カイタクの働き方や価値観を、最前線で活躍するメンバーの言葉で伝えるインタビューシリーズ。
今回は、10年以上にわたってWebエンジニアとしてキャリアを築き、要件定義や基本設計からITコンサルタントとしての顧客支援まで幅広く経験したのちに、2025年にカイタクへ入社した土屋さんをご紹介します。
豊富な経験を経て、なぜカイタクを次のステージに選んだのか。
アジャイル開発の現場やリモートワークのリアル、カイタクでの新たな挑戦についてお話を伺いました。
エンジニア一筋のキャリアからカイタクへ
ーー簡単な自己紹介とこれまでのキャリアについて教えてください。
現在36歳で、福島県で生まれ育ちました。
学生時代もずっと地元・福島県で過ごし、大学は会津大学のコンピュータ理工学部を卒業しました。大学時代にはC++や各種ライブラリを用いたゲームプログラミング等に取り組んでいた経験から、エンジニアとしてのキャリアを志しました。
以来、10年以上にわたりエンジニアとして歩んでいます。
1社目は2012年、IP電話サービスの開発エンジニアとしてキャリアをスタートしました。
IP電話と連携した顧客管理システムの開発・運用保守に携わり、約6年間勤務しました。
2018年に、飲食店向け基幹システムを提供する企業に転職。
ここではプロジェクトリーダーとして要件定義やオフショア開発の推進を担当し、責任ある立場で多くの経験を積むことができました。
2024年には、企業のDX化を推進する会社へ。
DXコンサルティングのエンジニアメンバーとして、顧客ヒアリングや要件定義、提案書の作成からノーコードツールやBIツールの実装まで、上流から下流まで幅広く携わりました。
そして2025年5月、カイタクにジョイン。今に至ります。
現在は、パートナー企業が提供するシステムの開発・運用保守チームの一員として、要件の精査から設計・開発・レビューまでを担当しています。メンバーと連携しながら、より品質の高いシステムづくりを目指して日々取り組んでいます。
カイタクへの入社の決め手
ーー カイタクとはどのような出会いだったのですか?
転職活動中にWantedlyに登録し、カイタクの紹介ページを見たことが最初の出会いでした。
Wantedlyでは、会社としての考え方や開発スタイルなど、他の媒体よりも多くの情報を得ることができたため、さまざまな企業のページを比較していました。
その中で、生成AIの急速な発展を背景に「新たなWeb開発のベストプラクティスを追求したい」という自分の想いに、カイタクの開発スタイルが強くマッチしていると感じました。技術力を磨くだけでなく、常に新しい時代の開発のあり方を模索している姿勢に惹かれ、応募しました。
ーーカイタクへの入社の決め手となったことを教えてください。
入社を決意するにあたっては、大きく2つの理由がありました。
一つ目は、技術とビジネスの両面から顧客課題に向き合える点です。
多くのエンジニア組織では「技術的に実現できるか」という観点に偏りがちですが、カイタクでは技術的な側面だけでなく、ビジネス的な価値も踏まえて課題解決に取り組む姿勢が根付いています。その考え方が開発組織に浸透していると感じたことは、大きな魅力でした。
私自身、技術とビジネスの両面から課題に向き合うことで、視野・技術・思考力のすべてが広がると感じ、より成長できる環境だと思いました。
2つ目は、自由度の高い柔軟な働き方とスピード感の両立です。
カイタクでは、全社員がフルリモート・フルフレックス制で働いています。
その環境下でも、円滑にプロジェクトを推進できるチーム文化に惹かれました。
それぞれが責任を持って動いているからこそ、自由でありながらスピード感のある開発が実現できている。
この「自由」と「責任」が両立している文化に、魅力を感じました。
システム開発の総合格闘技ーーカイタクの開発スタイルとは
ーー 現在の業務内容について教えてください。
入社後は、パートナー企業が提供するシステムの開発・運用保守業務を行うチームの一員として働いています。
業務内容としては要件の精査から設計・開発・レビューまで、チームメンバーと協力しながら幅広い工程に携わっています。
ーーカイタクはどのような開発体制を採用していますか?
カイタクではアジャイル・スクラム開発を採用していますが、開発スタイルを一言で表すなら「システム開発の総合格闘技」だと思います。
というのも、状況に応じて求められる技術や知識を柔軟に組み合わせ、最適な形で価値を提供していく必要があるからです。
当初の計画に固執するのではなく、「今」にフォーカスし続けながら、お客様と同じ目線で開発を進めていく。この“変化を前提としたスタイル”こそが、カイタクの開発文化の核心だと感じています。
私自身、これまでにウォーターフォール型の開発やプロジェクト管理、上流工程での顧客折衝などを経験してきましたが、そのままの手法が通用するわけではありません。
だからこそ、お客様と並走しながら「自分にしか出せない価値」をどう発揮できるかを探求することに、日々大きなやりがいを感じています。
ーー アジャイル・スクラム開発の導入に加えて、カイタクの開発の特徴はありますか?
AIをフルに活用する「AI駆動開発」を導入している点ですね。
一般的なエンジニア組織と比べても、カイタクの開発スピードは非常に速いと感じます。AIと協働しながら開発を進めていくスタイルは、すでに社内でスタンダードになりつつあります。
今後はアジャイル開発を、AI駆動で進める形が主軸になると思います。
実際のプロジェクトを通して得た課題やベストプラクティスを仕組み化し、カイタク流の最先端の開発スタイルを創り上げていきたいと考えています。
心理的安全性が高く、自律性を持った開発組織
ーー一緒に働くエンジニアチームの雰囲気はどう感じますか?
フラットで協力的な文化が根付いており、役職に関係なく意見を出し合える心理的安全性の高い組織だと感じています。
課題への反応や議論にもスピード感があり、常にお互いを高め合う空気があります。
コミュニケーションは基本的にはテキスト中心ですが、必要に応じた音声でもやり取りを行い、過不足のない連携が取れる仕組みが整っています。
SlackやNotionを活用し、可視化や同期・非同期のバランスも良好です。
ーーカイタクのエンジニア組織の好きなところはどこですか?
スピード感と自律性が両立している組織であることです。
メンバー全員が技術的好奇心と学習意欲が高く、自分で考えて動ける人が集まっています。自律性が高い組織だからこそ、互いを尊重し、サポートし合う文化が自然と醸成されています。
個人に負担が集中しないよう助け合い、困っていることや進捗も日常的に共有し合っているため、フルリモートでも強い信頼関係が築かれている点が魅力です。
その文化を持ちながら、スピード感を持った開発体制を実現できていると感じています。
カイタクだから描けるエンジニアとしての成長曲線
ーー日々どのような時に成長を感じていますか?
コードレビューや動作レビューを通して、他の方が書いた実装を見る機会やフィードバックを貰う機会が多くあります。この数ヶ月だけでも、これまで知らなかった命名規則や実装の観点に数多く触れることができ、確かな成長を実感しています。
このレビュー文化が根付いているからこそ、日々学び合い、視野を広げることができています。
さらに、最新技術や情報を積極的に共有する文化もあり、常に高めあえる環境での成長を強く実感しています。
ーーAIと協働開発するスタイルで意識していることはありますか?
AI駆動によるシステム開発では、情報の取捨選択には特に注意しています。
AI技術は情報漏洩のリスクと隣り合わせのため、まずは安全性を配慮し、慎重に扱う必要があります。
一方で、新しい技術進歩や情報を取り入れることを恐れて二の足を踏まないようにし、自ら手を動かして体感する姿勢も不可欠だと思っています。
「慎重さ」と「挑戦」の二軸を行動指針として強く意識しながら、地に足の着いたAI駆動開発を心がけています。
今後は、AI駆動開発×アジャイル開発のスタイルを自身にしっかりと落とし込み、カイタク全体の技術・文化としてより浸透させ、それぞれの経験と持ち味を即座に発揮できる教育基盤を作り上げていきたいです。
ーーカイタクの「学びの環境」について教えて下さい。
OJTを中心に、実案件を通して実践的に学べる機会が豊富です。
もちろん、情報共有の場やノウハウの展開も積極的に行われていますが、座学だけではなく、実際のプロジェクト経験を通して学ぶからこその成長スピードは感じやすいと思います。
また経験値や役職も関係なく、社長や開発部長も含めて、常に技術や情報を共有し合うため、どの立場でも常に学び続けられると実感しています。
実務経験がない方や経験が浅い方でも、安心して学び、成長できる環境が整っていると思います。
カイタクで、"ビジネス思考を持ったエンジニア"へ
ーーこれから、どのような人に入社して欲しいと思いますか?
技術だけでなく、課題解決に向けて柔軟な思考で取り組める方、そして自律的に動ける方です。
カイタクでは、ただ手を動かすだけでなく、変化が多い環境の中で「お客様に向き合った設計」を重視しているので、常に柔軟に思考を巡らせながら日々取り組む必要があります。
そのためには、分からないことや困難なことをすぐに人任せにしたりせず、まずは自分で考え、模索する姿勢が大事だと思っています。
もちろん、考えた上で自分だけで解決が難しい課題はチームで支え合います。
そのためどんな方でも安心して挑戦できる環境です。
この働き方や考え方に共感してくださる方には、カイタクは最適な環境だと思います。
カイタクでは「技術×ビジネス」の両輪で価値を届ける環境が整っています。
エンジニアとしての経験に加え、顧客に寄り添う姿勢を武器にしたい方には、これ以上にない環境だと思うので、そのような想いを抱いている方は是非ご応募ください。