整備学校で学び、営業の道に進み、複数の環境を経験したうえで、再び並木盛自動車でのキャリアを形成している。
その歩みの中で見えてきたのは、「売ること」そのものではなく、お客様の納得に伴走することの価値でした。
実績、迷い、そして次の挑戦について伺います。
目次
第1章 高級車への憧れから始まった、営業としての原点
第2章 複数の経験を経て、もう一度並木盛自動車を選んだ理由
第3章 「結果を残すこと」にこだわる理由
第4章 昔の“正解”を、今の“最適解”へ
第5章 AI時代でも、営業の価値はなくならない
第6章 次に残したいのは、自分の数字ではなく、次の世代への土台
編集後記
アルファロメオ新車販売で全国No.1の成績を3年連続で獲得
”成果はお客様からの信頼の証”、と宮内課長は語る
第1章 高級車への憧れから始まった、営業としての原点
ーーー まず、宮内課長の原点から伺わせてください。車に興味を持ったのは、いつ頃からだったのでしょうか。
宮内課長:
子どもの頃からですね。
葛飾で育ったこともあって、身近なところに車文化がありましたし、なかでも高級車に惹かれていました。
純粋に「格好いいな」と思っていたんです。
ーーー そこから整備学校に進まれていますよね。最初から整備の道を考えていたのでしょうか。
宮内課長:
そうですね。
車のことをきちんと学びたいという気持ちがあって、専門学校に進みました。
ただ、実際に学んでみると、実習そのものよりも学科のほうが好きだったんです。
車の仕組みを理解するのは面白い。
でも、毎日整備の現場に立つより、人と話しながら価値を伝える仕事のほうが、自分には合っている気がしました。
ーーー 整備ではなく営業を選んだのは、その気づきがあったからなのですね。
宮内課長:
はい、そうですね。
元々人と話すことが好きでしたし、自分の性格も、どちらかといえば営業向きだったのだと思います。
整備の知識を持ったうえで営業をすることは、将来的にも必ず強みになるとも感じていました。
第2章 複数の経験を経て、もう一度並木盛自動車を選んだ理由
ーーー その後、BMW、並木盛自動車、再びBMW、そして現在の並木盛自動車と、複数の環境を経験されていますが、振り返って、どのようなキャリアだったと感じていますか。
宮内課長:
一言でいうと、「選び直しながら積み上げてきたキャリア」だと思います。
若い頃は、与えられた環境の中でがむしゃらに働いていました。
20歳で入社した頃は、社会のこともよく分かっていませんでしたし、それが当たり前だと思っていた部分もありました。
ただ、外の環境を経験したことで、自分が長く力を発揮できる場所はどこなのか、何を大事にして働きたいのかを考えるようになりました。
ーーー そのうえで、再び並木盛自動車を選ばれた理由は何だったのでしょうか。
宮内課長:
一番大きいのは、「新しい挑戦ができる」と感じたことです。
アルファロメオというブランドに向き合いながら、ゼロに近い状態からどこまで伸ばしていけるか。
そこに強く惹かれました。
もう一つは、並木盛自動車の規模感です。
100年以上続いてきた会社としての信頼がありながら、大きすぎないからこそ小回りが利く。
社長との距離も近く、自分の考えや提案が形になりやすい。
そこは非常に大きいと思っています。
ーーー 大きな組織を経験されたからこそ、見えてきた価値もありそうですね。
宮内課長:
そうですね。
大きな組織には大きな組織の強みがあります。
一方で、現場の判断が施策に反映されるまでに時間がかかることもあります。
並木盛自動車は、地に足のついた経営をしながら、現場の声が届きやすい。
そこは、実際に働いていて強みだと感じます。
並木盛自動車について熱く語る宮内課長
第3章 「結果を残すこと」にこだわる理由
ーーー 宮内課長のキャリアを拝見すると、やはり高い販売実績が印象的です。ご自身は、仕事に対してどのような思いを持って向き合ってこられたのでしょうか。
宮内課長:
どうせやるなら、結果は残したいですね。
もちろん、数字だけがすべてだとは思っていません。
ただ、実績が出ると、自分も前向きになれますし、周囲にも良い影響が出る。
結果が出ることで、次の挑戦にも踏み出しやすくなります。
ーーー 「挑戦」という言葉が、何度か出てきましたがご自身のとっての挑戦とは。なんでしょうか。
宮内課長:
自分の中では、かなり大きいキーワードです。
何もないところからどこまで伸ばせるか、まだやったことのないことにどう向き合うか。
そういう場面に、自然と惹かれるんです。
大げさに言えば、自分なりの仕事の足跡をきちんと残したい、という感覚かもしれません。
ーーー 実績を追うことと、仕事を楽しむことは両立するものですか。
宮内課長:
両立すると思います。
むしろ、結果が出ることで仕事がより面白くなる側面はあります。
もちろん、思うようにいかない時期もありますし、今も課題はあります。
けれど、だからこそ「どうすればもっと良くできるか」を考え続けられる。
そこに仕事の面白さがあると思いますし、何より実績=お客様からの信頼の証、と認識できるところもいいですね。
第4章 昔の“正解”を、今の“最適解”へ
ーーー ここ数年で、お客様との関係づくりや営業のあり方は大きく変わってきたと感じますか。
宮内課長:
かなり変わってきていますね。
以前は、フットワークよく動くこと自体が価値になりやすかったと思います。
資料を届ける、顔を出す、困りごとがあればすぐ動く。
そうした積み重ねが信頼につながってきたのは事実です。
ただ、今は情報の取り方も違いますし、社会の変化とともに会社の仕組みも変わってきてますし、お客様の時間感覚も変わっています。
昔のやり方が、そのまま今も最適かというと、そうではないと感じる場面が増えました。
例えば、当社では今お車の引き取り納車は有料で行っているのですが、以前は無料で行っていました。
働き方改革や更なるお客様へのサービスクオリティの向上を念頭に、お客様に有料化のお話をすると、すんなりご理解・ご納得いただくケースが多かったです。
何より、『そこまでしなくていいよ』と声をかけてくれるお客様も多く、何より感謝しています。
こういう場面でも、実績は信頼の証と感じる場面が多々ありますね。
ーーー ご自身の中でも「変えていく必要がある」と感じておられるのですね。
宮内課長:
はい。
これまで磨いてきたやり方を否定するつもりはありません。
ただ、それをそのまま次の世代に渡せるかというと、難しい部分もあります。
時代に合わせてモデルチェンジしていかないといけない。
今はまさに、その途中にいる感覚です。
ーーー たとえば、どのようなことを見直そうとされていますか。
宮内課長:
慣習として続けてきたことの中に、本当に価値を生んでいるものと、そうでないものが混ざっていると思うんです。
営業活動も同じで、「昔からやっているから続ける」のではなく、お客様にとって意味があるか、今の時代に合っているかを一つひとつ見直したいと考えています。
商談の際は相手に合わせた懇切丁寧な対応を意識している
第5章 AI時代でも、営業の価値はなくならない
ーーー AIやオンライン商談、電子契約などが普及する中で、営業の役割はどう変わっていくと見ていますか。
宮内課長:
情報を届けるだけなら、人が介在しなくても成り立つ時代になっています。
価格、納期、仕様などは、調べればある程度分かる。
そこは間違いなく変わっていくと思います。
ただ、車のような高額商品は、それだけでは決まりません。
最終的に「本当にこれで良いか」を誰かと一緒に確認したい、納得したい、悩む時間そのものを持ちたい。
そういうお客様は、これからも一定数いらっしゃると思います。
ーーー 「悩む時間」に価値がある、と。
宮内課長:
そう思います。
効率だけでいえば、最短で答えに辿り着くのが良いのかもしれません。
でも、すべての買い物がそうではありません。
車や保険のように金額も大きく、選択肢も多いものは、確認しながら決めたい方が多い。
営業の価値は、そこに伴走できることだと思っています。
ーーー つまり、「売る」よりも「お客様の納得感を支える」役割に近い、という理解でしょうか。
宮内課長:
まさにそうですね。
情報が増えれば増えるほど、最後は“誰と決めるか”が大事になってくる。
そこは、人が介在する意味として、むしろ今後も残っていく部分ではないでしょうか。
第6章 次に残したいのは、自分の数字ではなく、次の世代への土台
ーーー 現在は課長として、プレイングマネージャーの立場でもあります。いま一番の課題は何ですか。
宮内課長:
後輩の育成ですね。
社長からも期待されているのはそこだと思います。
ただ、正直に言うと、自分のプレイングに時間を取られてしまい、育成やマネジメントが後回しになりがちなところがあります。
そこは今、一番向き合わなければいけない課題です。
ーーー 販売の再現性を、次の世代にどう渡していくか、というテーマでもありますね。
宮内課長:
そうですね。
ただ、まったく同じ型で育てれば良いとも思っていません。
人と人の仕事なので、同じやり方がそのまま通用するわけではない。
だからこそ、それぞれの強みをどう活かすか、どこを共通の型にして、どこを個性として伸ばすか。
そのバランスを見ながら育てていく必要があると感じています。
ーーー 最後に、この記事を読んでいる求職者の方へメッセージをお願いします。
宮内課長:
もちろん、働くうえで条件面は大切です。
そのうえで、並木盛自動車には、自分の意見が通りやすく、自分のやりたいことを比較的形にしやすい環境があります。
完成された大きな組織の一員になるというより、自分の仕事で会社を少しずつ前に進めていきたい人には、すごく面白い環境だと思います。
挑戦したい方と、ぜひ一緒に働きたいですね!
アルファロメオ葛飾でお待ちしております!
編集後記
今回の取材で印象に残ったのは、宮内課長が過去の実績を語る時よりも、「これからはやり方を変えていかないといけない」と話される時の表情でした。
高い成果を残してきた方ほど、そのやり方を手放すのは簡単ではないはずです。
それでも、時代に合わせて営業の価値を更新しようとしている。
その姿勢に、並木盛自動車という会社の現在地が表れているように感じました。
歴史がある会社には、守るべきものがあります。
一方で、変えていくべきものもあります。
その両方に向き合いながら、自分の仕事で爪痕ではなく“土台”を残そうとしている人がいる。そうした現場があることは、この会社で働くことを考える方にとって、大きな安心材料になるはずです。
「整った場所に入る」のではなく、「変化の途中にある場所で、自分の役割をつくっていく」。
そんな働き方に惹かれる方に、このインタビューが届けば嬉しく思います。