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【社員インタビュー#10】ソリューションアーキテクト岩田匠 ビジネスを1→10へspreadする難しさ

※本記事は2020年12月23日に作成されたblogを一部修正の上、再掲しています

#9で掲載予定の新宮さんは、パパ育休中なので先に岩田さんから掲載させていただきます!

ーまずは、キャリアについて教えて下さい。

学生時代は、愛媛大学大学院で理工学研究科に所属し、電子情報工学を専攻していました。修了後は、フューチャー株式会社でエンジニア、プロジェクトマネージャーやR&Dを経験しました。それから、株式会社ABEJAでプロジェクトマネージャーとなった後、PaaSのビジネスデベロップへと転換しました。コードを書く機会は減っていますが、新しい技術のキャッチアップや手を動かすことには何のハードルもないので、その点を活かしつつ、ビジネスを回せるキャリアを描いています。そして2020年9月にprimeNumberに入社しました。

ー大学時代の勉強がその後のキャリアにもつながっているんですね!primeNumberを知ったきっかけは何だったんですか?

小林さんがデブサミ※1に登壇された際の記事を読んだことです。そこでprimeNumberやtrocco®を知りました。前職ではAIのプラットフォームを扱っており、機械学習や統計処理といったデータを活用する作業をメインで行っていました。ですが、その中で、収集・管理・統合・前処理といったデータ整備ができていない、データ基盤を構築できていないお客様も大勢いました。もちろんエンジニアが時間をかけて行えばデータ転送自体はできますが、エンジニアにとっても面倒な作業に、trocco®はSaaSとしてアプローチしており、興味深かったです。自分自身でも使ってみたいなと感じました。また、様々な顧客のデータに触れることができたり、機械学習や統計処理、深層学習といった後続のフェーズまで一気通貫で繋げられたりする会社は、今後もより面白くなっていくだろうなと思いました。そこからprimeNumberに興味を持ち始め、面接を受け、入社に至りました。

ー入社前後でギャップはありましたか?

ありません。入社前も、入社後の今も、primeNumberはエンジニアリングやテックに対する理解とビジネスの観点の両方を持ち合わせていると感じており、ポジティブな印象を受けています。ビジネスの観点でいえば、例えばtrocco®を展開させていくに当たり、シビアに数値を見て次の施策を継続して打ち出しています。また、2次面接で感じた雰囲気やスタイルを、入社後にも感じています。エンジニアらしい雰囲気であったり、プロダクトの開発や拡販を積極的に推し進めている点であったり。あとは、年齢層も近く、ノリも合いそうだなと思っていましたが、その通りでした 笑

ー入社前に抱いていた良い印象を、入社後も引き続き感じられているようで、何よりです。とはいえ、小さなベンチャーであるprimeNumberに入社することに不安はありませんでしたか?

前職もベンチャーだったので、ベンチャーという組織やそこでの働き方に不安はありませんでした。強いて言うならば、技術的な不安は少しありました。私自身、直近はゴリゴリとコードを書いていなかったので「プロダクトの仕様を理解できるかな」と思っていました。また、直近はデータ分析や機械学習を扱っていたので、「データエンジニアリングに対する知識が不足しているのでは」とも感じていました。

ーなるほど、そうだったんですね。ただ、技術的にキャッチアップするために、入社直後から社内メンバーと自ら打合せを設けたりと、積極的に動かれている印象です。

田邊さんの意向もあり、情報を共有する文化が強いので、動きやすいんですよね。例えば、ロードマップが設定・共有されているので、各エンジニアがどんな対応をしているのかもすぐに分かります。また、メンバーの多数が技術的な知識を持っているため、会話も楽ですね。

ー情報を共有する文化というのは、8 Elements の「対話を力に」にも通じるものがありますね。ちなみに、岩田さんが好きな8 Elements はどれですか?

「プロダクトを信じる」です。テック企業として、世の中を変えていくものを作るに当たって必須のことだと思っています。また、そういうことがやりたくてこの業界にいるので、好きというよりは重要視しているというイメージが近いですね。

ーありがとうございます。さて、ここまでは入社前後のことについてお伺いしましたが、次は現在の業務についてお伺いしたいと思います。

primeNumberでは、その場で必要なロールを補いたいと考えており、実際、幅広い業務に携わることができています。一日のスケジュールはこんな感じです。

09:30 出社 メール&本日のスケジュール確認10:00 定例 全体定例MTG プロダクト/ビジネスメンバー全員でKPIや作業の進捗報告11:00 プロジェクトワーク 顧客向けの提案資料作成12:00 昼食 同じチームのメンバーとランチへ13:00 プロジェクトワーク 顧客向けの技術的な検証(最適なアーキテクチャの検討)15:00 顧客MTG trocco®を用いたソリューションのご提案やデモを披露16:00 プロダクトワーク trocco®の新規機能検証、ソリューション資料のアップデート、技術検証(その他サービスとの組み合わせ検証など)17:00 ビジネス内部MTG 各顧客の状況やアクションの検討18:00 テクノロジーキャッチアップ 界隈の情報(主にデータテクノロジーやデータサイエンス、機械学習まわり)を収集し、検証や自社内のアクションに繋げる18:30 退社

仕事のやり方やアクションについて、大きな裁量を与えてもらえるので、担当内容が広かったり、柔軟に動く必要性が出てきますが、周囲のフォローがあり、かつやりがいもあるので大変さはあまり感じていません。今は特にプロダクトの拡販と実績作り、ソリューションの具体化に力を入れています。

ー担当する業務の面白い点や難しい点を教えてください。

面白い点は3つあります。1つ目は、絶賛、発展途上にある自社SaaSプロダクトを使い倒せることです。2つ目は、プロダクトのターゲットがエンジニアであるため、技術的なキャッチアップを継続的にしなければならないことです。3つ目は、ビジネスを1から10にする役割のため、ビジネスをspreadさせられる点です。難しいのは、顧客と自社がwinwinとなるようなアーキテクチャやビジネスの設計です。ただ、難しいからこその面白さも感じています。

ー確かに、難しさと面白さは表裏一体ですよね。仕事の中で、忘れられないエピソードはありますか?

うーん、まだないので、これからかなと思っています。でも、毎回のTGIF※2は印象的でしょうか!笑

ー笑。これからはどんなキャリアを築いていきたいですか?

プレイングマネジャーとしていつでも動けるようにしつつ、既存のPDMや新規プロダクト構築などにも比重をおいてキャリアを形成したいと思っています。
 まずは、ビジネス的な観点で言えば、売上規模等、スケールの大きいプロジェクトに挑戦したいです。また、テクニカルな観点で言えば、ミッションクリティカルなシステムへのプロダクト導入をやっていきたいです。

ーありがとうございます。最後に岩田さん個人のことをお伺いしたいと思います。プライベートではどんな事をしていますか?

前は良くフットサルをしていたのですが、コロナの影響で今は参加や開催を見送っています。そのかわり、ランニングを定期的に行っています。リモートワークも増えたため、気分転換に良いです。また、リモートワークではいつもより早めに作業を開始・終了して、切り替えを大事にしています。

ーprimeNumberのすぐ側を流れる目黒川添いも、ランニングしている人をたくさん見かけますよね。最後に、個人として大切にしている事はありますか?

インプットとアウトプットのバランスを大事にしたいです。年齢を重ねるにつれてインプットが多くなると、個人としての成長も止まると考えています。インプットしたことは他の人やモノにアウトプットすることを確実に続けていきたいです。

この記事は2020年末頃のインタビューですが、最近では岩田さんはワークショップのサービスを立ち上げたり、横浜国立大学さんで講師を務めていたり、様々な事業・役割へチャレンジされています!自社サービスと掛け合わせて0→1、1→10、どちらにもチャレンジでき、ビジネスを生み出すチャンスがあるのはprimeNumberならではかもしれません。
https://primenumber.co.jp/?p=790


次回は、エンジニア上原さんのインタビューを予定しています。お楽しみに!

※1 「デベロッパーズサミット」の略。
※2 「Thank God It’s Friday」の略。金曜日に、仕事が終わり、週末が来たことを喜ぶ時に使うスラング。primeNumberでは毎月末金曜日に、TG懇親会を開いています。

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