるのは当たり前のこととして捉えています。それは未経験者であっても、経験者であっても変わりません。だからこそ、チーム全体で学び合い、支え合う文化が根付いています。
実務未経験から入社したメンバーも、最初から「この技術だけやっていれば良い」といった限定的な役割を与えられることはありません。
もちろん最初は戸惑うこともありますが、その分、周囲のサポートや言語・技術の共有が徹底されており、安心してチャレンジを重ねられる環境が整っています。
「自分には難しいのでは…」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、前職でエンジニア経験があるメンバーでさえ、常に未知の課題に向き合い、壁を乗り越えながら成長しています。
そんな仲間と一緒に、一歩ずつでも進んでいく過程そのものが、何よりも大きな糧になるはずです。
カイタクには、エンジニアとしての経験豊富なメンバーはもちろん、他業種・他職種から独学でスキルを磨き、未経験で入社したメンバーも多く在籍しています。
経験の有無にかかわらず、すべてのメンバーに対して平等に挑戦の機会が与えられており、誰もが同じ土俵でAI×フルスタック×フルレンジの開発に取り組める環境が整っています。
このような環境だからこそ、個々のスキルアップが促進されるだけでなく、開発組織全体としても高いレベルで切磋琢磨し合いながら、常に進化し続けることができます。
そしてその積み重ねが、会社全体の成長にも直結しているのです。
一言で言えば、カイタクは「常に刺激があり、成長し続けられる」場所です。
変化を恐れず、挑戦を楽しめる方にとっては、これ以上ない環境だと自信を持って言えます。
私たちと共に、高みを目指してくれる仲間をお待ちしています。