「良い支援やプログラムがあっても、それを必要としている人に届かなければ意味がない。」そう語るのはニューロリワーク 西船橋センターで支援員を務める傳田さん。
インタビュー前編では、児童福祉から知的障害者支援、そしてアパレル業界を経て、再び福祉の世界へ戻ることを決めた理由や、ニューロリワークで大切にしている支援への想いについて伺いました。
後編では、そんな傳田さんのもう一つの顔に迫ります。
日々、利用者さんへの支援に取り組む一方で、拠点の「広報担当」として、チラシやニュースレターの作成、また本部と連携し公式noteの記事制作など、情報発信にも積極的に携わっています。
アパレル業界で培ったマーケティングの視点と、福祉の現場で利用者さんに寄り添う支援員としての視点。その両方を持つからこそできる情報発信とはどのようなものなのか。
今回は、傳田さんが広報活動に取り組む理由や、支援と情報発信の両面から感じる仕事の魅力、そして「やってみたい」という想いを後押しするインクルードの組織風土について、お話を伺いました。
前編はこちらから↓
福祉を知るからこそ分かる|ニューロリワークで見つけた本質的な支援 | インクルード株式会社
生活支援員であり、拠点の広報担当。二つの顔を持つ働き方
――傳田さんは支援員としてプログラムを担当する傍ら、センターの広報活動や本部と連携したnote記事の発信も手掛けられていますよね。
はい。西船橋センターでの現場支援を行いながら、チラシやニュースレターなどの広報物の制作、そして広報・マーケティングチームと連携したnoteでの記事発信を担当しています。
福祉の業界では「支援員は支援業務のみを行う」というのが一般的かもしれません。しかしインクルードでは、現場での支援を軸にしながら、個人の得意分野や関心に合わせて広報やマーケティングといった役割にも挑戦させてもらえる環境があります。
支援の最前線で利用者様と向き合う「支援員」としての顔と、その魅力を外に届ける「広報」としての顔。この2つの視点を持って働けることに、大きなやりがいを感じています。
アパレル・EC撮影編集のスキルが、福祉の現場とつながった瞬間
――前職ではアパレル業界で接客販売、商品撮影や画像編集などを経験されていたとのことですが、その経験は現在の広報活動にどのように活かされていますか?
アパレル時代に一番叩き込まれたのが、徹底的な「お客様目線(ユーザー目線)」です。
商品の撮影や画像編集、文章作成を行う際、「自分が良いと思うもの」をただ出すだけでは意味がありません。「それを見るお客様はどんな悩みを抱えているのか」「何を知りたくてこの画像をクリックするのか」を常に計算し、相手の立場になって発想することを求められました。
この思考プロセスが、まさに今の広報業務やnoteの記事作りに直結しています。
――「相手が何を求めているか」を考える視点ですね。
まさにそうです。特に私は現場の支援員でもあるので、「就労移行支援やリワークを使おうか迷っている方」や「メンタル不調で悩んでいる方」の生の声を日常的にキャッチしています。
「見学に来られる方は、最初どんな不安を抱えているのか」「どんな情報があれば一歩を踏み出せるのか」といった悩みの傾向や心理を誰よりも理解できる立場にいます。前職で培った「ユーザー目線の表現力」と、現場で得られる「リアリティのあるユーザーの悩み」が結びついたことで、真に届くコンテンツ作りができていると感じています。
クリニックや地域、休職者へ届ける。「伝わる広報」の裏側とこだわり
――実際に地域や医療機関へ向けた広報活動では、どのような工夫をされているのですか?
例えば、定期的に訪問するメンタルクリニック様へお渡しする「ニュースレター」やオリジナルのチラシ作成です。
パンフレットなどの公式資料はもちろん大切ですが、それだけでは「実際の事業所の雰囲気」や「日々のプログラムの様子」までは伝わりにくいと感じていました。そこで、拠点独自の取り組みや役立つメンタルヘルス情報をまとめたチラシを作成し、訪問時の話題作りとして活用しはじめました。
単に「休職者さんへお知らせください」という営業(押し売り)になってしまうと相手にもプレッシャーを与えてしまいます。ですが、「患者様のお役に立つ情報」として定期的にお届けすることで、信頼関係や「いつも積極的に発信をしているセンターだな」という印象を残すことができるのではと考えています。
――デザインや文章表現において意識しているこだわりはありますか?
手に取ったときに「圧迫感」を与えない、温かみと安心感のあるデザインや言葉選びを意識しています。
メンタルに不調を抱えている方や、そのご家族、医療関係者の方々がご覧になったときに、少しでも心がホッとほぐれるようなトーン&マナーを大切にしています。
――公式noteなどを通じた情報発信全体の「ゴール」についてはどう考えていますか?
もちろん、一番の理想は問い合わせや見学につながることです。ですが、本質的な役割はYouTube「ニューロチャンネル」などと同じで、「今まさにモヤモヤや生きづらさを抱えている方へ、役立つ知見を届けること」だと思っています。
ニューロリワークの対象エリア外にお住まいの方や、すぐに就労移行支援を利用する予定がない方であっても、私たちが発信する記事を読むことで「自分の対処法が見つかった」「少し気持ちが楽になった」と感じてもらえたら、それ自体がその方にとっての一生の財産になります。そんな価値のある発信を積み重ねていきたいですね。
個人の「得意」を後押しするインクルードで、描くこれから
――現場業務と広報業務を両立する中で、どんな瞬間に面白さや自身の成長を感じますか?
利用者さんの生の声や現場で得た気づきをアイデアにし、それが実際に「記事」や「広報物」という形になって社会へ届いた瞬間です。
現場の支援者として目の前の方の変化に関わる喜びと、広報としてより多くの悩める人々に価値を届けるやりがいの双方を実感できるため、入社前と比べても視野が広がり、社員として一歩成長できていると感じます。
――支援員として活躍しながら広報活動に参加できるのは、インクルードならではの魅力ですね。
本当にその通りだと思います。他の大規模な法人などでは、何か新しいことに挑戦する際「まずは支援員としての経験を何年積んでから」「リスクがあるから新しい取り組みは難しい」となりがちな場面も多いと思います。
しかしインクルードは、「こういう発信をしてみたい」「こんな挑戦をしてみたい」という想いや提案に対して、まずはしっかり耳を傾け、「それなら一度やってみよう!」とチャレンジを受け入れてくれる風土があります。
これは福祉経験の有無にかかわらず、アパレル、営業、事務、マネジメントなど、過去の様々なキャリアで培ったスキルや得意分野を何でも活かせる環境だということです。
――最後に、今後の抱負やメッセージをお願いします!
ニューロリワークには、科学的根拠に基づいたブレインフィットネスプログラムなどの多数の魅力的なプログラムや、一人ひとりに寄り添う温かい支援があります。しかし、それが届くべき人に届かなければ意味がありません。
これからも現場支援員という立場を活かし、悩んでいる方の心に寄り添う「生きた情報」を発信し続けていきたいです。
「自分の経験や強みを活かして福祉の現場に新しい風を吹き込みたい」「本当に届く支援を追求したい」という想いを持っている方にとって、インクルードはこれ以上ない挑戦の場です。ぜひ私たちと一緒に、一人ひとりの変化のきっかけを作っていきましょう!
ありがとうございました!
傳田さんも執筆に参加されているニューロリワークの公式noteはこちらからぜひチェックしてみてください!
https://note.com/neurorework_note
また、インクルードでは、一緒に支えてくださる仲間を募集しています。少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にエントリーください。