「"支える力"が会社を変える。若手が挑む、選ばれる組織づくり」ものづくりの会社 新発田建設社員インタビュー | 新発田建設株式会社
生産システム室 主任 赤澤 一真生産システム室 主任 坂場 勇希目立つことなく、しかし確かに現場を支え続ける二人の姿勢は、やがて会社全体の未来をも左右する存在になっていく。坂場さんと赤澤さんが見...
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生産システム室 主任 赤澤 一真
生産システム室 主任 坂場 勇希
建設現場の最前線で汗を流す現場監督たち。そのすぐ隣で、見えない場所から現場を支え続ける存在がいる。新発田建設 生産システム室、坂場さんと赤澤さん。地元を愛し、異なるキャリアを経てたどり着いた二人が、いま「次の時代に選ばれる会社」を目指して、現場支援の最前線に立っている。彼らが描く未来、その原動力に迫る。
坂場さんは新発田市出身。幼いころは樹木医を志し、農業高校に通っていたが、高校三年生の時に実家のリフォームをきっかけに建築に興味を持ち、金沢工業大学へ。卒業後に入社した県内の建設会社では、三か月の研修後、いきなり関東の現場に配属された。
「何もわからないっていうのが本当に大変でした」
「休みもなくて、逃げ出したくなって」
過酷な環境に心身をすり減らし、約1年で退職。地元に戻った後は、農業用ドローンのインストラクターやWeb広告の運用など、異業種での経験を重ね、やがて新発田建設の生産システム室に入社した。
一方、赤澤さんもまた新発田市・月岡温泉エリアの出身。高校では土木科に学びつつ、大学では経済学部へ進学。卒業後はホームセンターに入社し、長野の新店舗立ち上げやエリアマネジメントも経験。8年勤めた後、地元に戻る決意をし、新発田建設に営業職として入社。その後、生産システム室へ異動となった。
異なるキャリアを歩んできた二人。しかしいま、新発田建設で「現場を支える」という共通のミッションに向かって走っている。
「現場監督が現場に集中できるように」
これが生産システム室の最大の使命だ。
建設現場では、天候、地盤、資材搬入、職人のスケジュールなど、予測不能なトラブルが日常的に起こる。そんな中、現場監督には書類作成、写真整理、各種提出書類の準備など、膨大な業務も求められる。
坂場さんは、現場監督だった頃を振り返る。「現場が終わった後、書類や写真整理の仕事は夜中に残業してやっていました」昼は現場、夜は事務作業。その過酷さを知っているからこそ、いま現場支援の重要性を強く感じている。
「今はこういうサポートの部署もあって、書類や写真整理の仕事をやってくれる。私のころとは全然違う。そう考えると、昼間は現場に専念できるかな」と語る。生産システム室の仕事は、単なる“事務支援”ではない。現場の緊張感を読み取り、タイミングを合わせて動く“影の現場スタッフ”だ。
建設業界未経験で飛び込んだ赤澤さんは、最初は右も左もわからなかったという。
「現場の知識が、全然追いつかなくて」
「求められていることと、自分ができることのギャップに苦しんでいました」
それでも彼は前向きに、宅建や施工管理、情報セキュリティなどの資格取得に挑戦し、日々できることを増やしていった。坂場さんもその努力を認めている。
「うちの部署は、多分放置されても自分でマネジメントできる人じゃないと成り立たない」そんな環境の中で、赤澤さんは確実に力をつけてきた。
坂場さんは赤澤さんをこう評する。
「彼はすごい。現場経験がない分、めちゃくちゃ勉強してるし、自分で考えながら動いてる」
赤澤さんもまた、坂場さんへの信頼を語る。
「坂場さんは現場目線を持っているから、わからないことも的確に教えてくれる。困ったとき、すぐ相談できる存在です」
互いをリスペクトし合い、高め合う。そんな関係性が、生産システム室という現場支援チームの強さの源になっている。
生産システム室は、単なる裏方ではない。現場監督が本来の役割に集中し、最大限のパフォーマンスを発揮するための「質の高い集中時間」を創り出すプロフェッショナル集団だ。
建設業界は昨今、「2024年問題」とも言われるような、時間外労働の上限規制や人手不足への対応が本格的に求められている。働き方の見直しが急務となる中、坂場さんや赤澤さんのように“支えることで現場を変える”存在は、これからますます重要になっていく。
新発田建設が掲げる今期のテーマは、「次の時代に選ばれる会社になる」。それは社会やお客様から選ばれるだけでなく、“ここで働きたい”と感じてもらえる職場になるという意味も含まれている。
「支援する力」は、単なる補助業務ではなく、現場と組織の未来をつなぐ変革のエンジンだ。静かに、でも確かに現場を支える。その情熱が、次の時代へと新発田建設を導いていく。
そして二人は、さらなる変化を起こすために動き出している。その想いに迫る後編へ続く。
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