【代表インタビュー】"農業を通じて人を幸せにしたい" 家族から受け継いだ信念が、挑戦へと変わる<前編> | 有限会社 信州ファーム荻原
はじめまして。有限会社信州ファーム荻原の採用広報担当です。この記事は、農業の働きがいや、信州ファーム荻原がどのような思いでお米作りをしているかをお伝えするために作成しています。今回から2回に分け...
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こんにちは。有限会社信州ファーム荻原の採用広報担当です。今回は、信州ファーム荻原が無農薬のお米を多くの方に届けるために、どのような挑戦をしてきたのかを紹介します。
具体的には、このような内容を語ってもらいました。
・より多くの人に美味しいお米を届けるための新しい取り組み
・信州ファーム荻原で一緒に働きたい人
・無農薬のお米を食卓に届けることのやりがい
荻原さんの価値観や、お米作りに対する熱い思いを覗ける記事となっています。ぜひご覧ください。
▲前編を読んでいない方はこちら
信州ファーム荻原では、「農業を通じてより多くの人に幸せを届けたい」という思いで日々お米を作っています。だからこそ、長野県の拠点だけで農業をするのではなく、海外にお米を輸出したり、石垣島で農業を行ったりしているのです。
今回は、その中でも農業の価値観を大きく変えた2つのエピソードをお伝えします。
「美味しいお米を、海外の方にも食べてほしい」
そんな思いから決めた、シンガポールへのお米の輸出。
しかし、いざ輸出しようとしたとき、既存の輸出ルートではどうしてもコストがかかるという実態に直面しました。「海外には日本の農産物を高額で売ってもいい」という価値観が浸透していたのです。私が輸出したかったのは、日本米を高額で販売し、ブランド米を誇りたかったからではありません。流通コストをできる限り抑え、現地で適正価格で販売し、国境の先に住む多くの人に日本の美味しいお米を食べてもらいたかったからです。
「ならば自分で販路を作ればいい」と考え、直接シンガポールのバイヤーや店頭の責任者に会いに行きました。英語を話せるわけでもなく、アポイントが取れているわけでもありませんでしたが、「今飛び込まなければ」という衝動に駆られ、無我夢中に動き回りましたね。
ただ、実際に現地に足を運ぶと「約束もしていないのに、なぜあなたと話さなければいけないの?」「帰ってくれ」と平気で言われ、心が折れかけたこともありました。しかし、それでも足を止めずに行動し続けた結果、なんとか繋がりができ、コストを抑えてシンガポールの伊勢丹にお米を輸出できるようになったのです。
25歳のころ、横のつながりを深めるため「全国農業青年クラブ連絡協議会」に入会しました。その後、29歳で会長に就任。1万2000名もの会員を抱えていたので、「せっかくだから面白いことがしたい」と私のチャレンジ精神に火が付きました。
当時、世の中では農業ブームが謳われていましたが、実際は若い人が少なく危機的状況でした。しかし、私の周りの若者は活気にあふれており、農業で大きく収益化している人も大勢いました。そこで、日本中で活躍する農家の方々を発信していきたいと考え、『Agrizm』という農業雑誌を発刊することになったんです。
私は『Agrizm』の編集長を務め、ホリエモンこと堀江貴文氏や、渡邉美樹氏との対談なども行いました。農業に関する新たな価値観を広げることができ、感じたことのない緊張感は非常に有意義な時間でしたね。
このような活動から、全国農業青年クラブ連絡協議会の知名度は上がりましたし、まさに日本の農業界を牽引している感覚がありました。そして何よりも、挑戦することで受けられる責任と刺激が、さらに自分自身を成長させたのです。
これ以外にも、農業携帯ゲームの会社を立ち上げたり、無農薬の大規模化に取り組んだり、ECサイトでの販売をしたりと、本当に様々な取り組みをしてきました。
ここまでご覧になりご理解いただけた方も多いかとは思いますが、私にはやりたいことが山ほどあります。ただ、それを全て叶えるにはまだまだ仲間が足りません。ですので、私たちの理念や想いに共鳴し、共に挑戦してくれる仲間を増やしていきたいのです。
しかし、会社が目指す姿を叶えることだけにやりがいを感じてほしいのではなく、みなさんが抱いている夢も叶えてほしいと考えています。一緒に働く仲間が思い描く理想を叶えられたなら、それ以上に嬉しいことはありませんから。信州ファーム荻原で働くことで、一人ひとりの人生が幸せになるきっかけが作れたらいいなあ、なんて思っています。
農業の経験がなくても「当社で挑戦してみたい」という気持ちがある方には、どんどん活躍してほしいです。もちろん、私たちが誠心誠意ノウハウをお伝えするので、ご安心ください。実際に当社のメンバーのほとんどが農業未経験でしたが、今ではやりがいを持って働いてくれています。
これからの課題としては、やりたいことがたくさんあるにもかかわらず、無農薬の大規模化や高品質なお米をお届けすることに手一杯になっていることです。
実は、2023年に事業の一環として石垣島での農業も始めました。石垣島はお米の収穫時期が日本で最も早い地域なので、丹精を込めて作り上げた新米をどこよりも早く出荷できるのが魅力なんです。そのため、従業員に石垣島に常駐してもらい、販売店を作りたいと考えています。既に家も店舗も借りているのですが、仲間が足りていない状況で...。誰が行こうかと本当に困っています。
しかし私は、石垣島で販売店を運営する夢を、どうにか現実にしたいのです。
ですので、私たちの思いに共感し、楽しんでチャレンジしてくれる方に、ぜひとも仲間になってほしいと思っています。
私は農業を、ある意味インフラだと思っています。日本人が生きていくために欠かせない重要な基盤ですよね。
例えば水道なら、日本のどこで誰が蛇口をひねっても、安心して飲める水が出てきます。でも、実際に水道を利用している人は「誰がこの水を作っているか」なんて知らないでしょう。しかし、「すべての日本人に安全な水を届けたい」とプライドを持ち、神経を注いでいる人が絶対にいるんです。
炊飯器も同じ。炊飯器には早炊きモードや炊き込みモードがあり、私たちは当たり前のようにお米を炊いています。しかし、日本のどこかで血のにじむような研究をしている人がいるはずなんです。必要な水の量から炊き加減まで毎日研究を重ね、その結果、日本中で美味しいお米を食べられるようになりました。ただ、水道と同じで、どこの誰が作ったのかは分からないですよね。
私は、それになりたいんです。
お米は、日本の食卓に当たり前のように並ぶ食材です。品種もたくさんあるので、山積みにされている商品の中から、なんとなく当社のお米を買ってくれる家庭もあるでしょう。そんな風に食卓に並んだお米を、子どもたちはほっぺいっぱいにほおばって、おかわりしてくれて。「いっぱい食べたね。美味しいね」って食卓が笑顔になって。
誰に感謝すべきか分からない。でも、感謝していないわけではない。当たり前にそこにある幸せを、提供する1人になりたいんです。だから、いつまでも規模拡大をし、1人でも多くの人に「当たり前の幸せ」を届けられるよう、私は挑戦し続けます。
荻原さんが「一人でも多くの人に幸せになってほしい」という思いで取り組んできた事業について、理解が深まったのではないでしょうか。荻原さんは今後、以下のことを目指しています。
・1人でも多くの人にお米を提供するため、規模拡大や新たな挑戦をし続ける
・石垣島での栽培・販売店を運営する
・信州ファーム荻原の理念に共感し、新しいことに挑戦する人と働きたい
・一緒に働く仲間が思い描く理想を叶えてほしい
「新しいことにチャレンジする農家で働いてみたい」「自慢のお米を多くの方に届けたい」という方は、一度カジュアルにお話しませんか?
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