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タレントパレット誕生秘話🌟<後編>

当社のストーリーナラティブ記事として「タレントパレット誕生秘話」が公開されましたので、wantedlyでもご紹介させて頂きます!

記事は前編・後編に分かれており、後編が公開されましたので、早速ご紹介させて頂きます😄

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タレントパレットが目指す 日本に必要な新しい人材活用 -科学的人事に挑む!〈後編〉-

社員ひとりひとりが持つ“色”を見える化し、絵の具のパレットのように混ぜ合わせて企業の新しい色、つまり新規事業や新たなビジョンを科学的に生み出す『タレントパレット』。開発したのは、『見える化エンジン』(テキストマイニングツール)や『カスタマーリングス』(CRMツール)を開発してきたITベンチャー、プラスアルファ・コンサルティングでした。

「 科学的人事に挑む!〈後編〉」では、マーケティングツールを開発してきた当社独自の視線から見た人事制度の課題と、これからの未来についてお話します。

前編はこちらから:開発のきっかけは自社の課題 マーケティング思考が人事を変えた -科学的人事に挑む!〈前編〉-

社員の見える化と、その先の活用へ

鈴村:サービス開始から約4年たち、導入事例から見えてくるのは、タレントパレットが社員の人数が数千名など多い企業や、拠点・部署が多岐にわたる企業に最適なシステムだということです。全国に何店舗もあったり、部門がたくさんあるビジネスモデルの場合、物理的に顔をあわせられないという。普通に「この人誰?」なんてこともありうるわけです。最近はリモートワークも増えたので、ますますそんな状況になっていくと思います。


タレントパレットで会社の座席表に勤務状況のデータをかけ合わせた図。リモートワークでも社員の状況がひと目で分かる。

三室:だからきちんと社員のスキルを把握して、最適な人材育成をする。それらを本社が一括で管理する。この仕組みがあれば離職率も下がるんじゃないかと思うんですよね。実はタレントパレットでやりたいのが「日本の人材活用を変える」ことです。

人事部の仕事ってこれまでは人材管理が主流だったわけだから。しかしこれからは人材活用に大きく舵を切る必要がある。我々が提唱する人事戦略にデータを科学的に活用する、という行為はこの発想の転換を大きく推進するものだと思うんです。

鈴村: 確かにその通りで、だからこそタレントパレットは導入すればすべて解決、という類のシステムではないと言えますよね。単なる人事DB構築でもなければ、いま持っている人事情報を入力すれば終了というものでもない。当社の既存製品である見える化エンジンやカスタマーリングス同様、あくまで実現したい姿や解決したい課題から逆算し、必要な情報を考え、持っていないなら新たに収集することが重要です。持っているデータから発想する「積み上げ思考」ではなく、目的から発想する「逆算思考」を持つことがタレントマネジメント成功の第一歩ではないでしょうか。

三室:あとは、これも従来のマーケティングツールと同じですが、PDCAサイクルをしっかり回すことですね。人事情報を「管理」するのではなく、「活用」するのであれば、仮説検証と試行錯誤を繰り返すことが唯一の方法です。だからこそタレントパレットのような、実施した施策のフィードバックを蓄積するプラットフォームが必要だと思います。

鈴村:逆にいうとタレントパレットの機能が日本の人事部を変えるために必要不可欠になる可能性が高いと思います。やはりこれからは、人材活用が企業競争力を決める時代ですから。従来のやり方での管理や運用では生き残れないと言っても過言ではないかと。人事業務にマーケティング発想を取り入れ、ITを活用した人材活用にいち早く取り組んだ企業こそが大きな成果を手にすると思います。

ビッグデータ化する人事データとタレントパレットの未来

三室:タレントパレットは静的データから動的データまでを横串で見える化されることがコンセプト。それがすでに他社のHRテックシステムとの大きな差別化要因だと思います。本当に人事もビッグデータの時代を迎えているんです。

鈴村:現場で使ってみるとわかりますが、メンバーの状態が見えるってマネジメントする上で助かるんですよね。その人のモチベーションを見ながら接するようにすれば、メンバー側も見てくれているんだという気持ちになり、やりとりそのものが活性化する。コミュニケーションツールとしても優れていますね。

三室:組織づくりも長期的な視点で見るようになったよね。いままでは「この人ここでポジション変えたらまずいな」みたいな場当たり的な感覚でやってました。それがスキルアップも見据えた異動やローテーションが組めるようになった。実際に異動したらさらにスキルが伸びた、なんてケースも増えてるよね。

鈴村:異動の成否を決める要素としては上司との相性もあるわけです。あと部署の雰囲気とか。そういった目に見えないものまで見える化していきたいと思っています。働く人にとって大事なことですから。

三室:考えてみればCSを上げるための施策を実現するためにはESを上げる必要があるという、創業以来我々が投げかけてきた提言とリンクするんです。実際にいろんなお客様と話をすると、やはりそこで悩んでいる組織が多い。働き方改革や人手不足といった世の中の課題、時代の流れもあります。タレントパレットはまさにこれからの労働社会に必要とされるソリューションではないかと考えています。

辞めたらまた採用すればいい、というような考え方はもはや通用しない時代。いかに優秀な人材を採用し、確保しておく必要があるかは人事のみならず企業にとっての最重要課題と言えるでしょう。そのプロセスがまさしくマーケティングにおけるCRMとシンクロした点がタレントパレットのクオリティを支え、独自性を担保しているのです。人事畑発のシステムではなく、マーケティング発のシステムとしてタレントパレットはこれからもブラッシュアップを重ねながら成熟度を増していくことでしょう。

三室 克哉

株式会社プラスアルファ・コンサルティング 代表取締役社長

早稲田大学大学院理工学研究科にて、ニューラルネットワーク、画像認識、並列処理等の研究に従事し、株式会社野村総合研究所に入社。自然言語処理を活用したテキストマイニングシステムを企画事業責任者として開発。2007年、テキストマイニング、CRMのクラウドビジネスの立ち上げを目的にプラスアルファ・コンサルティング代表取締役社長に就任。現在はタレントマネジメントシステムの企画、開発を積極的に進めている。

鈴村 賢治

株式会社プラスアルファ・コンサルティング 取締役副社長

中央大学理工学部卒業後、株式会社野村総合研究所に入社。テキストマイニング事業に営業・マーケティング責任者として参画。2007年、プラスアルファ・コンサルティングに入社、取締役副社長に就任。データを"見える化"することによる新しいビジネスの創造に向け、日々全国・世界を駆け巡っている。

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