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環境ベンチャーイノカが目指す、「環境移送」とは。

こんにちは!Business Development部門の松永です。「環境移送」をコアテクノロジーとして技術開発を行う株式会社イノカ。今回は、「環境移送」とは何なのか?どんなことを目指しているのか?といったことについてまとめてみました。

イノカが目指すのは「人と自然が、100年先も共生できる社会」

人は海との関わり合いの中で文明を発展させてきました。そして、海にはたくさんのイノベーションの種が存在しているんです。代表的な例としては、オワンクラゲから発見された蛍光タンパク質が、現在はガン治療に活用されていることなどがあげられます。

しかし今、海をはじめとする世界の自然環境は危機に瀕しており、20年後にはサンゴ礁は海で生息できなくなるとも言われているんです。そんな中で、人がこの先もずっと水生生物と共生していくためにはどうしたら良いか?

イノカでは、生態系を完全に再現する技術「人工生態系」を研究することで全ての水生生物を未来に残し、その価値を人々に届けていく技術の開発に日々取り組んでいます。その技術を「イノカの方舟」と呼んでいます。

「環境移送」とは

「環境移送」とは、自然と同じようにたくさんの生物が生存する環境を、人間によるメンテナンスを必要とせずに自立・循環しいつまでも維持される形で、都市空間(ひいては宇宙空間)に再現する、ということです。海を都市に持って来て、それを教育や研究に活用しよう!ということですね。

そのように海が持つ価値を人々に伝えていくことで、誰もが主体的に環境課題に向き合うことが出来るようになります。都会に創った海を活用し、教育を行ったり、企業や研究者と共同研究を行っています。そのために弊社では「環境移送技術」に関して研究を行っています。技術的には、沖縄などの海を東京などで人工的に再現することが可能だと考えています。

イノカが提供する3つの価値「ひろめる、のこす、いかす」

イノカでは、3つの価値「ひろめる、のこす、いかす」を提供することを目指しています。

ひろめる

本物の生き物にふれる体験を通して、生き物の面白さや自然環境の現状を伝えることで、自然を大切にする人を増やしていきます。これによって、問題視されている人々の環境問題への意識を改善できると考えています。具体的には、教育の観点からCEOの高倉が桐朋小学校を訪れて講義を行ったり、茨城県大洗町にて子供向けの体験イベントを実施しました。

のこす

「人工生態系」の開発によって、今まで飼育が難しかった絶滅危惧種などを未来にのこしていきます。「人工生態系」とは、趣味で生態系を構築してきたアクアリストのノウハウと、IoT・AIの技術を組み合わせて微生物から魚・サンゴまで様々な生体の管理・育成を行う技術です。

いかす

現在明らかになっている生態系の価値をソリューション化して企業に提案、またさらなる生態系の価値発見のために、人工生態系を実験フィールドとして研究者に提供し、日本の科学研究を加速させていきます。

これらの価値を提供する、という軸は最初からあったわけではありませんでした。発想力豊かで様々なことを思いついては行動に移して来たCEOの高倉を中心として、社員が皆で話し合っている中で自然とまとまって見えて来た世界観であり、そのように社員が話し合える環境・社員皆が世界観を共有している、というところもイノカの一つの特徴です。

イノカが目指すのは?

2030年に「地球の生態系ドクター」になる、2040年に月、2060年には火星に地球の生態系を再現する、ということを目標に掲げています。そのようなビッグビジョンを掲げ、日々技術開発に取り組んでいます。

イノカでは今、機械学習エンジニア、インフラエンジニア、生態系エンジニア、を募集しているので、興味のある方は是非そちらにも応募してみてください!



機械学習エンジニア
環境ベンチャーでAI開発に挑戦!機械学習に興味があるエンジニア募集します!
■「環境移送」とは イノカは、地球の生態系の「完全理解」と「完全再現」を目指し、『環境移送技術』をコアテクノロジーとした技術開発を進める、東京大学発の環境ベンチャー企業です。 『環境移送技術』とは、自然と同様の生物多様性が実現された環境を、人間によるメンテナンスを必要とせずに自立・循環し永久的に維持される形で、都市空間、ひいては宇宙空間に再現する技術です。 海を切り取り、その環境を陸上に再現するべく、先端領域でのエンジニア達が知恵を出し合いながら、地球規模での課題解決に取り組んでいます。 ■人工生態系について そのために、弊社が作り上げているプロダクトが『人工生態系』です。 弊社では人工生態系のことを、 「水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、多岐に渡るパラメータのバランスを取り、自然に限りなく近い環境を作ること」 と定義しています。 現在、弊社では独自技術のIoE(Internet of Ecosystem)技術を、生態系の再現・管理に活用しています。 アクアリストと呼ばれる、趣味で生態系を構築してきた人間のノウハウと、IoT・AI技術を組み合わせることで、微生物や無脊椎動物を含む様々な生体の管理・育成を行うシステムを構築し、生態系を今までにない高水準で再現し、効率よく管理します。
株式会社イノカ


DevOps Engineer
水生環境を救い、社会の負を解決したいインフラエンジニアを募集します!
■「環境移送」とは イノカは、地球の生態系の「完全理解」と「完全再現」を目指し、『環境移送技術』をコアテクノロジーとした技術開発を進める、東京大学発の環境ベンチャー企業です。 『環境移送技術』とは、自然と同様の生物多様性が実現された環境を、人間によるメンテナンスを必要とせずに自立・循環し永久的に維持される形で、都市空間、ひいては宇宙空間に再現する技術です。 海を切り取り、その環境を陸上に再現するべく、先端領域でのエンジニア達が知恵を出し合いながら、地球規模での課題解決に取り組んでいます。 ■人工生態系について そのために、弊社が作り上げているプロダクトが『人工生態系』です。 弊社では人工生態系のことを、 「水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、多岐に渡るパラメータのバランスを取り、自然に限りなく近い環境を作ること」 と定義しています。 現在、弊社では独自技術のIoE(Internet of Ecosystem)技術を、生態系の再現・管理に活用しています。 アクアリストと呼ばれる、趣味で生態系を構築してきた人間のノウハウと、IoT・AI技術を組み合わせることで、微生物や無脊椎動物を含む様々な生体の管理・育成を行うシステムを構築し、生態系を今までにない高水準で再現し、効率よく管理します。
株式会社イノカ


生態系エンジニア
生態系エンジニア募集!生き物を愛する方の応募を待っています!
わたしたちは「人と海が、いつまでも共生できる世界をつくる」という理念のもと、 2019年に株式会社イノカを創業しました。 弊社は、海の生態系に関わる、例えば「光」「波」「水質」「微生物」などの様々な要素を数値化し、IoT・AI技術を活用し制御することで、「生態系を陸上に再現する『環境移送技術』」の研究開発および社会実装に取り組んでいます。 本技術の成果として、サンゴ礁生態系を水槽内に再現することに成功し、世界でも成功例の少ない「人工抱卵」に成功。 より難しい「産卵」についても、現実的な成功が見込める段階に来ています。 また、将来的には世界中の海の移送を実現し、現地に行かずとも研究ができる環境を普及させていきます。 そのような土壌ができれば、国内外のあらゆる研究機関・企業・行政と協同して、壊れゆく海の環境を保全するだけでなく、好転させていくことができると考えています。 主な成果は以下の通りです。 ・モーリシャス沖、商船座礁事故にて商船三井さまから依頼を受け、サンゴ礁生態系の専門家として現地調査と技術の提供を行う。 https://www.sankeibiz.jp/business/news/201013/bsm2010130500005-n1.htm ・大手飲料メーカーと、飲料製造の過程で出る副産物を活用し、サンゴの白化を抑える研究を行う。 ・閉鎖環境下でのサンゴ抱卵の時期コントロールに成功。 https://jp.techcrunch.com/2022/01/13/innoqua-coral-incubation/ ・三井不動産さまをはじめ、大企業と開催した環境教育プログラムには、延べ1,500名以上の子どもたちが参加。サステナブルブランド国際会議 2021にて成果発表を行う。 https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1201148_1501.html ・虎ノ門の自社オフィス内で小学生向けの環境教育イベント「とらのもんサンゴ礁ラボ」を開催 https://innoquacoralkidslab.innoqua.jp/home ・教育イベントの様子は、さまざまなメディアで取り上げていただいておりますので、  ぜひご覧ください! PR TIMES TV:https://prtimes.jp/tv/detail/2331 テレビ朝日「挑戦者の原点~My Episode0~」:https://youtu.be/2QZfFPFvUaU テレビ神奈川「カナガワニ海」:https://youtu.be/aO2wqJhvtc0 読売新聞 2022/1/16朝刊
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