現在、アンドア株式会社では法人向けの営業担当者を募集しています。私たちが提供するのは、単なる「研修プログラム」ではありません。クライアントの組織課題を深く分析し、組織そのものを良くするための提言と伴走を行う仕事です。
今回は、日々クライアントの『人と組織』に深く向き合い続けている松本さんにインタビューを実施しました。【前編】【後編】の2回に分けて、人・組織に向き合う面白さをお届けします。
前編では、松本さんが「人と組織」に関心を持つようになった原体験と、組織の『真の課題』を見抜くための視点に迫ります。
教室での出来事から始まった、「人と組織」への探求心
——松本さんは日常的に『人と組織』について深く考えている印象が強いのですが、そもそもなぜそこまで関心を持つようになったのでしょうか?
一番最初の好奇心の入り口は、「学校の教室」だったと思います。小中学生の頃から、教室で日々巻き起こる事件や、文化祭に向けて熱量が高まっていく様子を観察するのがすごく面白いと感じていました。
当時の私は、些細な言い争いを仲裁してまとめるような、いわゆる“便利なポジション”にいることが多かったんです。文化祭などでよくあるじゃないですか。最初は対立していたメンバーたちが、いつの間にか力を合わせてひとつのものを創り上げていく。そんな教室での出来事を通して、「人と人が一緒に何かを成し遂げるダイナミズムって面白いな」と自然に思うようになっていました。
——その原体験が、どうやって「仕事」へと繋がっていったのでしょうか?
その関心をより深く探求するきっかけになったのが、大学生の時に仲間と立ち上げたカフェの運営です。「人が集まって何かにチャレンジしたいと思えるような、想いを後押しできる場所を作りたい」という一心で始めました。これが私にとって、チームを率いる初めての経験でした。
カフェという場所は、そこに意味がなくなればすぐに人が来なくなります。その恐怖と常に隣り合わせの中で、「どうすれば仲間と一緒にいい場所を作れるのか」をひたすら考えていましたね。
一時期、マネジメントが上手くいかずにメンバーが集まらなくなり、お客様から心配されるような状態に陥ったこともありました。その時、自分の力不足を痛感すると同時に、「想いを叶えるためには、チームの力を高めるための『技術』と『知識』が不可欠だ」と気づいたんです。この経験が、私を本格的な「人と組織への探求」へと導いてくれました。
組織が成長するプロセスに伴走する面白さ
——これまで数々の組織課題に向き合ってきた中で、「本質に辿り着くプロセスが面白かった」というエピソードを教えてください。
まず大前提として、「本質に完全に辿り着いた」という感覚は実はないんです。「人と組織」に完璧な状態はなく、その時々の環境や関わる人の感情によって常に変容していくものだからです。だからこそ、同じ組織・同じ人は存在せず、探求し続ける面白さがあります。
その上で、特に印象深かったのは、ある全国規模の製造メーカー様の事例です。全社のエンゲージメントを高めるために、若手から管理職までの育成体系を1から構築・伴走させていただきました。 単にエンゲージメントの数値を追うのではなく、「働いて成長できているという実感を持ってもらうこと」をゴールに設定し、人事の方や管理職の方々にヒアリングを重ねました。
——そこで見えてきた課題は何だったのでしょうか?
最大の壁は、「管理職の方々が忙しすぎて、メンバーとの関わりが希薄になっている」という構造的な問題でした。全国規模だからこそ、どうしても物理的・時間的なすれ違いが生じていたんです。 これを解決するために、管理職には「人材育成の考え方や関わり方」の変革を3年かけて行い、同時に若手社員には「会社の構造や組織を理解し、自らチームワークを高める働きかけをする」という双方からのアプローチを設計しました。
「こんなに忙しいのに研修なんて」という現場からの反発の声もいただきながら(笑)、人事の方と一緒に「組織の成長と、働く人たちのために」と何度も打ち合わせを重ねて進めていきました。組織がよくなってきたと同時に、新たな問題が見えてきて、今も一緒に解決に向けて伴走させていただいています。
「誰も悪くない」。真の課題を見抜くための2つの視点
——表面的な事象に惑わされず、『真の課題』を見抜くために欠かさない視点はありますか?
大きく2つあります。 1つ目は、「誰も悪くない」という前提で関わること。 これまで様々なご相談を受けてきましたが、「誰かが意図的にサボって組織を壊そうとしている」なんてケースは見たことがありません。みんな自分の意志を持って一生懸命働いているのに、その結果として行き違いや問題が起きているだけなんです。だからこそ、個人を責めるのではなく「問題を引き起こしている構造」を明確にし、打ち手を考えることを徹底しています。
2つ目は、「視点が変われば、問題も変わる」と認識すること。 外部である我々の視点、人事の視点、現場のプレイヤーの視点、事業環境からの視点など、組織を見る視点は無数にあります。「私たちの見立てが絶対に正しい」と執着してしまうと、本当の課題を見落とします。だからこそ、打ち合わせやワークショップでは、あえて視点を切り替えながら問いを立てることを大切にしています。
【後編へ続く】
前編では、松本さんの原体験と、組織課題に向き合うスタンスについて伺いました。
続く【後編】では、いよいよ今回募集する「営業」の具体的な仕事のこだわりや、アンドアが求める「人が好き」の本当の意味について深掘りします!ぜひお楽しみに!