「転職する気はないけど…」そんな看護師さんにも届く仕組みをつくりたかった
前編では、看護師さんたちの高い離職率、紹介会社依存による高額な採用コスト、ミスマッチによる早期離職といった課題についてお伝えしました。
では、その課題に対して、メドエックスはどんなアプローチを取ろうとしているのか。
2026年2月から東京・神奈川で始まる、LINEを使った新しいサービスについてお話しします。
なぜ「LINE」なのか?
看護師さんとお話ししていると、よく聞くのがこんな声です。
「今すぐ転職するつもりはないんです」
「忙しくて、求人を探す余裕がなくて…」
「でも、条件が合えば考えてもいいかなとは思ってます」
これまでの転職サービスは、
「自分から登録して、探しに行く」ことが前提でした。
でも、
そもそも探しに行くところまで気持ちが動いていない人や、忙しくて余裕がない人には、情報が届かない。
そこでメドエックスが選んだのが、日常的に使っているLINEでした。
LINEに、病院の情報が“届く”という発想
今回のサービスでは、LINE上で
- 希望エリア
- 勤務時間
- 働き方の条件
などをもとに、AIが医療機関を自動でレコメンドします。
ポイントは、意識して探すのではなく、
“知らなかった選択肢が、ふと目に入る”状態をつくること。
「ちょっと見てみようかな」
そのくらいの気持ちからでいい、と思っています。
動画で見るから、想像しやすい
もう一つの特徴が、動画による職場紹介です。
文章だけの求人票や、サイトの情報では
- どんな雰囲気なのか
- 忙しさはどのくらいか
- 人間関係はどうか
正直、なかなか想像できませんよね。
そこで動画をつくるのは看護師資格をもつメドエックスのスタッフさんたち。
同じ目線だからこそ伝えられる「リアル」を大切にしています。
「ここなら自分も働けそう」
「ちょっと違うかも」
応募する前に、そう思えること自体がミスマッチを減らす第一歩だと考えています。
見学まで、最短1分
動画を見て、少しでも気になったら、
そのままLINEから見学申し込みができます。
紹介会社を通さないので、
これまで14〜42日かかっていた採用プロセスが、
最短1分で完結します。
「とりあえず話を聞いてみる」
そのハードルを、できるだけ下げたいと思っています。
SNS採用で見えてきた手応え
メドエックスでは、これまでSNSを活用した採用支援を行ってきました。
動画は、
- 1分あたりWebページ約3,600ページ分の情報量
- 記憶定着率はテキストの2〜5倍
とされる高い情報伝達力を持ちます。
実際に、Instagramのリール動画では
- 静止画投稿と比べて反応率約76%増
- 視聴数約2.3倍
といった結果も確認されています。
こうした取り組みの中で、
- 新卒応募者数が約2.5倍に増加した病院
- 紹介会社に頼らず直接応募が集まった病院
- 短期間で見学・応募が広がった病院
といった事例も生まれてきました。
まずは東京・神奈川から。そこから全国へ
2026年2月からは、東京・神奈川で実証実験をスタートします。
- 本当に看護師さんたちに必要な情報が届くのか
- 採用までのスピードはどう変わるのか
- 離職は減らせるのか
ひとつひとつ、きちんと検証していく予定です。
その結果をもとに、サービスをアップデートしながら、全国展開を目指していきます。
看護師不足は、「人がいない」だけではなく、「選択肢が見えない」「考える余裕がない」ことから生まれている部分もあると感じています。
LINEという身近な場所から、少しずつ、働き方の選択肢が広がっていく。
今回のチャレンジがそんなきっかけをつくれたら。。。
僕たちの挑戦はまだまだ続きます。