こんにちは!Priv Techの、広報のお手伝いをしている平田です!
Priv Techで働く方の生の声をお届けするため、インタビューしています。
今回は、Priv Techでインターンシップ生として活躍した渋谷さんに、インターンシップで学んだことやその後のキャリアについてお話をお伺いしました!
Priv Techのインターンに申し込みをするか迷っている方、Priv Techではどんな人が働いているのだろうと気になる方は必見です!是非、最後までお付き合いください。
<目次>
① プロフィール
② Priv Techインターンで身につけたのは、わかりやすく正確に伝える力。
③ Priv Techインターンから起業の道へ。「ここでの経験がなければ今の僕は存在しなかった。」
④ Priv Techでの経験はその後の人生を決める人生の指針になっている
【プロフィール】
渋谷 啓太(しぶや・けいた)
出身:山口県(中高は広島、柔道)
年齢:24歳(1997年生まれ)
現在のキャリア:株式会社ness CEO 兼 doublejump.tokyo株式会社
Priv Techインターンで身につけたのは、わかりやすく正確に伝える力。
ーインターンの募集はたくさんあると思うのですが、数ある中からなぜPriv Techを選んだのですか?
もともとはPriv Techの親会社であるベクトルグループの別の会社で、広告の営業をしていたんですね。ただ、なんかあんまり楽しくないなと思っていて……。実はその時並行してブロックチェーンの会社で副業もしていました。それがすごく楽しいなと思って、広告営業の方のインターンを辞めようと思っていました。
それから、また次に何か始めたいなと思って、内心「いないだろうな」と思いながらベクトル内でブロックチェーン関連のことをやっている人がいないかと探したんです。その時にPriv Techの代表の中道さんと取締役の當銘さんに出会いました。ランチに連れて行ってもらい、Priv Techの未来の話を聞いた時に、「Webの世界におけるブロックチェーンの在り方につながる壮大なプロジェクトで面白そうだ!」と惹かれて、その場で入れてください!と中道に相談したのがPriv Techで働くことになったきっかけです。そこから半年ほど、長期インターンとしてさまざまな業務に従事させてもらいました。
ーそうだったんですね。ちなみに、Priv Techの事業とブロックチェーンはどのように関連しているんでしょうか?
Priv Techでは、Cookieの利用についてユーザーから同意を取得するんですが、取得したデータの管理をするのに企業の1サーバー上のみだと、不透明になってしまうことに懸念があります。このデータの管理に透明性を持たせて本当のフェアユースを実現するためには、ブロックチェーンという技術を使うのが良いのではないかと考えていました。
ブロックチェーンというのは、取引の履歴を正確に維持しようとする技術のことです。
また、いま僕が取り組んでいるNFT(Non-Fungible Tokenの略)という「データの所有や希少性を証明できる技術」にも関連してきます。
少し先の話になってしまうんですが、NFTは未来のマーケティング手法としても活用されていくのではないかと言われています。現在は、ソーシャルグラフと呼ばれるWeb上での人と人との繋がりが可視化されることによって趣味嗜好を特定し、広告を配信するというマーケティング手法が一般的です。これをブロックチェーンの世界に置き換えると、「トークングラフ」と呼ばれる「その人が持っているNFT」がブロックチェーン上で可視化されることで趣味嗜好を特定し、マーケティングを行うということになります。
このマーケティング手法を使えば、その人が誰であるかはわからないけれど、趣味嗜好から広告の配信ができるようになるっていう、ある種プライバシーが守られたうえで安全に広告配信ができるようになります。僕はPriv Techの目指す先に、この「トークングラフ」があるのではないかと考えていて、ブロックチェーンやNFTとPriv Techの事業はそういった関連性もあるかなと思います。
ーすごくわかりやすいです!ちなみに、中道さんと出会った時の最初の印象はどうでしたか?
一番最初は、広告営業時代に座っていたデスクの近くで出会いました。多分中道さんは覚えてないと思うんですけど、挨拶をしたら「ういっす」と返されたのを覚えています(笑)
ーそうだったんですね!(笑)一緒に働くようになってから中道さんの印象は変わりましたか?
一番印象的だったのは、感情まで考慮してビジネスを進める方なんだなというところですね。中道さんの尊敬するところの一つです。
商談に同行しはじめて気付いたんですが、プロダクトや協業の提案はどの商談でもおこないつつも、ビジョナリーな気質をお持ちのクライアントにはさっとPriv Techのビジョンの話などをして、クライアントをファンにしてしまうようなことがありました。
最初の印象は、ロジカルにゴリゴリと進められる方だなと思っていたのですが、相手を見て感情面も考慮しながらビジネスを進める方なんだなと印象が大きく変わりました。
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ー素晴らしいですね。渋谷さんはPriv Techでどんな業務をされていたんですか?
ざっとあげるとこんな感じです。多いですよね(笑)
- ブロックチェーン周りのリサーチ
- セールス
- マーケティング(セミナー)
- オウンドメディアの記事構成の監修
- 資金調達関連のファイナンス周り
ーすごく幅広いですね!これらの業務は、ご自身で手を挙げて担当されていたんですか?
自分が手を挙げたものと、中道さんから提案されたものと半々くらいです。
中道さんは、インターン生の未来や本人のやりたいことに合わせて仕事を与えてくれます。そういう意味で言うと、僕の場合はずっと「起業する」と言っていたので、今思うと、事業を立ち上げるときの基礎要件として必要なことを振ってくれていたのだと感じます。ちょうど今もインターンで学んだことを参考にプロダクトづくりに取り組んでいて、本当に感謝しています。
ー渋谷さんがインターン時代に学んだことは何ですか?
起業に関することももちろんなんですが、社会に出るための基礎のキを学ばせてもらったように思います。おそらくあのまま広告営業を続けていたら、今の自分はいないと感じますし、インターン時代叩きこんでもらったものが、現在の僕のキャリア上の基礎になっています。レベルの高い土台を組んでもらえたことにとても感謝していますね。
また、Priv Techの事業は一般的には難しい領域だと思っていて、お客様にそれを正しくかみ砕いて分かりやすく伝える必要がありました。今のNFTという技術を取り扱うにあたっても、その経験が活きているなと思います。
現在、他の会社でも働くようになって、Priv Techのインターンでは社会の中でも超ハイレベルなものを叩きこんでもらったのではないかと感じることが多々あります。本当に感謝しかないです。
ー逆に、失敗したり、悔しかったりしたエピソードはありますか?
ファイナンス周りのプロジェクト中に、資料の重要な1ページを作っていました。ですが、代表の中道さんとプロジェクトをメインで担当していた角田さんに納得してもらえる資料がなかなか作れずにいたところ、期日ギリギリ手前くらいに角田さんが一瞬で完成品を出したんです。
求められるレベルのものが期日までに出せなかったという失敗と、他の人が一瞬で作れたものを自分は何十時間をかけてもできなかった悔しさを感じた印象的な出来事でしたね。インターンの後半の時期でもあり、さまざまな業務ができるようになってきていた時期だったからこそ、余計に悔しい思いをしました。
ーそこから学んだこと、意識の変化はありましたか?
細かい話になりますが、やはりインプットして学ぶしかないなと思いましたね。例えば資料を作ろうと思ったら、参考資料を見れば作れるようになりますから。その時は結構業務も多くてなかなかインプットの時間を取れていなかったんですが、この出来事をきっかけに自分の中でインプットの重要度が上がって、意識的にインプットに時間を割くようになりました。
Priv Techインターンから起業の道へ。「ここでの経験がなければ今の僕は存在しなかった。」
ー現在はどんなお仕事をされているのですか?
大きく、2つあります。一つは、株式会社nessという自分の会社の経営。もう一つは、doublejump.tokyo株式会社というところでお仕事をしています。
いずれも共通しているのが、先ほど少しお話しした、NFTという「データの所有や希少性を証明できる技術」に関する事業を行っていることです。
もう少しNFTについて詳しくお話すると、NFTの誕生によって「データを持っていること」が証明できることになり、データの取引ができるようになったんですね。例えば、アーティストやクリエイターの作品をデジタルアートとしてデジタル上で売買ができるようになったりとか、ゲームのアイテムを売買したりとか。
それに伴って、NFTの技術を使ってみたいという企業が増えてきていて、僕の会社では、何をNFTにするかのプロデュースや、どこにどう売り出すかの販売支援、あとは税務周りがややこしかったりするので、その辺りの支援をしているんです。
ただ、この事業だけではなかなか将来性が見込めないので、現在新たなプロダクトの開発も行っています。
もう一つの所属先であるdoublejump.tokyo株式会社では、超大手企業のNFTのコンテンツやマーケットプレイスのディレクターをしています。NFTの主流はまだまだ海外にあるんですが、doublejump.tokyoはブロックチェーンの海外トップスタートアップとも提携しているような日本のスタートアップなんです。
ー最先端をいく会社で働かれているんですね。今のキャリアを選んだのはなぜですか?
そもそも、インターンを開始する前から起業をしたいと考えていたんです。
そのきっかけになったのが大学の時の出来事です。私立理系の大学に通っていて、元々は飛行機を作りたいなと思っていました。それも、燃費がいい、速いなどの人類にとって便利な飛行機を作りたいなと。
しかし、いろいろな事情でお金が足りなくなり、金銭的に大学に通うことが難しくなってしまって……。その時に、お金のせいであきらめなければならないのはアンフェアだなと思い、お金がハードルにならない世界を作りたいと思うようになりました。
そのためにはどうしたら良いかなって考えた時に、例えば今からサッカーで本田圭佑さんを目指すのは無理があるけど、ビジネスでなら挑戦できると思ったんですね。それで、起業して成功し、財団を作ろうと決意しました。50歳までにミニマム1000億の財団を作るのが僕の目標になりました。
ーなるほど。そこからブロックチェーンに興味を持たれたのはなぜでしょうか?
ブロックチェーンであれば、自分が財団をつくらなくても、自分が叶えたいことを叶えられるんじゃないかと思ったからです。当時、ブロックチェーンで個人が仮想通貨を発行して販売し、資金調達をできるサービスがあったんです。それを見て、ブロックチェーンであれば「お金がハードルにならない世界を作りたい」という自分の思想を叶えられるし、ビジネス的にも面白そうだと思いました。
ーそうだったんですね。Priv Techのインターンで経験して、今のキャリアに活きていることってどんなことがありますか?
1番は、営業スキルですね。先ほども少しお話しましたが、分かりにくいものを正確に分かりやすく人に伝える力が付きました。
インターン時は、中道さんの商談に同行して、お客様に僕が説明をする機会もたくさんありました。同行した際は、中道さんから厳しくフィードバックを貰っていました。やっぱり法律に関するサービスなので、決して間違ったことは言えないし、情報を正確に分かりやすく相手に伝えないといけません。そのうえでプロダクトを分かりやすく伝える必要性があって、まさに今やっている領域にぴったりな経験だったと思います。
あとは、ファイナンス周りのリテラシーやリサーチ力も今のプロダクトを作るうえで非常に活きています。
ーこれからPriv Techでのインターンを考えている人に伝えたいことはありますか?
PTでの半年間の経験がなければ、今の僕はないと思います!
インターンでここまでの経験ができる企業は他にないです。友人のインターンの話を聞いていても、プロダクトとしてすでに世の中に浸透していて皆が知っているようなものを、いかに数をこなして売っていくかというような内容のものが多くて、正直あんまり興味をそそられないんですよね。
Priv Techでのインターンの時は、新卒では決して関わることができないような上層部の方とお話する機会もあったので、本当に他の会社ではありえない環境だったなと思います。
Priv Techでの経験はその後の人生を決める人生の指針になっている
ー最後になりますが、渋谷さんにとってPriv Techはどのような場所ですか?
僕にとって、人生の指針となるような場所ですね。社会人としてできることも少ないインターン時代に、超ハイレベルな基礎を叩きこんでもらって、起業する上でも絶対に必要なものを短期間で得られました。
本当に他のインターンではできない経験だと思いますし、感謝しかないです。
ーありがとうございました!