トリノ・ガーデン創業秘話 代表中谷が語る、創業から現在に至るまで。そして今後の事業ビジョン | 代表インタビュー
こんにちは。トリノ・ガーデン採用担当です。弊社ではサービス業界の業務オペレーションを改善することで日本の社会をより良くすることに日々努めています。そして現在、共にミッションの実現を目指す仲間を募...
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こんにちは!トリノ・ガーデン採用広報担当です。この度久々ですが、代表/中谷にインタビューしました。今回は「オペレーション分析とは」「トリノ・ガーデンの将来性」「一緒に働きたい人」をテーマにお話いただきました。
▼プロフィール
中谷 一郎:北九州市立大学卒業後、株式会社ベンチャー・リンクに5年間従事。2010年にトリノ・ガーデンを設立し、オペレーション特化サービスを展開。人間工学・心理学・脳科学を用いたアプローチで、分析・改善・定着を一貫して担う。哲学は「Make It Fun!」
オペレーションとは、物事をうまく機能させて実施する手段のこと。「ワンオペ育児」という言葉もあるように、ビジネスマンだけでなく、家事・育児をやっている人など誰もが知っている言葉ですよね。
しかし、オペレーションを専門に科学している会社は一つもありませんでした。一部、掃除、収納、片付けのテクニックを突き詰めているスーパー主婦のような方は脚光を浴びているものの、、単にHowtoのテクニックではなく、オペレーションという概念を追求する会社が皆無であるということが事業スタートのきっかけでもありました。
※過去のストーリーで「創業秘話」をお伝えしています。
依頼があった企業様にカメラを設置し業務の一部始終を撮影し、100時間以上を投じて動画素材を秒単位で観察し心理学や人間工学など多角的に分析し、課題と改善策を抽出し報告する形でサービスは進行します。
サービス業を例にすると、上記の図のようにいくつかの工程に分かれていきます。
①店舗にカメラを設置
②目視による動画計測
③可視化したデータを集計・グラフ化し、レポートを作成
④レポート(対面型の報告会)でプレゼンし、フィードバックを頂く
⑤深堀りして分析する項目をすり合わせ本質的な課題を炙り出し対策を抽出する
⑥課題解決がどの程度効果があるのか実験する検証する改善策を決める
⑦改善施策を現場で実行する準備を整え現場で実施いただく
⑧改善施策を行うBefore/Afterで効果を数値で検証
⑨改善効果の大きい施策を、水平展開していくための浸透ツールを制作
⑩全店舗に水平展開してくまでをサポート
図の通り②~⑤を繰り返し、課題抽出から解決に向けた対策を当社と顧客企業と一緒に協議し導き、効果検証しながら有効性を検証していく伴走型のサービスとなります。
取材されることが多い外食業界のクライアントだけでなく、小売業界、介護や建設や医療、プロスポーツ業界などあらゆる業界が対象となります。言葉の通りオペレーションを改善するミッションもあれば、組織の課題(採用、定着、離職など)の解決に着手した案件など多岐にわたります。
「オペレーション」という言葉をあまり使わないようなスポーツの業界でも、
選手の情報を見て判断する情報処理のパフォーマンスと、バイタル(身体的状態・心理的状態)の因果関係を分析することで、ミス・エラーを抑止するようなトレーニングを設計するなど、私たちの技術を使って、お手伝いをさせてもらっています
〈その他事例はこちらから〉
https://tollino-garden.com/casestudy/
将来的な伸びしろもあると思っています。
人が関わる分野がある限り、モノをつくる、サービス・モノを提供するなど、人を介して行う分野がある限り、何においてもオペレーションは外せません。人が人を介して伝えていく教育や介護、医療、スポーツなどの分野にもオペレーション分析・改善のニーズが顕在化されつつあると思います。
また、ビジネスシーンにおいてはコロナ禍で多少影響があったとしても、それはトリノ・ガーデンを利用する動機付けが変わるだけであって継続的にご相談を頂いておりました。
好況時は企業の将来に向けての分析。不況時は現在の収益改善の分析など、言い換えると、
明日食べるご飯を何とかしたいのか、10年後食べるご飯を何とかしたいのか。
短期的な目線なのか中長期的な目線なのかという変化はありますが、分析テーマが変わるだけで、好不況にかかわらず、ご相談・ご依頼は続いており、サービス利用頂いた企業様の89%が1年以内にリピート頂いています。
不健全な自己顕示欲がない人が多いですかね(笑)。分析するにあたっては、あらゆるデータに価値があるのですが、自己顕示欲が強すぎる人は、どうしても自己の主張や思惑を通してデータを見てしまう傾向があるんです。つまり「解釈を入れてしまう」。でも余計な解釈は邪魔で、事実に向き合うことを阻害してしまいます。
逆に、データに真摯に向き合うメンバーが多いため、顧客企業様でも発見できないような課題と解決策を多く生み出しているのが弊社の強みでもあると考えています。
また、私たちのサービスは、どんなに素晴らしい分析から導いた解決策であったとしても、現場の人の行動が変わらなければ何の価値もありません。
そのためには、現場の人たちの苦労や苦しみが分からなければ、行動に移して貰うためのアプローチが生まれません。つまり、何かしら「うまくいかなかった」「苦悩した」経験など、挫折体験を持っている人に来てもらいたいですね。
「誰の何をどう楽にしたい」という人を想うマインドが前提でプロジェクトを進めていきます。そうすると「そこまでやるか!?」といわれるところまで突き詰めて分析することが多く、結果、リピート発注という形で評価頂いているのだと思います。
挫折体験のような人の苦しみが分かるマインドを持っている人が活躍していると思います。
大丈夫です。そもそもサービス自体が世の中にはないもので、市場に経験者が存在しません。オペレーションを科学するというサービスのなかで培い、他社から仕事の仕方についての研修依頼が来るような経験やノウハウ、仕組を社内の教育・育成にも取り入れています。
そして、これからは、各分野で活躍するスペシャリストを増やしていくことを目論んで、社内ノウハウの体系化、再現に力を入れていきたいと考えております。
世の中の誰も見い出したことが無い、答えがあるかも分からない「難題」に日々立ち向かっていくお仕事ですので、いま起こっている現象に対して、柔軟に解決策を思考出来る方。そして”事実”や”真実”に向き合える方とぜひご一緒したいです。
とはいえ、いろんな業界と接点を持つ仕事だからこそ、弊社のミッションやビジョンに共感してくれれば、どんな人でも大歓迎です。
また自社サービス、自社製品に対してフラストレーションを持っている人や自信が持てなかった方とトリノ・ガーデンは相性が良いかもしれません。私たちのサービスは、お客様の反応や評価が、どのメンバーであれダイレクトにすぐ分かります。常にお客様からの評価が身近にあるので、全メンバーがサービスを日々磨いていくことが定着しています。
自分が携わった集計・分析が、数ヵ月後の全世界の店舗に影響を与え、その瞬間に、サービスを受けるエンドユーザーさんにも変化が生じることを体感できます。
なので「自分の会社の製品、自分の仕事が人の役に立ってるのかな、どうなのかな?」とモヤモヤしている人は大歓迎です。トリノ・ガーデンは、自分の仕事の影響がダイレクトに分かるので。
トリノ・ガーデンは創業13年の中小ベンチャー企業です。上場もしていませんし、投資を受けているわけでもありません。それでも、日本マクドナルド様はじめ大手企業様の歴史に残るような改革に挑戦することができます。
社員の皆にとって、トリノ・ガーデンはもちろん終着駅であっても嬉しいですが、終着駅でなくてもいいと思います。オペレーションを科学し様々な分野で社会貢献したいという強い想いがあり、オペレーションを科学していく思考プロセスを弊社で身に付け、その後に各分野で活躍してくれるのも1つの働き方だと考えています。
当社にジョインしたメンバーの多くが、前職で仕事の意味や目的、社会貢献性を実感出来なかったという共通の想いを持っていました。
そんなメンバーが今はトリノ・ガーデンのサービスを通して自分の仕事に誇りを持ち、社会に貢献しているという実感を強く感じて貰っているからこそ、どの企業もお手上げだった多くの難しいプロジェクトを乗り越えられたのだと思っています。
今後もキャリアに迷った人材が誇りを持って働ける環境、サービスを与え続けたいと思っています。
▼Video Podcast番組「PIVOT SESSION」のYouTube動画が公開されました。こちらもぜひご覧ください!