こんにちは、インクルード採用広報です。
インクルードは、就労移行支援事業や自立訓練(生活訓練)事業を全国で展開しています。事業が拡大し、拠点が広がる中で、私たちが大切にしていることの一つが「適正な運営」と「コンプライアンス(法令遵守)」です。
今回は、各センターの運営をバックオフィスから支えるコンプライアンス担当の仕事について、実際に業務を担う志村さんにお話を聞きました。
全国のセンターを訪問しながら、監査や行政対応、書類整備の支援などを行うこの仕事には、どんな役割ややりがいがあるのでしょうか。
志村 有香 / コンプライアンス委員会
医療現場での直接支援に10年間携わった後、ベンチャー企業にてバックオフィス全般の業務を担当。その後、児童福祉施設での直接支援を経て、2025年インクルードへ入社。
福祉の現場からバックオフィスへ。志村さんが歩んできたキャリアと「福祉業界ならでは」のコンプライアンス
―― これまでのキャリアと、現在の業務内容を教えてください。
医療現場での直接支援に10年間携わった後、ベンチャー企業にてバックオフィス全般の業務を担当していました。その後、児童福祉施設での直接支援を経て、インクルードへ入社いたしました。
現在の業務内容は一言でいうと、「各センターが法令を遵守し、適正に運営できているかを確認し、サポートする仕事」です。
具体的には、各センターを定期的に訪問し、行政のルールに沿った書類整備が適切に行われているかを確認する監査・指導を行っています。ただ不備を指摘するだけではなく、行政関係書類の作成をサポートしたり、自治体による実地指導に同行したり、各センターから寄せられる制度関連の相談に対応したりすることもあります。
バックオフィスの立場ではありますが、現場に寄り添いながら、コンプライアンスの徹底・法令遵守 を支える役割を担っているのがこの仕事の特徴です。実際に全国各地のセンターへ足を運び、主に管理書類のチェックを行うことで、会社全体の健全な運営を支えています。
――一般企業のコンプライアンス業務との違いはありますか? 障害福祉業界ならではの特徴を教えてください。
一般企業のコンプライアンスでは、契約関係や社内ルールの整備などが中心になることが多い一方で、障害福祉業界では、現場で日々作成される記録や計画書が特に重要になります。
福祉業界では、数年に一度、自治体による定期的な立ち入り調査(運営指導)が行われるため、日頃から行政のルールに沿った正確な記録を残しておくことが欠かせません。
私たちの仕事は、お金の計算や請求業務を直接行うことではなく、現場スタッフが作成した日々のサービス提供に関する書類を一つひとつ確認し、適正な運営を支えることです。
利用者さんへの支援を優先する現場では、どうしても記録の漏れや書類の期限管理など、細かな事務作業にまで十分に手が回らないこともあります。そうした部分を第三者の視点で事前に確認し、フォローすることで、事業所や現場のスタッフを運営上のミスやリスクから守る役割を担っています。
全国の拠点をつなぐ架け橋に。デスクワークと内部監査を両立するリアルな日常
―― コンプライアンス担当の一日のスケジュールを教えてください。
大きく分けて「内部監査期間中」と「通常期」の2パターンがあります。状況に応じて、在宅勤務・本社勤務・出張を柔軟に組み合わせながら業務を進めています。
内部監査期間中のスケジュール
- 9:00 勤務開始(訪問先のセンターへ直行)
- 9:00〜12:00 書類のチェック
- 12:00〜13:00 休憩
※書類の進捗状況によって前後することがあります - 13:00〜18:00 書類のチェック
- 18:00 退勤
内部監査期間中は、訪問先のセンターで一日を通して書類の確認を行います。
記録の漏れや提出期限の管理状況などを細かく確認しながら、必要に応じて現場スタッフともコミュニケーションを取り、運営上の課題がないかを見ていきます。
通常期のスケジュール
- 9:00 勤務開始(在宅または本社)
- 9:00〜10:00 タスク整理、各センターからの問い合わせ対応、朝礼
- 10:00〜12:00 デスクワーク(行政提出書類の作成など)
- 12:00〜13:00 休憩
- 13:00〜18:00 デスクワーク(他部署との調整、申請実務など)
- 18:00 退勤
通常期は、本社や自宅でじっくりとデスクワークに取り組む時間が中心になります。
各センターから寄せられる相談への対応や、行政提出書類の作成、他部署との調整などを進めながら、現場の運営をバックオフィスから支えています。
―― 日々の業務内容について、もう少し詳しく教えてください。
業務の中心は、大きく分けると「内部監査」と「行政への提出書類の作成・申請」の2つで、時間の割合としてはほぼ半分ずつです。
コンプライアンス担当というと、全国のセンターを回って監査を行うイメージを持たれがちですが、実際にはそれと同じくらい、行政向けの書類作成や申請手続き、法改正に伴う書類の見直しといったデスクワークにも時間をかけています。
他にも、会社の経営基盤を支える業務も担っています。たとえば補助金申請では、要件の確認、必要書類の回収、申請書類の作成まで一連の実務を担当しています。
こうした業務を進めるうえでは、他部署の責任者や担当者と連携しながら、提出期限に向けた情報収集やタスクの調整を行うことも重要な役割の一つです。
――行政対応や監査対応で意識していることはありますか
実地指導の際には、監査員の方が特にどのような点に重きを置いて確認しているのかを、注意深く観察することを意識しています。
行政がどのような観点から事業所を評価しているのかを正しく把握し、今後の適切な事業所運営や、日々の業務改善に活かすように心掛けています。
プレッシャーを乗り越えた先にある「やっていて良かった」と思える瞬間とやりがい
――では、この仕事のやりがいを教えてください。
書類チェックという業務は、一見すると淡々とした作業に見えるかもしれません。
ですが、全国のセンターを訪問し、遠方のスタッフの方々と直接顔を合わせることで、「実はこういう部分で困っていた」といった本音を聞ける場面があります。対面でしっかり信頼関係を築くことで、その後のリモートでのやり取りや業務連携もスムーズになっていくんです。
また、実地指導の際に、それまで入念に進めてきた書類整備のチェックが実を結び、現場の方から「細かいところまで見てもらえて本当に助かった」と声をかけていただいたこともありました。単独で動くことの多い仕事ではありますが、そうした言葉をいただくと、自分も組織の一員として現場を支えられていたのだと実感できます。
全国の拠点と本社をつなぐ架け橋になれることが、この仕事ならではのやりがいだと感じています。
―― 入社当初に苦労したことや、この仕事の難しさを教えてください。
福祉の現場経験はありましたが、監査や実地指導を前提とした書類チェック業務は初めてだったため、入社当初は大きな緊張感がありました。
各センターが真剣に支援に向き合っているからこそ、「自分の見落としによって不適正と判断されるようなことがあってはならない」という責任も強く感じていました。
戸惑う場面もありましたが、上司のサポートを受けながら少しずつ業務に慣れ、今ではより精度の高いチェックを目指して日々試行錯誤を重ねています。
――どんな人が活躍できる仕事ですか?
福祉の現場やマネジメントの経験がある方は、利用者さん支援の流れや現場の実情をイメージしやすいため、この仕事に活かせる場面が多いと感じています。
また、一般企業でコンプライアンスやバックオフィス業務に携わってきた方も、ルールや仕組みを整理し、適切な運営を支える視点を十分に発揮していただける仕事だと思います。
この仕事で大切なのは、単に会社のリスクを減らすことだけではなく、適正な運営を通して利用者さんの尊厳や、現場で働くスタッフの安心・安全を守るという視点を持つことです。また、マニュアル通りに進めるだけではなく、「なぜこの確認が必要なのか」「背景にはどんな課題があるのか」と考えながら、フットワーク軽く主体的に取り組める方に、ぜひ挑戦していただきたい仕事です。
――最後に、入社を検討している方へメッセージをお願いします。
決して派手な仕事ではありませんが、事業所の健全な運営を支え、現場のスタッフが安心して働ける環境をつくるうえで欠かせない役割です。
適正な運営を通して利用者さんや現場を支えることに意義を感じられる方にとっては、大きなやりがいのある仕事だと思います。
責任感を持ってコツコツと取り組める方、周囲と協力しながらより良い環境をつくっていきたい方と、一緒に働けたらうれしいです。
ありがとうございました!
医療・福祉の現場経験を活かして、一歩進んだ「バックオフィスからの支援」に挑戦してみたい方。 あなたのこれまでの経験は、形を変えて、全国の拠点を救う大きな力になります。
少しでも興味を持ってくださった方、まずはカジュアルにお話ししてみませんか? 皆様からのご応募を、心よりお待ちしております!